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水毒とか、いろいろタイプが有るみたいですけど、
どうも、どれも、当てはまってしまうんです。
漢方屋さんや漢方のお医者にも行ってみたのですが、
みんな、違うことを言うので、何が正しいのか分からなくなってしまいました。
詳しく調べてくれるところや、そういった知識に自信があるかたはいませんか?

A 回答 (4件)

漢方では患者を『陰・陽・虚・実』或いは流派によっては『寒・熱・緩・緊』の区分に分けます(精神的なものは『壊病』として、別枠ですが)。

そして、陰側に3つ、陽側に3つの病期があり、その病期が『気・血・水』に対応すると考えます。例えば陽側の気毒(気のバランスの崩れ)に対応する状態を『太陽病』とし、気のバランスを整えるために汗の調節を行う治療をするという風に考えます。
同じ人であっても、そのときの病気の状態によって、気・血・水のどのバランスが崩れているのかは異なります。そして、出される薬も異なってくるのです。病名とは無関係に漢方薬の『証』と患者を当てはめて考えるのが漢方なんです。
nyabutiさんは、もしかしたら、ダイエットなどを考えておられて、処方を選ぶために体質を知ろうとされているのでしょうか?違っていたらすみません。
本来の漢方の用い方ではないのですが、概ね、水太りタイプで色白、浮腫ぎみで、汗をかきやすい場合には『防己黄耆湯(ボウイオウギトウ)』、腹部に脂肪が多く、便秘しがちな場合には『防風通聖散(ボウフウツウショウサン)』なんかが比較的よく用いられますので、ご参考までに。
以上kawakawaでした
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現在の医療は大きく分けると、科学的な根拠にもとづいて行う西洋医学的(現代医学的)治療と、針や漢方薬を用いる東洋医学的治療に分けることができます。


現代医学の治療には限界があり、特に自律神経失調症、不定愁訴症候群、更年期障害、心身症、低血圧症などの機能性疾患、虚弱体質などに代表される疾患群は、漢方治療の適応になると思います。
漢方治療を行う施設で、このような現代医学的診断をせず病名がはっきりしないまま治療するところもあります。いろいろな考えがあると思いますが私は、漢方治療を行うにあたっても、十分な現代医学的診査と検査によって診断することが重要だと考えています。
東洋医学では、独特な表現で病気の状態を示します。陰陽(陰証と陽証)、虚実(虚証と実証)、六経病位(陽病(太陽病期、小陽病期、陽明病期)と陰病(太陰病期、小陰病期、厥陰病期))があり、この他に漢方の病理観に気、血、水があります。この考えは実際の病気では、気、血、水の三者が種々の形でかかわっているという考えです。
これをそれぞれ説明するのは大変ですので、とりあえず水毒について説明します。水毒は、前述の水が病気や症状の原因であるという考えです。つまり、からだの水分が偏ることによって生じる病的状態を水毒といいます。水毒は広義では水の過剰、不足の両方を、狭義では水の過剰のみをそれぞれ意味しています。水の過剰は湿で、水の不足は燥で、湿には利水剤(利尿剤)を、燥には滋潤剤(潤燥剤)を用いて治療します。
nyabutiさんは何が知りたいのかよく理解できませんでしたので、このように解答しました。もし、今なにか病気でお悩みでしたら、まずは現代医学的診断を受けられたほうがいいと思います。
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 地方大学の和漢薬関係の研究所に関係する rei00 です(私自身は医者ではありません)。

専門家お二人の丁寧な回答がありますが,お二人の説明に若干納得いかない点がありますので,ここに補足させていただきます。

>漢方では患者を『陰・陽・虚・実』或いは流派によっては『寒・熱・緩・緊』の区分に分けます
 これは患者を分けるのではなく,この世に存在するもの(患者も含まれますが)には,『陰・陽・虚・実』や『寒・熱・緩・緊』の性質を有していると考えます。で,漢方でよく出てくるのは,「患者の状態」,「薬の性質」,「病気の原因の性質」などです。

>陰側に3つ、陽側に3つの病期があり、その病期が『気・血・水』に対応すると考えます。
 3つの病期と『気・血・水』は必ずしも対応はされません。『気・血・水』は体の構成成分のようなものですので,『気』の乱れによる疾患にも「太陽病」以外の病期は存在します。

