昨年、独立をした一級建築士です。
前向きな内容の質問でなく恐縮ですが、ご教示ください。
私は、設計事務所を1人で開設し、まだ1年にも満たない状態です。
当然、私自身が管理建築士となり、一級建築士事務所登録をしております。
独立前は、木造からRC造、住宅から公共建築、企画から監理など、多岐に渡り経験をしました。自分にとっては、すべてが為になる経験でした。
そうして、いわゆる代願事務所ではない、アトリエ事務所を志しておりますが、強力なコネなどはなく、当面は代願も必要だと、覚悟の前提で独立をしました。
当面は代願とアトリエを目指すべく、営業からコンペなど並行して活動していますが、予想以上に仕事の受注がなく、今後の受注の見通しも付かない状況です。
元々、大きな資本を必要としない職種で、借り入れなどしないで開業できましたが、半年程度は大丈夫と思っていた資金が、生産性の見通しが付かない状況の現在、底をつく危機を感じています。このままでは、家族を路頭に迷わしかねなく、苦慮しているところです。
また、副業的なアルバイトも考えていますが、本業よりも単価が低く、生活の糧には及びません。
つきましては、正社員または契約社員などの再就職を視野にいれなければと思っています。
ただし、そうなったとしても、また何年後か必ず再起するべく、事務所登録をこのままの状態で取っておきたいのですが、法的には可能なのでしょうか?
事務所登録の更新は5年なので、それより前に復帰できればいいですが、仮にそれ以降の場合、就職状態のまま、更新もできるのでしょうか?
事務所経営が順調でないのは、当然のことながら、私の力不足や予見の甘さ、結果的には潤沢とは言えなかった資金(貯金)だと思います。
しかしながら、昨年6月の建築基準法改正や実質の景気不況、設計という職能の認知度の低さなどの外的要因も、予想以上に大きくのしかかったように思います。
再就職をしたとしても、先程お話したように再起を前提にしたいと思いますので、他業界でなく、やはり職種は建築設計を考えています。
再就職をするとすれば、理想は設計事務所勤務ですが、建設会社の設計部などもあるかもしれません。
また、正社員や契約社員など雇用形態でも違ってくるのでしょうか?
とにかく、まず家族を路頭に迷わさない、そして再起の為のスキルや人脈、そして資金の為の再就職という位置付けです。
まだ、決定事項でありませんが、参考にさせて頂けるご回答、よろしくお願いします。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
ばれるかばれないかという問題はありますが、
管理建築士は専任であることが条件です(建築士法第24条)。
そのため他の会社などに勤務することはできません。
事務所の開設者は管理建築士に変更があった場合2週間以内に変更の届け出を行わなければなりません(第23条の5)、建築士法第24条に違反した場合(専任の管理建築士を置かない)、建築士法第35条により罰則を受けます。
つまり事務所開設者として罰則(懲役または罰金)を受ける可能性があります。罰則を受ければ、前科者となります。
さらに、質問者は開設者と同時に建築士でもあることから、第10条第1項により、建築士として懲戒の対象になり、営業停止や免許取り消しの可能性もあります。
たぶん罰則を受けたものは建築設計事務所としては解雇理由になると思われますので、再就職先での雇用維持も難しくなります。
なお、開設者が他の会社に勤務することは問題ないので、専任の管理建築士を別途雇用すれば、事務所登録を継続することに問題はありませんが、賃金を払うことは不可能でしょうから、現実無理だと思います。
ちなみに、法改正により管理建築士は3年以内に講習を受けなけなければいけないようになると思います。
回答ありがとうございました。
私なりに考えても、ご指摘の通りだと感じています。
法治国家の人間として、かつ、建築関係法令で仕事をしている人間として最低限守らなくてはいけない部分を考えていきます。
まだいくつかの選択肢はあると思いますが、今後の検討をする際、参考にさせて頂きます。
改めてありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
事情よく分かりました。
一旦再就職の場合に事務所登録をどうするかですね?もし再就職する場合は一旦すっきりさせたらいかがですか?
