No.9ベストアンサー
- 回答日時:
長くなってすみません。
これで最後です。>>作成者の感覚ですか? ←事実ならそれでも(無理矢理)納得しますが…
>まさにその通り。天気図作成者が「この季節、この地域で、ここまで発達してたら、雨も降ってるだろうし、風も強いだろうし、海上なら波も高い筈だ。付近を航行する船舶に影響が出る筈だから、天気図に書いておこう」ってのを「長年の勘と経験を元に、感覚で記載」するんです。
ずいぶんリアルですが,この予報官の独り言,本当でしょうか。
天気図を作成する際,注意することは「総観規模の気象を表現するのにふさわしいかどうか」です。
例えば,ある日の午前9時の天気図を作っていたとします。
ちょうどその時刻に,ある地方で竜巻が発生していたとしましょう。
竜巻は,気圧でいうと小さな低気圧です。ただし,大きさはメソスケールよりさらに小さい,ミクロスケールです。
いうまでもなく,竜巻が通過した地域では建物や田畑に大きな被害が出るおそれがあります。海上なら船舶も被害を受けるでしょう。
それならば予報官は天気図に,竜巻を表す小さな低気圧を書くでしょうか。
書きません。時間的にも空間的にもスケールが小さすぎるからです。
総観規模の気象現象は,半日後,1日後,2日後…と,少なくともそのくらいは続くものですが,竜巻は数分とか数十分といったオーダーです。半日も経ったらとっくに消えています。(別のが発生するかも知れませんが)
じゃあ竜巻など無視しているかというと,そうではなく,天気図以外の手段で伝える(たとえば臨時に竜巻に関する情報を発表するなど)のです。
もっとも,等圧線を書く際の「長年の経験と勘」というのは,実は現在でも生きています。
気象庁では,現在,天気図は基本的にコンピュータが作成しています。等圧線もプログラムが自動的に書くのですが,その際に,生の観測データからそのまま等圧線を書くと,必要以上にデコボコしすぎて,かえって総観規模での気圧配置が分かりにくくなったり,誤差の関係で実際には存在しない低気圧や高気圧まで描かれてしまったりします。
そこで,これをほどほどに「ならして」書くようにプログラムが組んであるのですが,ならし加減が微妙なのです。
あまりならし過ぎてしまうと,大事な気圧配置の特徴まで消えてしまうし,かといって不十分だとわかりにくいし。
結局,いろいろ試行錯誤して,「長年の経験と勘」から,このくらいがいいだろう,というところを計算式にして組み込んであります。
さらに付け加えると,地上天気図の場合,最終的に等圧線を仕上げるのは予報官なのです(上空の天気図ではそれはしない)。
スーパーコンピュータが画面上に表示した天気図に対して,総観規模での気圧配置の特徴がうまく現れるように,マウスを使って手を加えるのだそうです。
このへんの詳しい話は,永澤 義嗣さん(気象庁主任予報官,時々テレビに出ているのを見ます)の書かれた「天気図の散歩道」という本を読むと詳しく書いてあります。
http://www.climb-1.co.jp/weather/cgi-bin/detail. …
また,こちらのページ(日経BP)にもその本に載っている図が出ています。
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/cover/taiwa/ …
(トップページはhttp://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/cover/taiwa/)
最後に,No.3への補足で
>基準がなくて、天気図を作っているってことですか?(非科学的な気がしますが…)
基準が全然ないわけではありません。
基本的に「総観規模,または大きめのメソスケール(メソαという)」なら表現し,それより小さいものは原則として表現しない。
実務上は,2hPa間隔の等圧線で現れないものは表現しない。天気図に現れない小さな低気圧が,天気を左右すると思われる場合は,気象予報士の解説などで補い,無理に1hPa間隔などの等圧線で表すことはしない。
気圧配置の特徴がつかみやすいように,予報官が手を加えることがある。
ただし,実際には,ある現象が総観規模なのか,メソαなのか,メソβなのか…という境界線がきちんと引けるわけではなく,どうしてもグレーゾーンが生じます。
総観規模の定義が,水平距離が「だいたい」2000km以上の運動,となっているのもそのためです。
また,どういう現象が出ていたら「気圧配置の特徴をよく表している」と言えるかというと,最終的には「経験と勘」を持ち出すしかないような気がします。
それを「非科学的だ」といわれるとちょっと困ってしまうのですが…。
以上です。質問者さんが誤解されることのないようにと思って,詳しく書いていたら,つい長くなってしまってすみません。
他の方の回答に言及したのも,ひとえに質問者さんの理解を助けるためであり,他意はありません。
最後まで読んでいただけたのなら,大変ありがたいです。
それではこのへんで。
ちょっとくだらない質問かと思っていたのですが、懇切丁寧にご回答くださり、頭の下がる思いです。
>「長年の経験と勘」
というのも現実的であることは理解しています。「非科学的」というのは表現が悪かったですね。申し訳ありません。(私は工学系なので、理論で説明できるものがすべてではないと思っています)