>同じ人であっても、そのときの病気の状態によって、気・血・水のどのバランスが崩れているのかは異なります。
 漢方では,患者さんを診察して,「気・血・水」のどのバランスが崩れているのか,どの様に崩れているのかなどを考え,患者さんの病状について『陰・陽・虚・実』や『寒・熱・緩・緊』の性質を決定します。したがって,同じ人でも病気に罹った当初と何らかの治療を行なった後ではその状態は異なりますし,極端な場合,朝起きた直後と活動した後の夕方でも異なります。

>そして、出される薬も異なってくるのです。
 上記の様にして患者さんの状態を決定したうえで,その状態にあった薬を出します。したがって,状態が異なれば,薬も異なってくるわけです。

>病名とは無関係に漢方薬の『証』と患者を当てはめて考えるのが漢方なんです。
 確かに西洋医学的な意味での病名とは無関係ですが,漢方医学的には「病名=症=治療薬」の関係にあります。つまり,上記の様にして患者さんの状態を診察した漢方医は,その患者さんを「○ ○湯が適した症だ」といった判断を下します。この時点でこの患者さんの病名は,「○ ○湯症」と言う事になり,「○ ○湯」を処方する事になります。


 したがって,あなたの状態が異なっていれば,いくら立派な漢方医に診ていただいても,「みんな、違うことを言うので」という事になる場合もあります。


 長くなりましたので,「水毒」などに関しては別回答に致します。漢方に関するこの様な話は非常にわかり難いと思いますので,ご自分で適当なウェブペ-ジなどを御覧いただいた方が間違いないと思います。ペ-ジを幾つかあげておきますので,興味があれば御覧下さい。

・漢方の理論体系
 http://dbs.p.kanazawa-u.ac.jp/~kanpou/riron.html …
・漢方基礎講座
 http://www.aurora.dti.ne.jp/~saiun/shiryo/koza.h …
・長屋先生の漢方入門講座
 http://www.so-net.ne.jp/vivre/kanpou/nagaya.htm
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 rei00 です。

先程の続きです。なお,先程の回答に記入し忘れたんですが,anakin さんや kawakawa さんには何の思いも個人的にはありません。いつも見事な回答をされていると勉強させていただいています。ただ,今回の回答に関しては,私の立場から黙っているのもどうかと思いましたので,失礼とは思いながらもこういう形をとらせていただきました。お許しいただければ幸いです。

 さて,回答です。今度は anakin さんの回答を使わせていただきます。

>いろいろな考えがあると思いますが私は、漢方治療を行うにあたっても、十分な現代医学的診査と検査によって診断することが重要だと考えています。
 現在のお医者さんは漢方医であっても医学部を卒業し,医師免許を持たないといけません。そのため,通常は,漢方医であっても内科医としての見方もされ,患者さんにとって一番適した治療法を選択されると思います。それをされないようでしたら,それはきちんとしたお医者さんとは言えないと思います。

>水毒は、前述の水が病気や症状の原因であるという考えです。つまり、からだの水分が偏ることによって生じる病的状態を水毒といいます。水毒は広義では水の過剰、不足の両方を、狭義では水の過剰のみをそれぞれ意味しています。
 「気」,「血」,「水」について説明しておきます。漢方では,人間の体を構成する成分を「気」,「血」,「水」の3つに分け,それらの状態の変化で病態を考えます。「気」,「血」,「水」の量が多かったり少なすぎたり,また流れが停滞したり逆流したりすると不都合(病気)が生じると考えるわけです。ここで,気:体中を流れている目に見えないエネルギーのようなもの,血:体内を流れている赤い液体,水:体内を流れている透明な液体,です。

>水の過剰は湿で、水の不足は燥で、湿には利水剤(利尿剤)を、燥には滋潤剤(潤燥剤)を用いて治療します。
 簡単にいうとこの通りです。しかし実際は,水の不足の状態であってもその原因が体の一部に「水」が停滞しているために他の場所で不足していると判断すれば,一部分では水不足であっても利水剤を使うという事もあります。

>もし、今なにか病気でお悩みでしたら、まずは現代医学的診断を受けられたほうがいいと思います。
 上記の様に漢方医学は複雑ですので,自己判断はできないと考えて下さい。anakin さんがおっしゃられる様に,きちんとしたお医者さん(西洋医でも漢方医でも)に診ていただいて下さい。
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