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ドヴォルザークの交響曲9番「新世界から」と、スメタナのモルダウは、同時に収録されてリリースされていたり、同列に語られることが多い気がします。
特に第2楽章の「遠き山に日が落ちて」の原曲とのカップリングが多い気がします。
作者も違うのに、なぜなんでしょうか?共通点でもあるのでしょうか?

A 回答 (7件)

両者に関係・共通点は大有りです。


両者ともに、チェコ国民楽派の雄とされています。
ドヴォルジャーク(1841~1901)は、スメタナ(1824~1884)の指揮するチェコ国民劇場の管絃楽団に所属していました。
スメタナは、同楽派の創始者とされ、ドボルジャークはその後継者とされています。
要するに師弟関係なのです。
「モルダウ」と、「新世界より」の第二楽章は、ほぼ同じ時代、同じ楽派で、同じようなテンポ、曲調、コンセプト(なごみ系)をもつ師弟各々の名曲として同列に並べられることが多いです。
http://www.geocities.jp/hukuhuku_pii_623/roman5k …
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この回答へのお礼

とてもよくわかりました。ありがとうございました。

お礼日時:2007/12/27 18:29

レコード会社が売りやすい、アーティストも儲けやすいというのは否定しませんが、気のせいということはありません。


ちょっと調べましたら、

「モルダウ 新世界より CD 」 で検索すると18900件(CD関係)
「モルダウ "新世界より" -CD –LP」 で検索すると19000件(書籍、話題など)
ただならぬ数字が上がってきますので、気のせいとは言えません。
CDタイトルを拾ってみると、焼き直し、オムニバスもありますが、2000年以降でも相当新譜として出ています。質問者さんはこの状況がなぜかとお尋ねなわけです。
また、お尋ねはCDのカップリングのみでなく、
>同列に語られることが多い気がします。
>作者も違うのに、なぜなんでしょうか?共通点でもあるのでしょうか?
という内容です。
「新世界より」と「モルダウ」が、並び称せられ、CDでのカップリングが多いのは事実ですから、この理由について思い当たることを答えてあげていただいたらよかろうと思います。

参考資料:各社CDタイトル 内容 収録または発売日  商品番号等
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」/スメタナ:交響詩「モルダウ」
~ 小林研一郎 (アーティスト, 指揮), 日本フィルハーモニー交響楽団 (演奏), ドヴォルザーク (作曲), スメタナ (作曲)  オクタヴィアレコード ASIN: B000068P1U  2002年

ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」、スメタナ:「モルダウ」(CCCD)
~ オムニバス(クラシック) (アーティスト), スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団 (演奏), ポーランド国立放送カトヴィツェ交響楽団 (演奏), ガンゼンハウザー(スティーヴン) (指揮), ヴィト(アントニ) (指揮), その他  レーベル: エイベックス・クラシックス AVCL-25238  ASIN: B0000C16VF 2003年

交響曲第9番『新世界より』、スメタナ:『モルダウ』、リスト『前奏曲』 フリッチャイ&ベルリン・フィル、ベルリン放送響   DgOriginals 463650 発売国 Germany 2001年

交響曲第8番・第9番《新世界より》/モルダウ 他 カラヤン(ヘルベルト・フォン)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(株)EMIミュージックジャパンTOCE-59015 2001年

ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」/スメタナ:モルダウ(ベルリン国立歌劇場管/E. クライバー)(1927-1948)DVORAK: Symphony No. 9 / SMETANA: Moldau (Kleiber) (1927-1948)

カラヤン指揮  交響曲第8番・第9番《新世界より》/モルダウ 他
2-3(28:06) 連作交響詩《わが祖国》から 高い城/モルダウ
演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団/作曲:スメタナ
1-2(41:55) 交響曲第9番ホ短調 作品95《新世界より》
演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団/作曲:ドヴォルザーク
販売元:ユニバーサルミュージック株式会社 規格番号:UCCG-3525 JAN:4988005342638
2003年
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おそらく、気のせいですよ。


