プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

某所で知ったのですが、凶悪犯罪は昭和中後期より顕著に減少しているそうです。
それなのにどうして体感的には増えているように感じるのですか?

ソースURL
http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/anzen/hanza …

http://kangaeru.s59.xrea.com/G-baby.htm

A 回答 (9件)

龍谷大学の浜井教授の調査で面白いものがあります。


アンケート形式で、「あなたは犯罪が凶悪化していると思うか?」という質問をしたところ、多くの人が「Yes」と答えました。
では、「あたな自身や、あなたの身の回りの人が犯罪に巻き込まれたことはありますか?」と言う質問をしたところ、殆ど、そのような人はいませんでした。
つまり、実際には犯罪被害にあっていないにも関わらず、犯罪が増えている、と言う体感のある人が多い、ということです。

この理由については、皆さんが仰っているように、メディアの多様化、スピード化、詳細な報道…などによって量そのものが増加しました。
また、メディア報道の内容にしても、事件内容を淡々と…というよりも、被害者と言う存在を強く意識し、被害者がいかに悲惨な状況に置かれたか、加害者がどれだけ凶悪な存在か…というものを強くアピールするような報道になりました。
このような形になり、視聴者が自らを被害者と重ね合わせ、より恐怖が書き立てられるようになったものと思われます。

No.2さんが、
>昔よりも犯罪が減っているという事実を知ることは重要ですが、「自分の身は自分で守る」という自衛意識を高めるため、凶悪犯罪が増えているという錯覚を持つのもよいのかもしれません。
と仰っていますが、このような過剰な危機意識が高まった結果、奈良県では道路を走っていた子供に注意した男性が「脅迫罪」で逮捕される。大阪府では、繁華街で遊んでいた子供に「早く帰りなさい」と注意した男性が「不審者」として、近隣の学校に警察から注意するようにメールが回る…など、むしろ悪影響が大きくなっています。
また、実際に増えていない事件に対応するために、警察がパトロールをする…などとなれば、その分の予算・人員は他を削って捻出するしかありません。結果、もっと被害者の多い交通安全に対するものを削る…などと言う弊害も考えられます。
しっかりとした統計、データに基づく政策はやはり重要だと思います。
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 私も他の回答者とほぼ同意見ですが、もう一歩踏み込んで、「凶悪犯が増えた」と思っている一般庶民は多いようです。


「三人、市虎をなす」のたとえが現実化し、「不安ムード」蔓延の一因となっている現今、くだらない報道は聞き流す視聴者の賢明さも必要ですが、売らんかなのマスコミ報道姿勢は糾されなければなりません。
願わくば、そんな議論の巻き起こることを期待したいものです。
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恐怖の商人の問題ですね。


下記リンクで紹介されている書籍などが参考になるかと思います。
http://www.goodpic.com/mt/archives/000583.html
上記URLから一部抜粋

驚いたのは、「親の不安をあおれば金になる」と、マーケティングの手段として利用する企業がある事実
    ・
特殊な事件を煽り立てる恐怖の商人のターゲットは、あくまでもお金を持っている家庭であって、本当の意味で問題にさらされている人々はマーケットではない。そして恐怖の商人に


アメリカでは子供に一人で留守番をさせただけで、虐待として処罰される法律もあるなど、法整備にまで大きく影響しています。まさに恐怖に踊るアメリカ人といったところ。

あまり知られていないようですが、日本のテレビ番組はかなりの数がアメリカの番組を下地に作られていたりします。またメディアではないですが昨今の不景気と自由化で米国傘下になった企業、買収された企業などもたくさんあります。

メディア、セキュリティ関連企業、等々の恐怖の商人たちに煽られ、煽られた人たちが更に他の人を煽る。恐怖のスパイラルが起きるとアメリカのようになってしまうという事なのでしょうかね。
その中心ともいえるテレビ番組制作者などはこの事をどう考えてるのか(とくに情報バラエティ系の人)、一度そんな番組をゴールデンで放送してほしいものですね。
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他の回答者様に同意ですね。


