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先日、ロンドン&パリを駆け足で1週間旅行してきた者です。スケジュール的にはかなりタイトな旅行だったのですが、信じられないくらい順調にスケジュールをこなし、私たち的にはマストな場所は全部回れました。

ここで、感想&質問です。

<ロンドン編>
最初にロンドンに早朝に着いたのですが、ホテルチェックインの前でしたので、荷物だけ預けて観光だろうなぁと思ってたら、フロントの人が「部屋が空いてるのでインしていいよ。あと、おなかすいてる?」と言ってくれました。「今、食べていいの?!」と聞くと「why not?」とニッコリしてくれました。朝食は泊まった翌日からと思ってたので、嬉しかったです。雨でびしょぬれで空腹でしたし。部屋で濡れた服を着替えて、朝食を頂き、それからロンドン観光出来ました。
あと、ロンドン在住の日本人の方とかに「道お困りですか?」とか教えてもらったり、外国(多分どこかヨーロッパ)の観光の人に道を聞かれて、余ってたマップを上げて道も教えて上げたらとても喜ばれたり。ブリティッシュミージアム近くで英国人に道を聞いても、とても紳士的でやさしかったです。イギリス人が観光客に対して、また、観光客同士の交流も楽しかったです。

<フランス編>
エッフェル塔や凱旋門、モンマルトル・・・書ききれないくらい、すばらしい観光地があるのに、チケット売り場の人はどこでもチケット投げるし、目も合わさない。プレゼント用の簡単なプラスティック製の箱に入ったマカロン詰め合わせを買ったのですが、紙袋はおろか、ビニール袋にも入れてくれない、裸のまま(環境の為に包装を節約してるという風でもなさげでした)。エッフェル塔で記念写真を撮ろうとしてると、カメラの前に出てきて邪魔をするフランス人。北駅からドゴール空港に行く時、RERのチケット売り場を聞いても、黙って指で指す(上の階)とか・・・。駅でたらいまわしにされてチケットがなかなか買えませんでした。チケット売り場にやっと着いても、長蛇の列。なんか、ひとりひとりのフランス人がチケットブースでいちいちごねてて、チケット買う順番の回転が悪くなってたようです。あと、いろいろと、フランス人って・・・冷たい、上から目線、だらしない、めんどくさそう・・・と思いました。(一応、どこでも「ボンジュール、メルシー、オルヴォワー」は行ってましたが)

でも、フランス旅行が楽しくなかったという意味ではありません。旅行イコール勉強だと思ってます。ロンドン、フランスとも最高に楽しかったのにはかわりありません!

ただ、「どうしてこんなに、イギリス人とフランス人は違うの?」て、逆に面白く感じたからです。同じように感じた方や、両方の国民性に詳しい方のお話が聞きたいです。

A 回答 (6件)

はじめまして。



現在はフランスに長く在住していますが、英国にも数年住んでいましたので、ご参考までに回答させていただきます。

ご質問1:
<どうしてこんなに、イギリス人とフランス人は違うの?>:

1.人種、歴史が違います。イギリス人はゲルマン系で、フランス人はラテン系です。イギリス人はフランスが好きですが、フランス人は(一般に)イギリスとイギリス人が嫌いな人が多いようです。

2.両国に暮らしてみると、その違いは歴然とわかります。それは、人種だけでなく、社会、気候など、いろいろな要因がその違いを作り出しているように感じます。


ご質問2:
<ロンドン編>~ブリティッシュミージアム近くで英国人に道を聞いても、とても紳士的でやさしかったです。イギリス人が観光客に対して、また、観光客同士の交流も楽しかったです。>

1.観光客には優しいです。

2.旅行、短期滞在、長期滞在、仕事での駐在などによっても、イギリス人に対する印象はいろいろ変わってくると思います。

3.大学院留学経験では、成績を争う学生同士、ライバル意識から情報を提供しない、抜けがけする、間違った情報を与えるなど、策略的な小賢しい頭の働かせ方をするイギリス人が結構いました。利益を争う職場の同僚同士も同様です。

4.長期留学の前、学生時代に英国へ短期留学もしたことがありますが、ホームステイ先の家庭は、英国では低所得家庭がお小遣い稼ぎにする仕事なので、暖かい歓待、といった印象ではありませんでした。

