プロが教えるわが家の防犯対策術!

ものすごく基本的な質問で申しわけないのですが…企業の求人票に
記載されてある、社会保険完備とは、厚生年金、健康保険、雇用保険、労災保険でいいんですよね…?。この四つの保険に加入することによって、一体どのようなメリットがあるか、自分では理解しているようで、いまいち理解していない状況です。どなたか個々に詳細に説明してくれる方いらっしゃいましたら
よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

 こんにちは。

社会保険という言葉はいろんな意味で使われているので、関心がある先にはきちんと問い合わせた方がよいです。確かにその4制度を総称して、社会保険完備と表現する求人報告も多いのですが、政府の用語で「社会保険」とは、主に年金と医療保険のことです。

 労災は事業を営むものはすべて入らないといけません。保険料は事業主負担で、従業員は負担なしです。ところがこの保険料負担から逃れるために労災の届出をきちんとしていない会社もあるようなので、一応、確認は必要です。仕事が原因で怪我をしたり病気になったときに、基本的には全額政府の負担でいろいろな支援があります。

 健康保険はこれと反対の原因、すなわち仕事以外の原因で怪我や病気になったときの医療保険で、通常、病院での自己負担は3割です。労災以外の3制度は、その保険料を会社が半分、個人が半分負担します。健康保険がないと、個人で市町村などの国民健康保険に入ることになり、保険料は全額自己負担です。手続きも自分でやらなければなりません。

 年金もこれと似ていて、厚生年金があれば保険料は半額を会社が負担しますし、一方で個人が入る国民年金は全額自己負担です。ただし誤解が多いのですが、厚生年金は保険料率が非常に高いので、単純な比較はできません。もちろん払った額に応じて、自分が受給するときの年金額が変わります。

 厚生年金と健康保険は届出や納付の手続きを、すべて会社側がやってくれるので楽と言えば楽です。でも、他人任せにしているだけだと、昨今の年金問題のようなことにもなりかねない、ということがわかりましたね。

 雇用保険も保険料は労使で半額づつ負担します。雇用保険は失業保険という昔の名前で呼ばれることが多いのですが、失業のときばかりではなくて、育児介護休暇や教育訓練にも資金的な支援があります。なかなか味わいのある制度なので、勉強されてみると良いです。

 一つ注意しないといけないのは、その4制度が完備されている会社であっても、労働条件によっては必ずしもその恩恵に預かれるかというとそうでもありません。

 例えば、雇用保険は週の労働時間が20時間未満の人は保険の対象外です。保険料を払わずに済みますが、失業しても手当はありません。年金や健保にも似たような例外がありますので、特にフルタイムでなかったら要注意です。

 それに、社会保険は名前のとおりすべて「保険」ですから、火災保険やガン保険と同じで、その事故が発生しなければ当然ながら掛け捨てになります。少なくとも長生きすれば老齢年金だけはは何とかなりそうですが、健康で安定した社会人生活になればなるほど、現役時代の持ち出しの方が多くなります。これは仕方がないですね。
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この回答へのお礼

お忙しいとこ、質問に答えていただきありがとうございました!!
大変参考になりました!また機会があればよろしくお願いします!

お礼日時:2007/06/16 23:56
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