ただ、もう一つ加えるに、マスメディア側が悲劇性を高めるためか、「犯人の人格・動機に踏み込む報道をするため、視聴者の印象に残りやすい」という批判をしてる大学教授が居ましたね。
昔は、「犯人・被害者の名前、捕まったのか、犯行時の状況」程度だったのが、最近は「犯人(或いは被害者)の生い立ち・周りの評判・趣味etc,,,」とそこから類推される動機にまで踏み込み、一種の「キャラクター化」するために、視聴者の印象に長く留まる事になるそうです。
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他の回答はそれぞれもっともですが、それらに加えて私は、最近の生活者(個人や核家族)が、伝統的な集落や家族から離れて、隣に住んでいる人が誰なのかさえも知らない、というような生活 をするようになっていることが、影響していると思います。


しがらみが無く自由気ままな都会生活は、事件などに遭遇しない限りは大変快適ですが、一旦犯罪情報に接すると、今にも裸で凶悪犯に襲われるように空恐ろしく感じてしまう様に思います。
同じような情報を聞いても、故郷に住み、隣近所にじいちゃんばあちゃんや子どもの頃からの知り合いがたくさん居る場合には、凶悪犯罪などを身近に感じる度合いが大きく減ると、私は思います。
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マスコミが取り上げる回数が増えたのも有りますが、


犯行の理由が理解しにくい犯罪が増えたのも要因の一つでしょう。
殺人事件も恨みからの犯行や生活苦からの大金を手に入れるための犯罪なら、
共感は出来なくてもそういう犯罪をする人がいると言うことは理解できます。
しかし理由なく人を殺してみたかったとか、十分生活できるのに小遣い銭稼ぎのために人を殺すなど、
あまりにも道徳心の無さ、犯罪を犯した後のリスクに対して手に入れられるものの低さ、
などなかなか理解しにくい犯罪が増えたことも要因の一つでしょう。

理解できる犯罪は防げることが出来ます。
恨みを買わないようにする。
お金持ちと思われないようにする。
人にお金を貸さない。
などなど・・・

しかし最近のように無差別に近い犯行や逆恨みの犯行はなかなか防ぐことが出来ません。
そのため、今のような無差別に近い凶悪犯罪に自分が会う可能性があるように感じます。
そのために増えているかのような錯覚になるのでしょう。
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統計を取らずにデータを見ようとせず、自分の感覚だけで見てるからだと思います。



ココからは予想ですが、毎年10件の犯罪を知ったとします。
1年目には10件しか知りませんが、10年後には100件の犯罪を知ってる事になります。
そこでデータを残してさえ居ればずーっと毎年10件だという事が分かりますが、残していない上にデータを見ようともしないためになんとなく増えていると感じるのだと思います。
子供のころ1年は長かったですが、大人になってからの1年はあっという間です。
このように人間の感覚なんてあやふやなものですから、グラフや表にして数値を見ないと目先の事しか分からなくなるんだと思います。
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No.1の方と同じく、一つはテレビ等のマスメディアにより、一部の凶悪犯罪が大きく取り上げられるからではないでしょうか。

少しでも猟奇的な凶悪犯罪が起これば、ワイドショーはこぞって取り上げます。その中では、「昔よりも凶悪犯罪は減少している」なんてことは伝えません。

もう一つは今の時代、テレビ、新聞、週刊誌やその他の出版物、インターネットなど様々な方法で情報を得られます。「情報の多様化」とでも呼べるでしょうか。よって凶悪犯罪に関する情報も、一昔前よりも断然多く入ってきます。それが「凶悪犯罪増加」の印象を強くし、体感的に増えているように感じさせるのだと思います。

近年通り魔などの凶悪犯罪が増えてきたように思えます。昔よりも犯罪が減っているという事実を知ることは重要ですが、「自分の身は自分で守る」という自衛意識を高めるため、凶悪犯罪が増えているという錯覚を持つのもよいのかもしれません。
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完全にメディアの影響ですね。

レイプなどの性被害も、増えてるように感じますけど、減ってますもんね。

マスコミが大げさに報道するし、以前なら隠された事実も明るみに出やすくなったんでしょうね。食品偽造問題とかも、そうですよね。

とっちがいいのか、よくわからないですが、あまり影響されたくはないですね。妙にビクビクしちゃいますから。
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