経済学初学者です。
余暇の価格とは何でしょうか。
よく、余暇の「相対」価格と書かれているのですが、
この相対とは何に対する何の価格でしょうか。
例えば、よくコーヒーと紅茶の例を取り上げて、
昨日: コーヒー1杯500円、紅茶1杯500円
今日; コーヒー1杯500円、紅茶1杯100円
だとして、
紅茶の価格が500円から100円に低下したことで、
コーヒーに対する紅茶の価格(相対価格)が
(500/500)=1 から (100/500)=0.2へ低下したと
表現されていますが、これだときちんと~に対すると書かれているので、よく分かります。
しかし、余暇の場合にはさっぱり分からないんです。
余暇の相対価格とは何の何に対する価格なのでしょう?
また、余暇の相対価格は機会費用と等しく、さらに機会費用は名目賃金率と等しいと書かれていたのですが、これはホントですか?
余暇の「価格」ではなくて「相対価格」が機会費用なのですか?
経済学の知識をお持ちの方どうぞよろしくお願いします。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
それは「労働することで得られる賃金を使って購入される消費財」に対する相対価格と考えるべきでしょう。
今、個人はモノを消費することと余暇を過ごすことによって効用を得られるとします。
ここで消費というのは、労働することで得られた賃金を使ってモノを消費するのですから、消費の価格というのはすなわち(名目)賃金と等しいということになります。
例えばもし賃金が時給1000円だとして、8時間働いたとすると、8000円分の消費ができますね?
それに対して余暇というのは一時間(当然ですが)何円という風に絶対価格をつけることができません。
ですから余暇の価値を表すときには、余暇を過ごす代わりに労働することによって得られたであろう賃金(すなわち機会費用)との相対価格をつけるしかないわけです。
例えばあなたが一日のうち8時間を余暇に充てたとしましょう。賃金は上と同じで1000円とします。
するとあなたは(その時間を労働に充てていれば得られたであろう)8×1000=8000円よりも余暇を選んだことになりますよね?ということはあなたは余暇を1時間過ごすために1000円を支払ったと考えることができます。
ここまで理解できれば、「余暇の労働(消費)に対する相対価格は機会費用に等しく、さらに機会費用は名目賃金率に等しい」ということが実感できるのではないでしょうか。
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