http://www.dnc.ac.jp/center_exam/19exam/mondai_p …
これの問1と解き方を教えて下さい。
センター試験 理科総合 地学分野の問題です。
学校では理科総合が無いので独学をしています。
地形図の問題は応用なのでしょうか?自分が買った参考書には載っていないためどのように解いていいのか全然わからないのです。
まず、問題文に谷と尾根を読み取り・・・とありましたので、検索してみると
>>尾根(おね)とは、谷と谷に挟まれた山地の一番高い部分の連なりの>>こと。山稜(さんりょう)、稜線(りょうせん)とも言う。
>>尾根は、地図上では等高線の突出として示される。
ちょっとわからないので、書いてアップロードしてみました。
尾根 円の部分
http://www.death-note.biz/up/img/10115.bmp
谷 塗っている部分(多分間違っていると思います。)
http://www.death-note.biz/up/img/10116.bmp
こんな感じでしょうか?
すいません。自分ができることはこれくらいしかありません。
この後はどうしたらよいのでしょうか?
申し訳ないですが、地形図に関しては知識が0ですので、できるだけ詳しく教えてほしいです。
よろしくお願いします。
No.1
- 回答日時:
多分、GとE(まちがってたらごめんなさい)。
問題で要求されているのは岩石の分布ですが、仮に雨が降ったらどこに集まるかをイメージしても差し支えないかと思います。問題文中「礫」を「雨」、「転がる」を「流れる」に置き換えてみてください。また、文中で特に示されてないようですが、図1で太い実線は川、つまり谷の標高が一番低いところでしょう。尾根は線、谷は尾根で囲まれた面で考えてください。谷と谷を分ける(標高の高い)境界が尾根で、図1ではだいたい南北方向に書けるはずです。検索された文言の通りです。
問題についてですが、
HとG、FとE、GとF(東西に書かれた実線より北側のみ)の間で等高線が川(つまり標高の低い部分(太い実線))に向かって凸なっているところを結んだ線」を実際書いてみるとそれが図1での尾根です。
最初に述べた解答理由は以下二つです。
・PQ境界がHだと、南側斜面においてZ地点にQ岩が流れ落ちる可能性があります。
・また、QR境界がFだとこれまたR岩がY地点に流れ込む可能性があります。
尾根さえわかれば、後は岩石の分布範囲を色鉛筆などで塗ってみるとわかりやすいかもしれません。
・一つの沢に複数の岩石が分布する場合はその沢および下流の観測点でそれらの岩石が観察される
というのが考えどころではないかと思います。
谷や尾根は体で覚えれば楽? なんですが、図1の地形図でたとえば300と200と標高が書かれた数字の間の位置を東から西に自分で歩いてみたと想像してみてください。一番見晴らしのいいところが尾根(の一点)で、標高の高いところを(図1では)南北に歩いていけば尾根のラインが引けます(くどい言い方ですが)。
また、地形図に関する知識ということでみると、地形図では川は青線で書かれ、標高の一番低い部分です。登山道(たいてい破線かな)や行政区界はおおざっぱに言うと山の上の方で尾根、稜線を通ることが多いです。
あまりうまく説明できてなくてもうしわけないですが、一助になれば幸いです。
この回答への補足
こんばんは、ご回答ありがとうございます。
ご返事が大変遅くなってしまって申し訳有りません。
(ご投稿お知らせメールは他の方のとまとめて来るのですね・・・。)
なんとなくですが、イメージが付いてきた気がします!!!
この問題の尾根の読み取り方について、もう少し質問させてください。
ご説明で、
>>谷と谷を分ける(標高の高い)境界が尾根で、図1ではだいたい南北方向に書けるはずです。
とあるのに、
>>HとG、FとE、GとF(東西に書かれた実線より北側のみ)の間
南北に尾根の線を書けるのに、北側のみを見るのはどうしてでしょうか?
