土の肥沃性について考えている時に少し疑問に思うことがあったので
質問させてください。
よく「エジプトはナイルの賜物」という言葉を聞きます。
ナイル河が毎年氾濫を起こし、肥えた土を下流に広げたことが
エジプト繁栄のもとだ、というような意味合いだと思うのですが。
ずっと昔に栽培されていた栽培作物は、野生型で、
身長がむちゃくちゃ高かったのではないでしょうか?
こんな身長が高くなる品種を、肥沃な土地に植えたら
高くなりすぎて倒伏害などが起こってしまうのではないでしょうか?
肥沃な土地と聞くと、なんか良い土地っぽいイメージがあるのですが
昔は肥沃すぎても問題あったんじゃないかな~と考えたりもします。
って考えると、土の肥沃性ってのは?
何を基準にして肥沃といえるんだ?などと考えてしまいます。
妙な考え方だとは重々承知の上ですが、
何か意見等ございましたら、教えていただきたく存じます。
よろしくお願いします。
A 回答 (7件)
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No.1
- 回答日時:
肥沃な土とは作物が良くできる土なので、作物が良く
できるかどうかで肥沃かどうかの基準とすればいいと
思います。
また、土壌肥沃度は、主として土壌の養分供給力の大
小を指しますが、当然、栽培する作物との相性や土壌
養分間のバランスが重要です。
回答ありがとうございます!!
>肥沃な土とは作物が良くできる土なので、作物が良く
>できるかどうかで肥沃かどうかの基準とすればいいと
>思います。
屁理屈っぽいことを承知で言うのですが、
例えばむちゃくちゃ貧栄養な土でも、それがある作物にとって
良い環境であり、高収量が期待できるのであれば
「肥沃である」と言えるのでしょうか?
No.2
- 回答日時:
土壌肥沃度の定義は「温度その他の条件が好適な場合に、ある植物の生育に適した物質を、適量、かつ適当なバランスをもって供給する土壌の性質」です。
植物が高くなりすぎて倒伏害が出るのは、窒素過多の状態です。河の氾濫ではそこまで窒素分は増えないと考えられます。
ちなみに、魚カスなどをお金で買って肥料にし始めたのは、日本では江戸時代からです。それまでは肥料といえば堆肥、厩肥、草木灰ぐらいのものかと思います。
No.3
- 回答日時:
むちゃくちゃ貧栄養な土を肥沃と言うのは感覚的には
言いにくいのですが、言われるように、その土の肥沃
度がその植物に最適の条件なら、「その植物にとって
は十分肥沃である」とは言えるのではないでしょうか。
No.4
- 回答日時:
>例えばむちゃくちゃ貧栄養な土でも、それがある作物にとって
良い環境であり、高収量が期待できるのであれば
「肥沃である」と言えるのでしょうか?
マメ科の場合そういったこともあるかと思いますか、普通は穀物で考えると思います。
回答ありがとうございます!!
>マメ科の場合そういったこともあるかと思いますか、普通は穀物で考>えると思います。
つまり、一般的に言われる「肥沃な土」とは、
穀物にとって、適当な土壌である、という考え方で良いという
ことでしょうか?
No.5
- 回答日時:
>つまり、一般的に言われる「肥沃な土」とは、
穀物にとって、適当な土壌である、という考え方で良いという
ことでしょうか?
そうなると思います。特に麦、米、とうもろこしでしょう。
No.6
- 回答日時:
古代エジプトの主要農作物を壁画や現在の食生活から推定すると、キュウリ、レタス、タマネギ、ブドウ、イチジク、ビール用の麦そしてレンズ豆とエンドウなどの豆類と考えられます。
多肥料を要求しないが収量も高くなかったでしょう。また、野生種ではなく初歩的に選抜された系統が使われていたと思われます。次に米と同様に化学肥料や魚粕など金肥が使われる以前、育種が進んでいないこともあり、農作物の収量は今の半分以下、おそらくは1/3程度と想像されます。
これらの前提から、あまり肥料分を要求しない作物に最低限の収穫を保障する肥料分を毎年供給してくれるナイルの氾濫は、古代エジプトの経済を支える大切なものだったと考えられます。ましてやナイルから少し離れた地域は不毛の砂漠なのです。
メソポタミア、インド、中国など文明には、他の地域よりも水に恵まれた肥沃な農地が必須であり、その1つがナイル下流と考えれば良いのではないでしょうか。
他の地域よりも水と肥料分に恵まれている、それがこの時代の肥沃な土壌でしょう。参考に、土壌中のカビ・細菌には少量ですが空気中の窒素を土中に固定する作用があります。
No.7
- 回答日時:
古代、「肥沃な」と言ったら、窒素分が多く含まれた土壌のことではないでしょうか。
質問者様の
>高くなりすぎて倒伏害などが
とのご心配は、すでに多くの肥料成分が投入された、「熟畑」しか使ったことがないから、そのような発想が出てくるのだと思います。
現代のように、合成アンモニアをもとにした窒素肥料が自由に使える状況とちがう時代では、土壌中の有機物の含量こそ、「肥沃」の根源であると思っています。
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