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神のことをアラビア語で Allah といいますよね。イタリア語やスペイン語、フランス語などで「あちら、あそこ」に対して la に近い単語を用います。 ラテン語も illa に近い単語を用いますよね?

考えたのですが、もともとアラビア語の allah 自体が「あちら」という意味から来たのではないでしょうか。神の名前をじかに唱えるのは恐れ多い、というのはあちこちの宗教で見られるようです。pizza が pita に近い単語から来た, tea が cha から来た、などの例があるから、不思議でもないでしょう。

A 回答 (4件)

結論からいうと、残念ですが全くあり得ません。



イスラームの神の名は、アラビア語で正確にはアッラーフ(allaahu)。(クラシックな正則アラビア語では主格形で最後のhに母音uを添えます。)
これは一般名詞の『神』でなくて、特定の神様の名前、固有名詞です。

アッラーフという神名は、預言者ムハンマドがイスラームを興す前の、メッカ周辺が多神教だった時代から存在したある神の名という説が有力です。

アッラーフの語源は確実にはわかっていません。
有力な推測は、アラビア語で一般名詞の「神」ilaah(u) (イラーフ)と関係があるだろうという説。イラーフに、定冠詞 al が接頭して、少し変形してアッラーフになったという説で、確かに意味も通るし、もっともらしい説です。
でも立証はできていません。

アラビア語のイラーフilaah(u) は、セム語系の他の言語でも似た語形があり、神を el とか elohim(ヘブライ語)とかいう言語が周囲にありました。

ラテン語系でla という形に「あちら」という共通の意味があるかどうかは私に判断できませんが、アラビア語のアッラーフとの関係が無いことは断言できるでしょうね。

「神の名前をじかに唱えるのは恐れ多い」は、イスラームではまったく当てはまりません。アッラーフは神の固有名(=もろに個人名。神に個『人』というのも変ですが)で、アラビア語の言語生活にアッラーフは連発されます。

なお、pitaという単語はギリシャ語かヘブライ語あたりの単語から20世紀に欧州の言語に入ってきた語です。アラビア語ではありません。アラビア語にはp音がないのです、そもそも。
また、アラビア語でお茶はシャーイ(チャーイではない。アラビア語にch音は無い。)ですが、これも、英語のteaも、おそらく全部中国語の『茶』から来ていると言われます。
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語源に興味を持ち始めると音の類似性や字面の類似性から次々と言葉を探すことに興味が湧いてきます。

偶然に言語学的に類似性が議論されたり、検証済みの単語に遭遇する場合もあるかも知れません。

しかし、音も表記も時代とともに変化するものです。また必ずしも同時代に存在したかどうかも分りません。今日の先進国は昔は後進国だったり存在しない国の場合もあります(米国のように)。200年前の米国は発展途上国で大国メキシコから文化的に大きな影響を受けスペイン語も外来語として米語に影響をあたえています。

allahの場合はアラブ語としていつから使われ、神以外に使うことがあったかどうか調べる必要があります。 allahが西欧社会に伝わった時代、伝播ルートを解明することが先決です。 一方スペイン語、イタリア語、フランス語などのロマンス語はラテン語系なので、ラテン語で神や「あちらへ、あちらに」をどう表現していたかを調べる必要があります。

スペイン語で言えばアラーの影響は間投詞として残り今日でも使われています。 ojala'(オハラ、なにか望むことが起こって欲しいと願うときの
表現)

言語学を離れて興味本位で仲間内でダジャレ的に言うのであれば母音が非常に日本語に似ているスペイン語やポルトガルは最適です。

mi casa (ミ・カサ、私の家と三笠)olla(オージャ、鍋とオジヤ)
ponto(ポント、橋と先斗町ーポント町<京都にある>)
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まず, 確実にわかるのは「allah の al は定冠詞」というところ.


lah は今のアラビア語では「神」の意味になるので, allah 全体で The God という意味です.
後半の lah はおそらく ilah が変化したもので, これ自体はセム系の il または el から来たという説明もあったりします. で, セム系全体で il/el は「神」の意味ではないでしょうか. 同じくセム系のヘブライ語で書かれている旧約聖書にも, YHWH を el と呼んでいる箇所があるそうです.
ということで, 「allah が『あちら』から来た」というのはちょっとつらいんじゃないかなぁ....
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それをしっかりとした根拠で論じるには言語系統論による


検証が必要です。
英語のsoが日本語の「そう」と同じなのは・・・というのと
同じです。
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