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1.「彼が好きだ」は、「彼女は彼を好きだ」とも「彼が彼女を好きだ」とも取れます。しかし、これと同じように、主語にも目的語にもなれる動詞はあまり見当たりません。「Aが何々だ」のとき、「好き」のほかにこのように主語にも目的語にもなれるものはあるのでしょうか。また、なぜ、「食べる」のような主語も目的語も取る動詞は同様の使い方が出来ないのでしょうか?また、同様なことが、「彼は好きだ」にも起こります。こちらについても同様な動詞はあるのでしょうか。

2.「は」にしても「が」にしても、主語と目的語の両方を示すことが出来ます。しかし、例えば、修飾節や従属節で主語の位置に現れるのは「が」だけです。なぜ、「は」は使えないのでしょうか?「僕が東京へついたとき、雨が降っていた。」は、「僕は東京へついたとき」とは言えない。「彼が持っている本はおもしろい。」は「彼は持っている」とは言えない。

3.「彼は、ぶどうは好きだ」とか、「彼は、リンゴは食べた」は多少不自然でも言えると思います。しかし、「彼が、ぶどうが好きだ」は、どう見てもおかしく感じます。同様に「彼が、リンゴが食べた」も全く自然ではありません。この「は」と「が」の差はどこから来ているのでしょうか。

A 回答 (11件中11~11件)

「は」と「が」の基本的な機能の違いは、「は」はそのあとに未知の情報が述べられ、「が」はその前に未知の情報が述べられるということです。


ですから、「は」はその前に来ていることの説明を、それ以降で行っていて、逆に「が」はその前に来ているもので、それ以降で述べられていることを説明していることになります。

1.の例については、単に省略形態として成り立つかどうかでしょう。「好き」「嫌い」などの、直接的な感情表現は、日本語の特性上、省略形態が成り立ちやすいと思われます。

2.と3.については、最初の説明の通りで、たとえば「彼が持っている本はおもしろい」で言うと、「おもしろい」は「本」についての説明で、「彼」は「持っている」についての説明であるわけです。
「彼はおもしろい本を持っている」とすると、彼がどういう状態であるかを説明し、「彼がおもしろい本を持っている」とすると、おもしろい本を誰が持っているのかを説明しているという文義になります。

以上、ご参考までに。
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