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衆議院=小選挙区比例代表制
小選挙区制(個人に投票、1つの選挙区から1人の代表を選ぶ)
比例代表制(政党に投票、その投票数ごとに当選者を決める)
参議院の選挙は、都道府県単位の
「選挙区選出議員」+「比例代表選出議員」

は、何となく分かるんですけど、結局、小選挙区比例代表制や「選挙区選出議員」+「比例代表選出議員」は、どういう意味でしょうか?

A 回答 (1件)

最初に断っておくと、


参議院も「大選挙区比例代表並立制」と言うと、頭が混乱するでしょうか?
今の日本は、衆議院も参議院も、大して選出方法に変わりはないんですよ。

衆議院は「小選挙区」と全国ブロック別の「比例区」の2票を行使します。
このときに小選挙区で当選した議員が「選挙区選出議員」、比例区で当選した議員が「比例代表選出議員」です。
今の共産党の代議士全員は、比例代表選出議員です。
鈴木宗男氏は比例区(自由民主党・北海道ブロック)選出、辻元清美氏は大阪10区(小選挙区)選出でした。

参議院も「(大)選挙区」と「比例区」の2票を行使して、選挙区選出議員と比例代表選出議員を決めますね。
ただ、両者で違いがあるのは、衆議院選挙は両方に立候補できるのに対し、参議院選挙はいずれか一方にしか立候補できない、という点です。
衆議院選挙で小選挙区で落選しても、比例区で当選することがあります。
これを「復活当選」と言います。
詳しくは、市区役所や町村役場にある選挙のパンフレットを参考にするとよいでしょう。

ちなみに、小選挙区比例代表制には「並立制」と「併用制」があり、前者は両方がほぼ独立した形で選挙を行ないます。これに対し、後者は、比例代表の得票に基づいて議席を決めていきます。その際に、選挙区でも選挙を行ない、そこで当選した議員を優先的に当選させます。
政党本位で、民意を反映しやすい半面、小党分立を促したり、無所属議員に不利になったり、定数オーバーになることもあります。
並立制は日本、併用制はドイツが代表国です。

単純小選挙区制(アメリカ、イギリス下院)のほかにも、小選挙区2回投票制(フランス)とかあって、ややこしいですね。
2回投票制にすると、比例区と同じように小党分立の可能性が高くなるんですよ。
選挙制度の本でも読んでみるといいかな、と思います。
小林良彰『選挙制度』(丸善ライブラリー)なんてあったかな、と思います。
石川真澄さんの選挙に関する本(特に『戦後政治史』岩波新書)と併せて読んでみて下さい。

いい解説を載せてる参考URLがあればいいんですけど、下のものぐらいしかありませんでした。
解説を載せない総務省(http://soumu.go.jp/)や明るい選挙推進協会(http://www.akaruisenkyo.or.jp/)も不親切ですね。

詳しくは、お住まいの市区役所や町村役場に行くと、資料をもらえるかもしれません。

調べた後で、何か分からない点があれば、補足を下さい。追って解説できると思います。

参考URL:http://www.sankei.co.jp/databox/government/1209s …
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この回答へのお礼

詳しくどうもありがとうございました。
印刷して、何度も読みやっと理解できました。
本も読んでみたいと思います!

お礼日時:2002/06/22 14:09

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