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化学系大学院の2年生です。
今年度から先生に新しい研究テーマを与えられたのですが困っていることがあるので質問させていただきます。


触媒によるNOの選択還元反応についての研究です。

分析手法はガスクロマトグラフィーを用いる予定なのですが、現在研究室には検出器がTCDとFIDのガスクロしかありません。選択還元反応なのでNOにO2を共存させます。実際にモレキュラシーブやポラパック、シンカーボン、ユニビーズ等を充填させたステンレスカラムをTCD(GC-8A Shimazu)につけて試しに分析してみました。いずれも、酸素を共存させると。非共存下で検出していたNOのピークエリアよりエリアが減少してしまいます。私はO2を共存させるためNOは自発的に酸化されてNO2になってしまうと考えてましたがNO2だと考えられる新しいピークは検出されませんでした。

先生に相談してもNO2になると分析できないのかもしれないというだけで、解決法を提示してくれません。色々試してみるしかないというだけです。

論文を読むとNOxメーターなどの化学発光式の装置で分析している例が多いようです。
NOが酸化されてNO2になるという条件でTCDでは定量することが不可能なのでしょうか。
私も修士2年で新しい研究テーマに移るということで焦って何か見落としているのかもしれません。助言等ありましたらよろしくお願いします。

A 回答 (1件)

試しにキャリアガスを変えてみたら?


キャリアと熱伝導度が近すぎて感度が低いとかなら,キャリア変えれば見えるかも知れない.
そういう理由なら,高濃度なら見えるかも.
O2 じゃなくて,O3 とかで完全に NO2 にして打ってみれば,濃度が上がる分見えやすくなるのかも.
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
キャリアガスはヘリウムで実験しております。
確かに、あえてArとかにしてみてもいいかもしれません。
NOと酸素が反応してNO2になる反応は平衡論的に実験条件では100%NO2になります。速度も十分大きいと思われます。
サンプリングは1mlのサンプリングループを用いてます。ループの容量を大きくしてみようかと思います。ただTCDだけにあまり多量の酸素を入れたくないので・・・

お礼日時:2008/06/13 01:54

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