紹介いただいた本はとても面白そうですね。
近いうちに読んでみようと思います。ありがとうございました。
No.8
- 回答日時:
No.5:
>それに「降雨などの気象現象を引き起こさない規模の物は無視して構わないので天気図に書かない」ですし「規模が縮小しつつあり、今後、発達する可能性のない物は天気図に書かない」のです。
前半は初めて聞きました。
「降雨などの気象現象」にもいろいろな大きさがあります。1つの山の片側斜面だけ雨がふっていて,反対側は晴れているなんていうことはよくありますし,もっと小さい物では,野球場1個分ぐらいの面積に雨をふらせながら移動する夏の雨雲だってあります。
つまり,「降雨などの気象現象を引き起こさない規模」という限定にはあまり意味がありません。
では,天気図に描く対象を決める目安はどこにあるのでしょうか。
それは基本的に,「時間的・空間的スケール」で判断します。
テレビや新聞などでいちばん普通に見かける,日本付近を描いた天気図が対象とする気象現象は,水平距離が2000km~数千km程度の運動が中心です。(日本列島の長さがざっと3000kmぐらいと思ってください)
これを「総観規模(シノプティック・スケール)」の運動といいます。
したがって,その主役となる低気圧や高気圧も,だいたいそのくらいのスケールにわたって持続するものが中心となります。山を一つ超えたら消えてしまうような低気圧は描かれません。
ただ,日本列島は気象の現れ方が複雑ですので,実際にはもうちょっと小さいスケール(メソスケールという)の低気圧でも,大きめのものは描かれます。
また,台風はメソスケール(の一番大きい方)ですが,これを書かないわけにはいきませんよね。
(普通の低気圧は,猛烈に発達すると半径2000kmぐらいになることもありますが,台風はまずありえません。「超大型」でも半径800~1000km程度です)
後半の「規模が縮小しつつあり、今後、発達する可能性のない物は天気図に書かない」はちょっと信じられません。
一旦天気図に描かれた低気圧なり高気圧は,たとえ規模が縮小しつつあったとしても,今後発達する可能性がないとしても,それが本当に消えてしまうまで(少なくとも,2hPa間隔の等圧線でも表されないくらい弱まってしまうまで)描かれ続けるものです。
もし御説が本当なら,さっきまで天気図に出ていたそれなりの低気圧が,3時間後には忽然と消えている,なんてことが年がら年中起こっているはずですが,どうなんでしょう。
>「天気図」ってのは「どの辺りが、どういう天気なのか?悪天候かそうじゃないか?」ってのを知る為の物です。
それは大昔の話です。
戦前ならともかく,今の天気図はまず第一に,上空から地上までのいろいろな高度において,大気がどうなっているかを把握する手段です。
結果的に,「どの辺りが、どういう天気なのか?悪天候かそうじゃないか?」もわかるようになっていますが,それだけのために天気図を作るのではありません。
>なので「気象現象を引き起こさない規模の物まで書かれたら迷惑」なのです。
「気象現象」は前の方で「降雨などの気象現象」とお書きですので,その線で解釈しますが,2つの点で誤っていると思います。
まず前提の「気象現象を引き起こさない規模」という限定が誤りであることは前にも述べましたが,冬の街を歩いていて,落ち葉が渦を巻いている,あの「つむじ風」だって立派な気象現象です。半径はせいぜい数mでしょう。
次に,高気圧に覆われて穏やかに晴れているのは,「降雨などの気象現象を引き起こしていない」のでしょうか。
それなら,天気図には低気圧だけ描けばいいのでしょうか。
これまた大きな誤りです。
まず,かりに天気予報を「降雨などの気象現象」を予報する業務だと,狭めて考えましょう。
その際,天気図に「降雨などの気象現象を引き起こす物」だけ書いておけば予報ができるかというと,無理です。
気象現象は複雑にからみあい,影響を及ぼし合っています。
ある地点の,ある高度における,気温や水蒸気量や風速や風向や気圧がどうなっているか。
そして,その地点の少し東,少し南,少し西,少し北に行った地点ではどうなっているか。また,少しずつ真上に上っていくと,どうなっているか。
それらが全部揃って,降雨なら降雨という現象を捉え,予測できるのです。
ある地点が「高気圧に覆われて穏やかに晴れている」としたら,そこでは「気象現象が起こっていない」のではなく,「穏やかに晴れている」という気象現象が起こっているのです。
気象の奥深さってのは、マイクロスケールだけでも不完全だし、総観規模だけでも不十分であり、いろいろな視点を必要とするところでしょうか。
そしてこれを知るために人間が作った「天気図」もまた、面白いものですね。
No.7
- 回答日時:
こんばんは。
>ちなみに、最初から高気圧、低気圧自体の定義は聞いていないのですが…。
とおっしゃっていますが,この質問に答えようとする限り,どうしても定義に触れざるを得ません。既にご承知の内容もあるかと思いますが,ご了承下さい。
また,既に出ている回答と重なる部分もありますが,説明の流れの関係上,これもご了承下さい。
>これだとどうなったら高気圧、低気圧とするのでしょうか?