6.また、イギリス人は薀蓄たれで視野が狭いなと感じることもありました。つまり、自分の関心のあること以外、上も下も右も左も見ない、狭視覚的なものの見方をすると感じていました。
例:
某有名大学の英人学生の弁「日本?興味ないから行くこともないな」

7.そういった点では、フランス人は、イギリス人に比べると単純で素直だと感じます。


ご質問3:
<フランス編~紙袋はおろか、ビニール袋にも入れてくれない、裸のまま~>

1.フランスパンも、そのまま手渡しが、小さな巻き紙を添える程度です。フランスパンが剥き出しの、パリらしい紙袋の風情も実を言えば不潔なだけなのです。日本のフランスパン用の長い紙袋が懐かしいです。食事だけに限らず、フランス人の衛生観念は、日本人の半分ぐらいだと思います。むしろ日本人が過剰といって笑います。

2.食べ物に限らず、余程の老舗でなければ、プレゼントの包装なんてものもクリスマスシーズンしかありません。それも包装の訓練も受けていないから、包み方が下手です。自分で包装した方がまだましです。

3.スーパーではレジは入れてくれません。自分で入れます。環境対策から、ビニール袋のないスーパーも増えています。よく行くカルフールには、予め大き目の袋を2~3枚用意しておきます。

4.フランス人は無駄な包装に、日本人が抱くような美意識を感じていないようです。ですから、クリスマスプレゼントなどを開ける際でも、日本人のように丁寧に包みを開けるのではなく、ビリビリ破きまくります。


ご質問4:
<カメラの前に出てきて邪魔をするフランス人>

1.日本人にちょっかい出すのが好きな、不良少年達は多いです。住めばいやな目にあうことも沢山あります。

2.仏人の夫が初めて東京に来た時、ミニスカートをはく少女達など、渋谷のファッションに驚いていました。と同時にそんな自由なファッションが楽しめる東京を絶賛していました。パリでは、そんな格好の女の人はすぐに不良少年達にからかわれ、不快な思いをするからです。


ご質問5:
<空港に行く時、RERのチケット売り場を聞いても、黙って指で指す(上の階)とか・・>

1.こちらは客は神様ではありません。客のために「働いてやっている」と思っていますから。

1.労働者は客より「上」なのです。例えば、売り子に落ち度があって、客が売り子などに文句を言おうものなら、責任者がとんできて、売り子をかばいます。決して店の責任にはしませんし、もちろん謝罪もしません。「言い訳」が際限なく続きます。


ご質問6:
<チケット売り場にやっと着いても、長蛇の列。なんか、ひとりひとりのフランス人がチケットブースでいちいちごねてて、チケット買う順番の回転が悪くなってたようです。>

こんな風景は日常茶飯事です。フランスに住む日本人の苦労がわかってもらえるでしょうか(笑)?

要領は悪いし、手際もよくありません。これはスーパーなどのレジでもよく見かける光景です。彼らは、限られた労働時間をできるだけ労働量を消費しないよう、給料に合わせてマイペースに仕事しているのです。余計なエネルギーを労働に使うのは、彼らにとってもったいないのです。


ご質問7:
<フランス人って・・・冷たい、上から目線、だらしない、めんどくさそう・・・と思いました。>

おっしゃる通りです。最初にフランスに来られた旅行者は、一様に同じような感想を抱くようですね。私も初めてパリ旅行した時は、同じような印象を抱きました。でも、それは印象ではなくて、今でも実感する事実なのですから、どうしようもありません。汚いものには蓋、真似をしなくていいものです。

先の質問でも答えましたが、フランスで体験された不快な、信じられない出来事は、フランスでは日常茶飯事なのです。そのギャップから精神的に参る日本人も多く、「パリ症候群」といわれる心の病もあるほどなのです。

ちなみに、「なぜフランス人の働きぶりはこうなのか」という点について、理由の一部は以下の通りです。
1.安い月給。20年前からあまりupしていません。
2.それなのに物価は上がる一方。ユーロの以上高値も、フランス人の生活を直撃。
3.なんといっても高い税金。所得の半分以上は税金に消えます。高所得者は税金対策に必死です。
4.どの職種も給与などの労働条件の改善を求めてストするので、労働サイクルが悪く、経済効率もよくありません。こちらでは、警察、医者、看護婦、教師、生徒、公共交通、などがストで営業ストップもしばしば。

