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舞茸の習性について教えてください。
たとえば、同じところには何年おきに生えてくるとか。
いつも取りに行くのですが、詳しい習性が知りたいので、
教えてもいいという方、お願いします!

A 回答 (2件)

これは未発表ですが私の書いたエッセイの一部です。

ご参考になりますでしょうか?
 山毛欅の森にまだ夏の気配が残る九月末を迎えると、ミズナラの根元に舞茸の花が咲き始める。急斜面にへばり着いたミズナラの巨木の露出根や根際に、舞茸は大小幾つもの塊を出現させる。その様は、形様し難いほどの見事なもので、それはまさに茸の王に相応しい。
 舞茸とりにはスポーツと、遊びと、心踊る冒険心を満たしてくれる要素があると共に、何よりもその食味のよさ故に、僕は毎年同じトレースを辿ってきた。ミズナラを巡って一日中歩き回っても四日かかる広さの山毛欅の森が僕のテリトリーで、その範囲内に立っているミズナラも、夫々の木が舞茸を出す一定の癖も、全て記憶の中に記録されている。僕がこの森を熟知するまでおよそ十年を必要としたのだ。思いが残らないわけがあろうか。 
長い年月の間にいわばそれは僕の生業とも呼べる生活の一部となった。森を彷徨っているうちに僕は年月と共に年を重ねた。それに対して森は人為的なもの以外による変化はきわめて少なく、僕の目には全く変化していないようにも見える。舞茸の出るミズナラはその内部を菌に犯されていて言わば白腐れを起こしている。これはミズナラにとっては老人病のようなものなのだが、この十年間に倒れて死んだ木は数えるほどしかない。森の中での『時の流れ』は僕達の想像を遙かに越えてゆっくりと流れている。
巨木の森は、このテリトリーの先に更に広大に広がっているが、その森に辿り着くまでに僕の舞茸とりの目的はもう達成されていて、いつも僕はその森の入口で、しばしまどろみ、心満たし、素直になって帰り道を辿る。けれど舞茸とりの季節はとても短く、あっという間に過ぎ去って、山毛欅の森は日毎に鮮やかに燃えていき、やがて病葉色に静まり始めその年の黄昏の時を迎える。
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参考URLに栽培法へのリンクがあります。


ワタシも初めて知りました。
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