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よく、選挙報道で、「過半数を超える」という表現があります。普通に考えると、「過半数=半数を超えた状態」なので、「過半数を超える」という表現は、「アタマが頭痛」や、「おなかが腹痛」のように言葉がダブっているのではないかと思っていました。しかし、NHKでもこの表現が使用されていました。どうやら政治用語で「過半数」とは、「半数を超えた状態」ではなく、「(議員定数などの)半数を超える最小の整数(=人数)」という意味のようです。
1)このような政治用語の使われ方について、専門家の方のご意見を聞かせてください。
2)この例以外に、「一般的な用語」と「政治用語」で意味が大きく異なる例がありましたら、教えてください。

A 回答 (2件)

専門家という指定がありますが過半数は日常使う言葉なので素人の意見も聞いてください。



過半数を越えるが果たして「頭が頭痛」と同じ用法でしょうか?
過半が半分以上を指し、それに「数」をつけることにより「半分以上の数」という名詞に過ぎないと思います。英語ではmajorityですね。意味がダブるように見えるのは「過」をすぎるという動詞として理解するからではないでしょうか。漢語の解釈は分かりませんが、日本語としては名詞であり「過半数」を「半数を超える」という文章として理解するのは無理があると思います。

過去に類似の質問がありますので参考URLを見てください。私も回答していますが、今読み返してみると、私自身すこし混乱した回答をしていました。

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=71745

この回答への補足

「過半数」が名詞であることは、承知していました。「アタマが頭痛」は、私の疑問に思う内容の例示としては適切ではなかったように思います。私の疑問点は、たとえば「100の過半数」とは一般的には51~100の範囲をさし、「政治用語(この表現が適切ではないかもしれませんが)」では51のみを指すという相違点が見受けられるように思えた点です。参考URL見てみます。

補足日時:2002/11/21 19:23
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この回答へのお礼

早速のご回答、ありがとうございます。過去の類似質問を一応さがしたのですが、私の検索能力不足のため「参考URL」のHPにたどりつけず、過去と類似の質問をしてしまいました。参考URLのHP、よく読んでみます。

お礼日時:2002/11/21 19:23

 現在の日本の政治形態を、議院内閣制と呼ぶのは、ご存じだと思います。


 議会(衆参両院)で、或る政党が、過半数あれば、首班指名を行い、内閣を組織することが出来ます。
 また、議会(衆議院・参議院)の議長を選出することができます。
 これで、与党と呼ばれる訳ですが、実は、国会は、それぞれの院に、「委員会」が設置され、本格的な議論は、そこで行われています。
 その委員会の運営も国会運営の重要な面を持っています。
  衆議院の常任委員会は、内閣委員会 総務委員会 法務委員会 外務委員会
              財務金融委員会 文部科学委員会 厚生労働委員会
              農林水産委員会 経済産業委員会 国土交通委員会
              環境委員会 安全保障委員会 国家基本政策委員会
              予算委員会 決算行政監視委員会
  があります。
  また、特別委員会もあり、
  
 これらの委員会で、国政の実質的な討議が行われています。

 各議院で、政党の党員数によって、それぞれの委員会に送り込める数が定まっているようです。

 その委員会の内、重要な委員会の議事運営を行う、議長も与党で、押さえておく必要があります。

 これらの事を、考えると、議会(特に衆議院)で、過半数を占めることは、政権を維持(内閣総理大臣を選出し、内閣を組織する事)は、与党として、最低のレベルで、その過半数から、まだ幾人いるのかが、その政権の安定度のバロメーターとなるわけです。

 その数(絶対安定の議院数)は、忘却しましたが、
 上記の事を念頭にして、マスコミは、過半数より、何人多いという事が、一つの関心事だと思われます。

 従って、「過半数を○○人越えた」という表現が、生まれてくる土壌が、上記に記載したことだと、思われます。
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この回答へのお礼

早速のご回答、ありがとうございます。選挙速報などで「過半数」という言葉が頻繁に使われる政治的背景が、ぼんやりと見えてきたような気がします。

お礼日時:2002/11/21 19:32

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