などなど悪いことを挙げればきりがありません。


長々と、英国・仏国のマイナス面を強調しましたが、勿論いい面もありますので、うまく適応してそれなりに楽しいフランス生活を送っております。結論としては、イギリスもフランスも、また日本や他の国も、旅行だけではその国の一部しか覗き見ることができず、全てを語ることはできないということです。

でも、最初の印象は大事ですから、その意味ではフランスはイギリスより損していますね(笑)。フランスは、観光客にサービス・笑顔を振舞わなくても、世界一の観光大国の座は揺るぎありませんから、努力もしなくていいのでしょう。歴史=過去にあぐらをかくフランス人、その姿勢が現在のフランス社会の不安の種となっているのです。

長々と失礼しました。以上ご参考までに。

この回答への補足

詳しくありがとうございました。

>1.観光客には優しいです。

観光客にさえ優しくないよりはいいです(笑)

>3.大学院留学経験では、成績を争う学生同士、ライバル意識から情報を提供しない、抜けがけする、間違った情報を与えるなど、策略的な小賢しい頭の働かせ方をするイギリス人が結構いました。利益を争う職場の同僚同士も同様です。

そういうことをされるとハラがたつし嫌ですが、そういう世界?みたいなのも含めて、イギリスには興味がありました。笑ってるけど・・・みたいな。スティングのイングリッシュマン・イン・ニューヨークみたいな・・・。デヴィッドボウイの大ファンですし、陰と陽では、陰の世界観にあこがれるところがあります。
だから、後の国のように、ストレート!にブスッとされると、なんかズッコけてしまって、(^^;。両国勉強になり楽しい旅行でした!

><フランス人って・・・冷たい、上から目線、だらしない、めんどくさそう・・・と思いました。>
>おっしゃる通りです。最初にフランスに来られた旅行者は、一様に同
>じような感想を抱くようですね
>でも、最初の印象は大事ですから、その意味ではフランスはイギリス
>より損していますね(笑)。フランスは、観光客にサービス・笑顔を
>振舞わなくても、世界一の観光大国の座は揺るぎありませんから、努
>力もしなくていいのでしょう。

たくさん引用>させて頂きました。私の下手な質問の仕方や補足より、かなり的確に文章に集約していただいたからです。まったく、そう思いました。
また書きますが、フランスが嫌いとうい意味ではありません。「イギリス人と超違う!あははは。」って感じた程度です。両方の国ともとても楽しかったです。行けるならまた行きたいです。

補足日時:2007/10/02 00:07
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 昨年、日本を訪れたフランス人学生の団体を案内したことがあります。


彼らはフランス人には珍しく、きれいな英語を話しました。

 その彼らに「 ボクの身内がパリでずいぶんイヤな思いをしたんだよ 」と
話したら、「 それはすまなかった。でも、パリはフランスでも特別なんだ。
ボクらフランス人でさえ、パリでは嫌な思いをすることがある 」と謝って
くれましたよ。自国民にさえ嫌われるパリジャンって、スゴイですね(笑)。

この回答への補足

ご回答ありがとうございました。

いやぁ~、思わずわらっちゃいそうな話ですね(^^;
パリの人はなんというか、クセの強い味のある人々でした(笑)
もしいけるものならまた行ってみたいです。今度はもうちょっと田舎とか。

補足日時:2007/10/06 01:46
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余談ですが


フランスとパリは別モノ、とよく言います。
それは人の性格も一緒。
地方のフランス人は、パリとは違い基本フレンドリーで優しいです。
パリは特別。短い期間行った人には、確実に悪い印象も与えてしまいます。が、やっぱ長くいると人間性が面白いです。
無愛想ながらも、不衛生ながらも、でも結構日本より実用的だな~なんてコトも多い。日本人から見れば、はぁ?って思うことだけど
なるほど、って思うこともおおいです。