また、
>>・PQ境界がHだと、南側斜面においてZ地点にQ岩が流れ落ちる可能性があります。
ごめんなさい。わかりません。
HとGとの間の尾根に関係しているのでしょうか?
難しいです・・・。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは、地形図はただ眺めているだけだと難しいですよね(自分で歩いたり模型を作ったりしてみるとすんなり納得がいくのですが、、、)。
地形図の読み方については「地形図 読み方」「地形図 読図」と検索すると良いHPがたくさんヒットしますよ。
http://hw001.gate01.com/monmon/sagasou/sagasou02 …
地質学は地形図と地質図が読めてなんぼ・・・なのですが、もし地学の参考書に説明が載っていないのならば、地理(社会)の参考書をあたってみるとよいかもしれません。
簡単に説明しておくと、等高線についての大原則は以下の通りです。
・閉じた円(標高が高くなる)→高まりのてっぺん。山の頂上など。
・閉じた円(標高が低くなる)→そのあたりでもっとも低いところ。池の底、谷底など。
・標高が低いところにむかっての張り出し(U字型の突出。丸まっているほうが低い方を向いている)→尾根
例: 400 300 200 100
→────────→(U字の閉じているところが右を向いている)
・標高が高いところにむかっての張り出し→谷
400 300 200 100
←────────←
今回の問題について示すと、
・地形図の真ん中~右側は低いところ。
・川の印があるところ(黒い線で示されていますね)は谷(普通に考えて川は尾根を流れませんので、川が流れているところ=低いところ、谷と認識して間違いありません。そういう意味では、地形図の読み方を知らなくても解けるのかも)。
地形図の上が北ですので、北および南の沢から流れてきた支流が、西から東に流れる本流に合流している・・・といったところでしょうか。
北側斜面の支流は北がより上流、南側斜面の支流は南側がより上流です。
「総太さんは川をさかのぼり・・・」とあるので、X→Y→Zと歩いていったのですね。
そこで、岩石の分布を考えてみましょう。
水の流れは上流→下流ですので、より下流の岩石が上流にさかのぼっていくことはありません。
採取した岩石種の順番から考えて、上流(西、地図の左側)からP→Q→Rと分布していることが推測されますね。
これをもとに考えると、
一番上流のZ地点:より上流から来るのはP岩の礫のみ
→すなわち、「Hから左(西)の領域の支流」を流れるのはP岩のみ
→「H~Gの領域に含まれている尾根」はP岩からできている(重要)
2番目に上流のY地点:Z地点から流れてきたP岩+途中で加わったP岩およびQ岩の礫
→「G~Fの領域にある支流」に流れ込む岩石には、
「1.H~Gの領域にある尾根からのもの(→P岩)」
「2.G~Fの北側の尾根からのもの」
「3.F~Eの南側の尾根からのもの」
の3種類がある。1はもう決定しているので、2もしくは3にQ岩が含まれているのだと考えられる。ありえる境界はGかF。
→もしP岩とQ岩の境界がFだとすると、Y地点にはP岩しか流れ込めない
→P岩とQ岩の境界がGだとすると、G~FのどこかにQ岩が分布していることになるのでOK(解答1)。
一番下流のZ地点:Y地点から流れてきたP岩&Q岩+途中で加わったQおよびR岩の礫
→もしF~Eの領域がR岩だとすると、G~F領域南側にある支流にR岩が流れ込んでしまう。しかし実際はそうではない(Y地点にはR岩は無い)ので、F~E領域はQ岩であるとわかる。
→とすると、X地点でR岩が採取されるためにはEから右の領域がR岩でなければならない(解答2)。
解答1と解答2を総合すると、答えはG、Eで「4」ですね(公式的な解答も4になっています)。
説明が煩雑になってしまってごめんなさい。
もしわからないところがあったらまた聞いてください・・・
受験がんばってください!!
