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A社の製品をB社が代わりにC社へ販売して、
最終的にはC社に対する売掛はA社とする場合
(B社のC社に対する売掛はA社となりB社は債権なし)
A社、B社、C社にはそれぞれどんな仕訳が起きるのでしょうか?
そもそもありえない取引な場合はその理由を教えて下さい。

仕訳は下記であってますかね?
1.販売時
<C社>
販売時:製品仕入 / 買掛金(B社)
<B社>
販売時: C社への売掛金 / 製品売上

2.債権がB社からA社に変更された時の仕訳としては。。。
<B社>
販売時:未払金/C社への売掛金
<A社>
販売時:C社への売掛金 /未収金

3.債権の回収時(銀行に入金を想定)の仕訳としては
<C社>
入金時:買掛金(B社) / 当座預金
<A社>
C社入金後:当座預金/売掛金(C社)

上記仕訳の他に、売原の管理はどんな感じになるのでしょうか?

A 回答 (3件)

ご質問されてから、1週間が経ちましたね。

...解決しそうですか?
できれば、私の回答も、学習の参考にして頂ければ...。と願ってます。

>A社の製品をB社が代わりにC社へ販売

質問者様が提言された取引は、簿記上では、“特殊商品販売”と呼ばれます。

自分の商品を他人に預け、自分名義で代理販売してもらうのが、委託販売。
⇒この場合、委託販売を行なうのは、A社です。

他人の商品を己が預かり、他人名義で、代理販売してあげるのが、受託販売。
⇒この場合、受託販売を行なうのは、B社です。

登場人物は、販売委託者(A社)・販売受託者(B社)・お客様(C社)の三者です。

簿記上の債権とは、主に、受取手形・売掛金です。(売上債権)
ちなみに、債務は、主に、支払手形・買掛金です。(仕入債務)

委託&受託販売では、法律上の販売名義が、第三者に移るわけではなく、
本人所有の販売商品を、他者が代理販売し、販売手数料を授受する取引です。

また、商品に係る債権は、商品所有者本人、ご質問の場合、A社のものです。
理由は、上述の通り。見た目では、他の誰が、商品販売を引受けようが、
あくまで、本人の名において、商品販売を行なう販売形態だからです。

売上原価(費用)は、売上高(収益)に対応発生するものです。
上記説明の繰り返しになりますが、
商品を売るのはB社でも、A社の名前で販売するわけです。
では、この場合、売上原価と売上高は、どの会社にかかるでしょうか。

受託販売を行なったB社は、その販売手数料をA社から受取れるだけ。
あくまで、売上高を計上できるのは、B社ではありません。A社だけです。

よって、売上原価も、商品所有者である委託側、すなわちA社にあります。
また、委託販売では、商品原価に加え、
「諸掛」の名前で、受託販売側から報告される「売上計算書」記載の数字も、
売上原価の一部として、算入される場合があります。

委託販売・受託販売取引の仕訳を、時間の流れに沿い、記載します。
質問者さんのお手許にある問題と、照合させて下さい。

ここでは、用語に馴れて頂くため、わざと、固有名詞は出さずに、
委託側・受託側と表現しています。(読みにくいでしょうけれど...)
{ }書きは、勘定科目の性質を示しています。


◆◆◆例題◆◆◆


委託者は、受託者に、商品(原価\90,000・売価\150,000)を、発送。
(発送運賃は、ここでは省略。)

【委託側の処理】
積送品 {資産} 90,000 / 仕入 90,000  ←☆委託販売を認識する仕訳☆


受託者は、委託者から、商品(原価\90,000・売価\150,000)を、引受。
引取運賃\15,000と、倉庫保管料¥5,000を、現金支払い。

※商品(原価\90,000・売価\150,000)の移送では、受託側の仕訳なし。
 商品は、一旦、受託者のもとへ移動しただけ。所有権は、委託側。
 よって、簿記上の仕訳取引となるのは、
 受託側が、委託側に代わり、立替払いする引取運賃と、倉庫保管料のみ。
   ↓
【受託側の処理】 
受託販売 {立替金} 15,000 / 現金 15,000
保管料         5,000 / 現金 5,000


受託側は、商品を、お客様に、売価\150,000で現金販売。

【受託側の処理】 
現金 150,000 / 受託販売 {預り金} 150,000


受託側は、次の売上計算書を、委託側に送付し、
委託側は、その売上計算書を、受取った。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

  《 売上計算書 》
 -----------------
   ○年○月○日

売上高・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・150,000
(積送諸掛)
引取運賃・・・・・・・・15,000
 保管料・・・・・・・・・ 5,000
販売手数料・・・・・・10,000      30,000
------------------------------------
差引手取額               120,000

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


【委託側の処理】
積送売掛金 120,000 / 積送品売上 150,000
積送諸掛  30,000 /
仕入 90,000 / 積送品 {資産} 90,000 ←☆委託販売完了、上記仕訳取消☆

【受託側の処理】
受託販売 {立替金}  5,000 / 保管料 5,000(委託者本人負担の費用ゆえ)
受託販売 {未収金} 10,000 / 販売手数料 10,000(受託者の収益)


受託側は、委託側に、上記計算書手取額\120,000を、現金支払い。

【受託側の処理】
受託販売 120,000 / 現金 120,000


委託側は、受託側から、上記計算書手取額\120,000を、現金受取り。

【委託側の処理】
現金 120,000 / 積送売掛金 120,000 

以上、取引終了。

この回答内にて、不行き届きな点が有れば、
ご遠慮なく、追加説明を要求してください(*^^*)。
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簿記2級の範囲になりますね。


積送品という勘定科目が出てきます。
一度ご確認ください。
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委託販売・受託販売を勉強されたら良いと思います。


債権の変更という取引は存在しません。
頑張って下さい。
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