周囲より気圧が高ければ高気圧,低ければ低気圧です。
ちなみに,高気圧,低気圧に関係なく,全ての等圧線は,必ず閉じた輪になります。
天気図の端では,見かけ上切れますが,もっと広い範囲(例えば北半球全体)の天気図を書けば,必ず元に戻ってきます。
同心円状に等圧線の輪が重なっているとき,その中心に行くにつれ気圧が高くなっていれば高気圧,低くなっていれば低気圧です。
>テレビで見る天気図では、等圧線が閉じていなくても低気圧になっていることがあります。
これは2つの場合が考えられます。
1つは,高気圧や低気圧の中心が,天気図の範囲をはみ出している場合です。
今頃ですと,しばしば西高東低の冬型の天気図が見られますが,西の高気圧はどうかするとシベリアのバイカル湖あたりにあって,また東の低気圧はアラスカの南西あたりにある,なんてこともあります。
しかし,だからといって天気図に「高」「低」と書かないのでは,気圧配置が分かりにくいので,「この先に高気圧あり」といった感覚で天気図の左上に「高」と書くわけです。
もう1つは,No.1の補足にもありますが,等圧線の間隔を細かくすると(例えば2hPaごと)小さな低気圧が現れるが,広くすると(例えば4hPa)消えてしまう,という場合です。
このような場合,正式には2hPaの等圧線を点線で書くのですが,テレビなどでは省略していることもあるかも知れません。
気象庁のサイトに載っている天気図は,こういうとき点線を使っています。
http://www.jma.go.jp/jp/g3/
>地上天気図では4hPa毎に等圧線を描くのが多いと思いますが、
はい,その通りです。
気象庁が作成している「アジア太平洋天気図」(1日4回)や「速報天気図」(1日7回,気象庁のサイトでは一般の人向けに「実況天気図」と呼んでいる)でも,4hPaごとです。
(30年ぐらい前までは2hPaごとでした)
>高気圧、低気圧を決める人(?)は、等圧線が閉じていそうなところを見つけると、どんどん細かい等圧線を描き足して、高気圧、低気圧を見つけるということでしょうか?
>とすると、どこまで細かくするのですか?