昔、LP時代には「運命」「未完成」みたいに、時間の配分からよくカップリングされました。
確かにチェコの作曲家同士ですが、方やアメリカの音楽、方やボヘミアの音楽です。
今はほとんどないと思います。
あるとすれば、再編成して発売するCDだけだと思います。
通常は指揮者のコンセプトからしてもこんな組み合わせで発売することはまずありえません。よっぽど、ライヴ録音での発売でない限り、意味ないと思います。
モルダウは普通、わが祖国として発売するものです。

現に、最近、発売されたCDをみても、カラヤンとバーンスタインの再発売以外はモルダウを入れているものは見当たりません。
ドボルザークの序曲や別の交響曲、スラヴ舞曲などを併曲しているのが主です。
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(1) 同じ国の人だから


(2) どちらも超有名曲だから
(3) どちらも民族色が強いところが似ているから
(4) 長さがCDにちょうど良いから。大曲は2つ入らないし、1つでは物足りないから
(5) 大曲と小曲の組み合わせは、演奏会のプログラムで一般化されているから(演奏会で大曲の前に小曲を入れるのは、間に遅刻者を入場させるためですが)
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レコード会社が売りやすいからですよ。



スラブ系のメロディは日本人に受けますし、
新世界とモルダウといったら、音楽の授業で聴いたことあるでしょう。
郷愁をそそるメロディと、小中学生の頃のノスタルジーをかき立てられる曲目は購買ターゲットの大人層にアピールできますから。
それが一枚に収まっていれば、手に取ってレジに行きやすいでしょう。

真面目な回答は他の方に譲るとして・・・

ちなみに新世界はご存じの通りアメリカで書いたんですけどね。場所はあんまり関係ないんですよね。
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先輩お二方の真面目なお答えの後で恐縮ですが・・・


一言で言えば、日本に限定して言えば、間違い無く売れるからです。

ドヴォルザーク・スメタナ共、ボヘミアを代表する人気の作曲家であり、その人気の作曲家の其々人気No.1の曲であり、その二曲の醸し出すイメージが、同居を許すもので有る事。
そのイメージと曲想が、日本人特有の演歌的郷愁を刺激し、クラシック・ファンだけに限らない、層にも売れやすいと言う事。

現地チェコでも、二人とも民族を代表する作曲家として、一二位を争う人気度もあり、大事な存在で有る事。

交響曲と管弦楽曲で、同居させても違和感が無い。
これが、交響曲と弦楽四重奏の様な違いが有ると、組むには、一工夫しなければ、組む理由が説明しにくい。
従って、内包説明文も書き易いでしょうね。

など・・
企画者としては、これほど頭を悩まさないで売れる、カップリングもそう多くは無いと思います。
商品を売り出すのに、楽に安定して売れる、そんな所に現実的な理由が有ると存じます。
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NO.1さんと重複してしまいますが、このお二人は


チェコにおける民族主義音楽(チェコ国民楽派)の隆盛を
担った双璧ですから、CDのカップリングも多いし、
どちらかを語るときにもう一方も語られることが多いのだ
と思います。

このお二人は国民楽派の代表的な作曲家として並び称されて
います。それまで主流だったドイツやイタリアなどの音楽とは違った、
自国の民謡やその土地の旋律などを取り入れた曲作りをした
ことで、ノルウエーのグリーグやフィンランドのシベリウス
など、いわゆるクラシックの主流ではなかった国にも
自国の音楽を大切にした作曲家が現れ、各国に広まって
いきました。

私もこのへんの音楽はたいへん好きで、チェコにはいつか
行ってみたいなぁなどと夢見ております。
チェコといえば、童謡♪ぶんぶんぶん 蜂が飛ぶ~♪
がチェコ民謡として日本人はよく知っておりますが、
ドヴォルさんたちの時代とどっちが先なのだろうかと
くだらないことを考えつつ、プラハあたりに思いを巡らせて
おります。(余談が長くなってスミマセン)
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