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物理学の実験で、人体の電気抵抗の測定を行いました。
市販の電子ブロックを用いてテスターで計測し、測定値より校正曲線を作成し、式を導き出し、人体抵抗を求めました。
このとき、人体の電気抵抗が2MΩ以上であるという仮定を立て、実際に求めると、抵抗は非常に大きく、7MΩに近い値で、仮定通りとなりました。
なぜこの仮定が正しかったのか、その根拠を教えてください。
いろいろな文献を探してみても、なかなか分からず、困っています。

A 回答 (2件)

人体内部の電気抵抗は、血液などの電解溶液の含有量が多い臓器ほど小さくなります。

体温が上昇する血管が拡張して血液の流量が増加して含まれる血液量の多い臓器ほど抵抗が小さくなり、乾燥していて電解質の血液の流れの殆どない皮膚の抵抗は非常に高くなります。
37℃で血液の電気抵抗は約1.4Ωm、骨格筋の繊維の方向で約3Ωm(直角方向で約7~10Ωm)、皮膚や脂肪組織は数10~数100Ωmになります。(下記URL参照)「Ωm」は低効率の単位です。↓参照。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E6%B0%97% …

通常テスターなどで人体抵抗(皮膚抵抗)を測ると、皮膚の乾燥状態と多発汗時で数10kΩ~数MΩとなります(参考URL)。
https://www.quantum-inc.jp/jamitpub/modules/jami …

従って、人体の抵抗の大部分は、電極を接触させた皮膚(電極を押し付けた皮膚の両方)の抵抗といえますね。電極の皮膚の接触状態である、電極の接触面積、皮膚の汗の出具合や湿り気の状態で大きく左右されます。嘘発見器では、うそをつくと発汗(冷汗)して電気抵抗が下がるのを利用しています。
テスターの電極棒を握って大体1MΩのオーダーになるようです。強く握ったり、汗をかいて湿っぽい手で電極棒を握ると抵抗が低めに出ます。
テスターで測る抵抗は皮膚抵抗を測っていることと殆ど変わりありません。
私も、何度もAC100Vに感電したことがありますが感電の瞬間はびりっと来て冷汗がでる位ですね。直流の250~400V位に感電した時は感電した皮膚の場所(電流の入り口と出口)の皮膚が一瞬で融けて蒸発して小さな穴があきました。一瞬の出来事ですね(何回か経験)。一瞬で手を離しますので感電は一瞬です。静電気は数千~数万ボルトですが電流は殆ど流れません。一方、炭鉱の鉱内でずぶぬれになった鉱夫が照明用の直流30数Vの電線に触れて感電死した事故例があるそうです。
このように皮膚の抵抗がずぶぬれなどで小さな状態では、100V以下でも、人体の電気抵抗が下がって大電流が身体を通り抜けて感電する恐れがありますね。
http://homepage2.nifty.com/aseo/emg.htm
http://www.eng.osakafu-u.ac.jp/Japanese/05zaigak …
http://oyamagakuinn.net/kousen/hc/hc_01.pdf

参考URL:http://homepage2.nifty.com/aseo/emg.htm
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 抵抗を測定するための電極のサイズ(面積など)、電極の取り付け位置(人体の部位)、電極を取り付けた部位の乾燥(または湿り)状態、抵抗測定の電源(DCかACか、ACの場合は周波数)などの重要な情報が欠落しており、何とも言いようがありません。


 皮膚より内部では、電気抵抗は大きくないと思います。人体の大半は水分で構成されており、脂肪は水分含有率が20%くらいですが、筋肉は水分を多く含んでいます。筋肉質の人と、脂肪が多い人でも多少は抵抗が違うかもね。
 感電死する場合に何ボルトの充電部に触れたときに何mAの電流が人体に流れているケースが多いかも調べてみてください。
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