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CoSb3のナノ粒子の作製を試みているんですが、
XRDでできたかどうかみようとしても、
回折強度が一番大きなピークでも400もなく、
その他のピークとぶれ(?)を識別しにくい状態です。

一番大きなピークで400というの小さいのでしょうか?
ピークが小さくなってしまうのはなぜですか?
どうしたらよいのでしょう?

A 回答 (1件)

XRDの強度が弱い原因としては、


(1)装置の問題
(2)試料の問題
の2点が考えられます。

(1)の場合、装置の光軸がずれている可能性があるので、光軸調節をする必要があります。
簡単な確かめ方は、シリコンなどを測定してみて、どのくらい強度が出るかが目安になると思います。
 装置の状態を知るためにも、毎回の測定前に同じ試料を測定することをオススメします。

(2)の場合、強度がでない原因はいくつも考えられます。
 セッティング:試料表面が平らでなく、きちんとX線が当たっていない
 元素:Liのような軽元素では、ピークそのものがよわい
 組織:結晶子サイズが小さく、ピークがブロードになる

強度が400という数字には、あまり意味がありません。X線の線源の種類、加速電圧・電流、測定角度、測定時間、などによって強度は変化するので、この数字が小さい/大きいというのは目安でしかありません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!!ナノ粒子なので結晶子サイズが小さく、ピークがブロードであってほしいです!!

お礼日時:2006/11/20 18:01

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