この回答への補足

>パリは特別。短い期間行った人には、確実に悪い印象も与えてしまい
>ます。が、やっぱ長くいると人間性が面白いです。

その通りだと思います。期間が短いから仕方ないのは感じてます。パリの達人くらい旅行できれば、パリの人のそういうぶっきらぼうな気質もご愛嬌?と思えると思います。

何回も旅行できる人を除いて、多くの人は1つの国は1回位しか行けない事が多いと思うんですね。だから、短期間勝負?というか、観光客に対して第一印象が悪いのは、フランス人は損してるかな~?と思ったり。まあ、損だとも思ってないでしょうけど(^^;。なんか、のびのびしてて、いいですねーってかえって思いました。

補足日時:2007/10/02 00:23
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コメント


イギリス人は、一見、とっつきは良いですが、
特にイングランドでは対日感情が悪く、
ロンドンは(英語が判るので、情報収集のためには
滞在せざるを得ませんが、)好きではないです。

フランス人はとっつきは悪いが、
何度も行っていると、素朴な人たちで、
また食事も美味しく、
パリ以外の田舎は非常に魅力的です。

一見の一度だけで決め付けるのは、問題があります。

(当方、ヨーロッパは延べ3年間滞在、イギリスもフランスも
超20回訪問、旧東欧も含め、主要国はほぼ踏破)

この回答への補足

確かに対日感情は悪いかも知れませんね。イングリッシュパブで、なんとなく嫌な目線のおじさんがいました。が、圧倒的数は、良い人に会えたので、気になりませんでした。

フランスもパリでなくて、田舎ならのんびりした人が多かったかもですね。

決め付けるというか、第一印象って大事だなあと思いました。

補足日時:2007/10/02 00:20
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さて、両国1週間の旅行で、果たして国民性の批評は出来るのでしょうか。



実際そうであるのかもしれませんし、そうでないのかもしれない。
とかく行った早々に親切にてもらうと、その国の第一印象はよくなりがちです。
わたしはドイツとフランスしか知りませんが、それぞれに特徴があって、親日派の多いドイツと気むずかし派のフランスをよく対比し、フランス人は英語が分かっていてもわざと使わない、などと言われます。フランスには一人旅行も含めて3度行きましたが、誰かがそれを言い始めると、皆さんがそれを信用してしまう。わたしは幸いにもフランス人のそういう場面に一度も(残念ながら?)遭遇しませんでした。

それぞれの国に気の優しい人もいればそうでない人もいる、一週間の旅行で、たまたま一方の国でいい印象を持つチャンスに恵まれた、ということもあり得るかもしれませんね。

この回答への補足

短期間の滞在の感想で、国民性という言葉を使って感想を述べるのは、適切でなかったかもしれませんね。
おっしゃるとおり、たまたま片方の国で親切にされただけかもしれませんし。でも、多くの人が感想を残してるだけあるなぁと思いました。

補足日時:2007/10/02 00:05
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どちらにも何度も行きましたが同じような印象を受けますね。



私は宗教の違いだと思っています。同じキリスト教でも基本的にフランスは旧教でイギリスは新教でしょ?

旧教(カトリック)はどちらかというと社会主義的な考えですが、新教(プロテスタント)はどちらかというと資本主義的な考えだ、と理解しています。ですから、フランス人はイギリス人のことを「いつも部屋をピカピカに掃除してバカみたい」と言いますし、逆にイギリス人はフランス人のことを「貧乏くさい」と批判します。

経済的に豊かになれば人間もおっとりしてくるのではないでしょうかね。アメリカ人なんて世界一フレンドリーですし。

日本だって50年前に比べたら経済も豊かになり、人間の「おっとり度」もはるかに高くなったと思います。気持ちの余裕のようなものもできるのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

フランスの人って冷たい人多い?って、私の気のせいや被害妄想でなくて安心しました。

確かにイギリスの方が豊かな感じでした。服装もダサイ、ヨレてる人は全くいませんでした。みんなきちんとしすぎてて、逆にビックリ下くらいです。フランスは、オシャレな人はおしゃれですが、着こなし無頓着な人、着こなしたくても余裕がなくて厳しそうな人、、色々とバリエーションがありました。

残念ながら、やはり経済的な余裕と関係もありそうなんですね。でも、なんかそれ以外にも、もともとの気質っぽい要素もある気もします。フランス人はフランス語がナンバーワンって思ってるんだなぁと、町を歩いてもとても感じました(外国人が多く乗り入れそうな重要な駅、交通機関でも英語の表記は皆無でした)。

お礼日時:2007/10/01 01:27

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