この回答への補足
こんばんは、ご回答ありがとうございます。
大変丁寧でわかりやすい、ご回答ありがとうございます。 自分のために貴重な時間を割いてくださって本当にありがとうございます!!
ホームページの紹介ありがとうございます。勉強させて頂きます。
尾根と谷の探し方は本当にわかりやすいです!!
地形図は本当に難しいですね・・・・。
自分は高2ですが、、センター試験で85%を取らないといけないのです。
英語と社会2科目は過去問で大体9割越えができました。
国語は8割くらいで、数学苦手でしたが、は7割後半から8割中盤まであげることができるようになりました。
理科で8割くらい欲しいのですが、地形図がネックです・・・。
がんばりますのでよろしくお願いします!!!
No.3
- 回答日時:
回答No2の方のご解答は不十分だと思います。
僭越ながら補足させていただきます。以下の2点に問題があります。
(A) 採取した岩石種の順番から考えて、上流(西、地図の左側)からP→Q→Rと分布していることが推測されますね
。⇒そうとは限りません。
(B) →もしP岩とQ岩の境界がFだとすると、Y地点にはP岩しか流れ込めない。 ⇒これは誤りです。Fの西にP、東にQがある場合、Yの南の沢の稜線部分(FE間の地質区)にQがあるので、Y地点にはQ岩(もちろんP岩も)が南の支流を通って流れ込んできます。
上の2点を踏まえて、私の解答を述べますと。
水源~H、H~G、G~F、F~E E~Xの区間の、地質のありえる組み合わせを書き出すと、以下の3通りあります。
1. P・P・Q・Q・R これが出題者と回答No2の方の予想した組み合わせと思います。
2. P・P・Q・P・R P→Q→Rの順だと思い込まなければ、この組み合わせがありえます。
3. P・P・P・Q・R 上記参照。
1の場合、PとQの境は、G。 QとRの境はEです。
2の場合、PとQの境は、2箇所あって、GとF。 QとRの境はありません=接していない。
3の場合、PとQの境は、F。 QとRの境は、E。
与えられた地図と礫の情報からは、上の1.2.3のどれでもありえます。
1と2の可能性は、半々というところ。3の可能性はやや低いかな。でも、無視できませんね。
答えの欄には、1の場合の正解しか書いてありませんので、受験技術的には、1の場合が解答例の中では最善なのですから、G・E→○4と答えるべきでしょう。
まあ、世の中は試験問題のようには行かず、解答以外にも正解があるというのはよくあることですから、学問ではなく、選択式クイズだと思えばいいのでは。
この回答への補足
こんばんは、ご回答ありがとうございます。
本当に詳しい方なのですね・・・・・・・。
>>Fの西にP、東にQがある場合、Yの南の沢の稜線部分(FE間の地質区)にQがあるので、Y地点にはQ岩(もちろんP岩も)が南の支流を通って流れ込んできます。
こういうところにきが付くところがすごいです。
慣れなのでしょうか?
・・・泣きそうになってきました。
No.4
- 回答日時:
No.2です。
No.3さんご指摘ありがとうございます!
確かに、(B)はその通りですね。
ちゃんと見直さないで投稿してしまったので、ご指摘を拝見して初めて自分の間違いに気づきました。
選択肢に無いという理由で今回はハズレですが、確かにその可能性は捨てきれません。
質問者さんごめんなさい。
(A)ですが、一般的にセンター試験の問題は「解答の選択肢とセットで考える」のがある程度常識かと思います。
もちろん、No.3さんが挙げられたような分布は考えられますし、現実的にも十分あり得ます。
ただ、問題および選択肢を見る限り、「この地形図の範囲で地質図をかいた場合、3色の縞状になる」ということが実質的に示されていますので、(センター試験のこの問題に限って言えば)そこまで深読みしなくてもよいかと(そこまで考えられればベストですが)。
この点についてはあと一言補足があれば問題なかったと思うので、そういう意味では不十分な問題といえるのかもしれませんね。
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