通常は2hPa間隔まで(つまり1段階細かくする)です。
もちろん,もっと細かくしようとすれば細かく描くことは可能です。
しかし,そのためにはそれに見合っただけの気圧の観測点がなければなりません。
もともと観測点がまばらな海上などで,間隔だけ細かくして1hPaとか0.5hPaにしてみたところで,それまで現れてこなかった低気圧・高気圧がそうたくさん出てくるわけではありませんし,出てきても誤差が大きく効いてきて,実際には存在しない小さな低気圧・高気圧まで図上に描かれてしまったりします。
逆に言えば,観測点が密に分布していれば,等圧線間隔を狭めても,それなりの信頼度のある等圧線が描けるわけで,実際,局地天気図といって狭い範囲(たとえば関東近辺だけとか)を詳しく描いたものでは,1hPa間隔で描くことが多いです。
ところで,No.2に
>テレビの天気図は「等圧線を何本か省略して、5ヘクトパスカル単位、10ヘクトパスカル単位の等圧線だけ」しか書いてません。
とありますが,本当でしょうか。
本当だとしたら,どの予報番組でしょうか。
素朴に考えると,気象庁の作った天気図が元なのだから,4hPaを1本おきにしたら8hPaごとになりそうですが…
5hPaごとということは,気象庁の図とは関係なく,いちから等圧線を引いているんでしょうか。その方が手間がかかると思うのですが,忙しいテレビ局がそこまでするのでしょうか。
まして(8hPaごともそうですが)10hPaごとなんていったら,等圧線がまばらすぎて,気圧配置がつかめなくなってしまいます。
冬型の時ならまだしも,夏なんかどうするのでしょう。
一旦切りますね。
お礼が遅くなり、失礼しました。
とても分かりやすくご説明いただき、大変勉強になりました。ありがとうございます。
やはり、作図の基準はあるんですね。(よかったぁ)
実務につながる気象学(観測における実情など)など、また新しい興味がわいてきます。
これでまた、気象を勉強するのが楽しくなりそうです。
No.6
- 回答日時:
>基準がなくて、天気図を作っているってことですか?(非科学的な気がしますが…)
>作成者の感覚ですか? ←事実ならそれでも(無理矢理)納得しますが…
まさにその通り。天気図作成者が「この季節、この地域で、ここまで発達してたら、雨も降ってるだろうし、風も強いだろうし、海上なら波も高い筈だ。付近を航行する船舶に影響が出る筈だから、天気図に書いておこう」ってのを「長年の勘と経験を元に、感覚で記載」するんです。
世の中ってのは「数値じゃ決められない事が大半。数値で決められるのはほんの少し」です。
「長年の勘と経験」は「数値」じゃ計れません。「数値で決めても、決めた結果が実用的ではない」としたら「数値で決めるより、勘と経験で決めた方が、よっぽど実用的」なのです。
貴方が納得出来ないのは「天気図に載せるが載せないかの規準」と「低気圧、高気圧の定義」をごっちゃにしてるからです。
最初に貴方が納得しなきゃいけないのは「天気図に載せるが載せないかの規準と低気圧、高気圧の定義はまったくの別物。強いて言えば、まったく無関係って事」です。
おぉ、ありがとうございます!!
「長年の勘と経験を元に、感覚で記載」なのですか!!!!!
アカデミックな裏づけを期待したのですが、ベテランの判断の方が勝っているってことですね。
ちょっと拍子抜けです。
ちなみに、最初から高気圧、低気圧自体の定義は聞いていないのですが…。
No.5
- 回答日時:
>高気圧、低気圧を決める時の「省略していない等圧線」という基準はどこなのでしょうか?
>申し訳ありませんが、スッキリしない状態です。
「基準は存在しない」ですよ。
当方の以下の回答を読みましたか?
>これがもし「深さ10cm」でも「深さ1cm」でも「深さ1mm」でも「窪みは窪み」です。
>なので「どのくらい窪んでるか?」は関係ありません。
良く読んで考えて下さい。「深さ0.0000000000000000000000000000001mmでも、窪みは窪み」なんです。
勿論、
0.0000000000000000000000000000001
が基準って訳じゃありません。
0.000000000000000000000000000000001
でも
0.00000000000000000000000000000000001
でも
0.0000000000000000000000000000000000001
でも窪みは窪み、なのです。つまり「窪みに基準は存在しない」のです。
これと同じで「低気圧、高気圧に基準は存在しない」のです。
言い換えれば「周囲より気圧が低い、気圧の窪みがあれば、それは低気圧。どれくらい窪んでいるかはまったく関係ない。例えそれが0.0000000000000000000000000000001ヘクトパスカルでも」って事。
ぶっちゃけ、貴方が思いっきり空気を吸い込んで、貴方の居る場所が一瞬だけ周囲より気圧が下がったら「一瞬だけ低気圧が出来た」って事になるんです。
とは言え「超極小低気圧」「超極小高気圧」まで天気図に書いてたら訳がわからなくなって天気図としての意味が無くなりますし、気圧計には「計れるのは、このぐらいまで」って言う精度がありますから「ある程度以下は計れない」です。
それに「降雨などの気象現象を引き起こさない規模の物は無視して構わないので天気図に書かない」ですし「規模が縮小しつつあり、今後、発達する可能性のない物は天気図に書かない」のです。
「天気図」ってのは「どの辺りが、どういう天気なのか?悪天候かそうじゃないか?」ってのを知る為の物です。なので「気象現象を引き起こさない規模の物まで書かれたら迷惑」なのです。
簡単に言えば「天気図に書かなくても構わない物は天気図に書かない」だけの話なのです。
ありがとうございます。
でも、No.4の方へのコメントと似てしまいますので避けますが。
「今後の可能性で描く、描かないを決める」とのことですが、この可能性をどう判断するのですか?