いつかまた事務所主宰しようとするときには改めて新規に事務所登録されたらいいと思います。ご存知のとおり数週間で登録できるものですし登録費用もわずかですよね。
差し支えなければでいいです。地域(都道府県)と年齢の補足は可能ですか。
回答ありがとうございました。
仰るとおり、この方法が文字通りのすっきりですよね。
確かに登録自体は2週間くらいでしたし、登録料も\15,000でした。
しかしながら、自身で手続きをし、自身で決めた屋号(事務所名)でして、思い入れもあり、なくすのは忍びないという気持ちでおります。
法に背くようなことはしたくありませんので、選択肢としては明快だと思いました。
>差し支えなければでいいです。地域(都道府県)と年齢の補足は可能ですか。
千葉県の40代です。
改めてありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
管理建築士しています。
社員や契約社員ではなく、その会社から「請負」で仕事をやることはできるのでしょうか?それなら事務所登録はしたままで仕事はできます。
正式に社員・契約社員等で働くなら先の専任の件もあり事務所は一度たたんだ方がいいと思います。別に一級建築士の免許をたたむわけはないので。
回答ありがとうございました。
まだ具体的に再就職先を探していませんが、単に社員としての就職活動でなく、「請負」で仕事をお願いする就職活動というのもありですよね。
いわゆる下請けとしての営業活動でしょうが、仰るとおり唯一の法に触れない形態だと思いました。
非常に参考になります。
改めてありがとうございました。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 転職 建設業界、設備業界の転職について質問させてください 年収400→600万に上げたいのですがおすすめの 1 2023/02/21 17:03
- その他(職業・資格) 一級建築施工管理技士 手当てについて 3 2022/08/03 16:34
- 公認会計士・税理士 公認会計士制度についてお教えください。 1 2022/06/01 17:25
- その他(職業・資格) 【資格】あらゆる資格(国家資格・民間資格)の強さの格付けランキングを作ってみました! 4 2023/02/11 16:56
- 建築士 二級建築士免許 4 2023/03/04 00:11
- 建設業・製造業 検査済証のない建物にエレベーターを増設する計画について 3 2022/04/22 14:49
- 不動産業・賃貸業 不動産業の事務職について 3 2022/11/27 01:06
- 弁護士・行政書士・司法書士・社会保険労務士 司法試験合格者の司法書士試験の受験について 3 2022/08/31 16:40
- 転職 公務員です。うつ病にて休職中です。復職について迷っています。 5 2023/01/27 21:30
- その他(法律) 建築に必要な資格について 7 2022/11/30 16:06
このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています
関連するカテゴリからQ&Aを探す
医師・看護師・助産師
薬剤師・登録販売者・MR
医療事務・調剤薬局事務
歯科衛生士・歯科助手
臨床検査技師・臨床工学技士
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士
臨床心理士・心理カウンセラー・ソーシャルワーカー
介護福祉士・ケアマネージャー・社会福祉士
弁護士・行政書士・司法書士・社会保険労務士
フィナンシャルプランナー(FP)
中小企業診断士
公認会計士・税理士
簿記検定・漢字検定・秘書検定
情報処理技術者・Microsoft認定資格
TOEFL・TOEIC・英語検定
建築士
インテリアコーディネーター
宅地建物取引主任者(宅建)
不動産鑑定士・土地家屋調査士
マンション管理士
電気工事士
美容師・理容師
調理師・管理栄養士・パティシエ
シェフ
保育士・幼稚園教諭
教師・教員
国家公務員・地方公務員
警察官・消防士
その他(職業・資格)
おすすめ情報
このQ&Aを見た人がよく見るQ&A
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
管理建築士の副業
-
建築士事務所の支店について
-
消防法施行令別表第1に掲げる特...
-
一級建築士は事務所登録をしな...
-
建築士事務所の開設者について
-
建築士事務所登録したまま、再...
-
管理建築士の専任とは
-
サラリーマンの一級建築士事務...
-
建設業と1級建築士事務所の建...
-
二級建築士事務所の開設について
-
建築士事務所に加除式文書は必...
-
少し前になりますがスナップ写...
-
建設現場における主任技術者の...
-
階段踊場について
-
事務所兼用住宅の事務所部分を...
-
ピッチ溶接の寸法について
-
高力ボルト締付資格について・・・
-
ユニック車
-
溶接部のガス抜きについて
-
友人の2級建築士が名義貸しを...
おすすめ情報