客観的なほうがいいですよね?
天気図を作ってる人が、(複数だとしても)個人的な主観で判断していたら、科学って…てなことになると思うのですが。
No.4
- 回答日時:
基準がないというのは
気圧がいくら以上だったら高気圧それ以下だったら低気圧と言うような基準の気圧はないということです
高気圧低気圧と言うのは周囲の気圧と比較した相対的なものです
少しも非科学的ではありません
あなたが言われる非科学的の意味は基準の気圧が定められていないことを指しているのだと思います
だとすると絶対的な運動は存在せず観測するものとされるものの相対的な運動しか存在しないという相対性理論は非科学の最たるものになります
度々回答いただいてスミマセン。
高気圧、低気圧に基準がないのは理解しています。
ちょっと質問が悪かったようですね。
『天気図』を作成する基準を知りたいのです。
どういうときに高気圧・低気圧を描くのか。
> 天気図上の高気圧、低気圧はどのようにして決めるのでしょうか?
最初の質問にあるとおり、天気図上の話です。
非科学的という言葉が不適切であれば、「客観性がない」と言えばよいでしょうか?
No.2
- 回答日時:
に
>あくまでも相対的に周りと比べて高いか低いかで決められます。
>つまり、周りと比べて気圧の高くなっている所が高気圧。
>周りと比べて気圧の低いところが低気圧になるのです。
って書いてあります。
>過去の回答では、「等圧線が閉じたら」というのもあるのですが
「等圧線が閉じる」とは「相対的に周りと比べて高い、または、低い場所が出来ている」と言う事です。
>テレビで見る天気図では、等圧線が閉じていなくても低気圧になっていることがあります。
テレビの天気図は「等圧線を何本か省略して、5ヘクトパスカル単位、10ヘクトパスカル単位の等圧線だけ」しか書いてません。
つまり「省略されて書かれてない、もっと細かい等圧線が閉じている」のです。
地図で例えてみましょう。
「地図の1m単位の等高線では表せない、深さ50cmの窪み」があったとします。
その窪みは「地図に等高線は書いてないが、周囲に比べて、窪んでる」のは間違い無いですから、だれが何と言おうと「窪地」です。
これがもし「深さ10cm」でも「深さ1cm」でも「深さ1mm」でも「窪みは窪み」です。なので「どのくらい窪んでるか?」は関係ありません。
低気圧、高気圧もこれと同じで「どのくらい気圧が違うか?」は関係ありません。「周囲より低い」「周囲より高い」なら、違いの量に関係なく「低気圧」「高気圧」です。
ありがとうございます。
でも、No.1の方に対するコメントと同じ疑問が残ります。
テレビで見る天気図が省略されていてもいいのですが、高気圧、低気圧を決める時の「省略していない等圧線」という基準はどこなのでしょうか?
申し訳ありませんが、スッキリしない状態です。
もう少し教えていただけませんか。
No.1
- 回答日時:
地図において、山の山頂が高気圧や低気圧に相当する、というアナロジーで考えてください。
等高線が閉じていなくても、等高線の間隔を狭くすれば(補間の等高線を書き足せば)必ず、山頂の周りで閉じた等高線が現れます。
逆に、等高線を間引きをしていけば、山頂の周りで等高線が閉じなくなることがあります。
ご回答、ありがとうございます。(しかもすごく早い!!)
ご回答では、「等圧線が閉じている」というのが前提なのでしょうか?
地上天気図では4hPa毎に等圧線を描くのが多いと思いますが、高気圧、低気圧を決める人(?)は、等圧線が閉じていそうなところを見つけると、どんどん細かい等圧線を描き足して、高気圧、低気圧を見つけるということでしょうか?
とすると、どこまで細かくするのですか?
日本のエリアサイズで天気図を描く場合、小さい高気圧、低気圧は省略されることになると思うのですが、「省略する」「しない」の判断はどうするのでしょうか?
どうしても気になります。
よろしければ、教えてください。
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