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6年制薬学部を卒業後、薬学部の院に行く場合、
4年の博士課程しか行けませんか?
3年の博士課程は無理ですか?
研究がしたい場合は学部卒業後(6年行ってから)、
2年修士で3年博士じゃないと無理なんでしょうか?

また、6年制薬学部出身の場合、学部卒ですか?
それとも修士卒ですか?

A 回答 (11件中1~10件)

 ca1_wan708さん こんばんは



 学問の世界とは、極論すればどこの大学を卒業したか・どこの大学院を終了したかではなくて、どんな内容の研究をしたかの世界です。例としては少ない例でしょうけど、超3流(またはそれ以下のレベル)の大学の大学院を卒業して運よくその大学の助手のポストが空いていて大学に残れて研究活動を続けられて、世界的な内容の大発見をすればその方は東大や京大で研究活動をされている名の知れた研究者と肩を並べるまたはそれ以上の研究者と言う事になる訳です。
 1つの例ですけど、何年前でしょうか??島津製作所の田中氏がノーベル賞を取られたのを覚えていますか???彼は(確か)東北大学の学部(学部名までは不明でごめんなさいね)を卒業して研究職として島津製作所に就職しました。と言っても学部卒で研究職に就職される方は「研究職」とは名ばかりで、博士号を持っているメインの研究者の実験道具を揃えたり使い終わった器具の洗浄してみたり、またはメインの研究者の言うなりの事しかしてはいけない仕事なんです。つまりご自身で色々な事を考えて実験をしてはならないと言う事です。(こう言う形での学部卒で企業の研究職への就職は、現在ほぼどこもやってないハズです。企業に研究職で就職する場合は、最低でも修士卒が現在の条件です。)ところで田中氏の場合は上司の研究者に言われたままの事をすれば良かった所を、間違った事をしてしまった訳なんです。この間違った事をした結果が新たな発見につながり、ノーベル賞受賞まで発展したんです。科学の世界では、間違った事をした結果として新たな事が発見される例は多々ある様です。有名な例では世界初の抗生物質である「ペニシリン」を発見ししたフレミング氏だって、微生物の培養をしている段階で本来シャーレの蓋を閉めておけば良かった所、数個開けっ放しで帰宅してしまったんです。ある意味シャーレの蓋を開けっ放しで帰宅した失敗実験をした結果として「ペニシリン」の発見につながる訳です。
 この様に何が災いして良い研究成果を得られるかはやってみないと解らないのが研究の世界です。したがって東大や京大等の超エリート集団の大学を卒業すれば、必ず良い研究成果が得られる訳ではないですし、冒頭に記載したとおり学問の世界は出身大学云々よりは研究成果を重要視する世界ですから、ある意味出身大学は超3流大学でも良い事になります。

 上記した事は正しい事なんですけど、実際とは少しかけ離れた場合もあります。同じ研究活動と言っても、たとえば法学や文学等の文系科目の研究をされる場合は、極論すれば文献と紙と鉛筆があれば大学院を終了後自宅等どこでも研究活動を続ける事が可能でしょう。しかし科学系の研究をする場合は、実験内容によっては時と場合で危険を伴う内容の実験をする場合も多々あります。ですからきちんとした安全性を兼ね備えた実験設備がないと研究活動が出来ないと言う欠点がある訳です。ca1_wan708さんが超が何個も付く資産家で、ご自身の力で安全性を兼ね備えた実験設備を準備出来れば良いのでしょうけど、多くの方はそんな事無理ですから大学院を終了後も研究活動をしたいなら就職と言う事を考えないとならなくなります。もちろん学位を取得された後は研究活動から離れて薬剤師として働くまたは別の職業に就くと言う事で研究活動は一切しないと言うのであれば、話は変わってきます。
 ca1_wan708さんは「学閥」と言う言葉をご存知でしょうか???「学閥」とは、出身大学での集団みたいなものです。たとえば「東大閥」とか「京大閥」と言う言い方をします。私の母校の場合では、教授・準教授はほぼ東大か大阪大学出身者ですから、言ってしまえば「東大閥」と「阪大閥」で占められていると言って良いでしょう。一部母校出身の生え抜きで教授まで上り詰めた方もいますけど・・・。この様に大学に就職する場合は、「学閥」と呼ばれる人のつながりを有利に使える方が良いでしょうね。同様な事が私企業の場合も言えます。ですから事就職の事を考えると、3流大学よりは一流大学(出来れば旧帝大)が良いでしょうね。
 ただし特殊な例としては、私の母校の薬用植物学教室の女性教授の旦那様が医師で漢方で有名な「ツムラ」の研究員をしていた関係で、学生(学部生・院生含め)その研究室の学生はMRや研究職など漢方製薬メーカーに就職し易いと言う研究室も有りますから、一概に3流大学だから研究所への就職が難しいとは限りません。もちろん学位を取っての就職ですと、論文内容を認められての就職でしょうから、院生時代の頑張り次第ではどうとでもなるのは言うまでもありません。(この点は少し言い過ぎですかね???)
 大学への就職は一般的に助手に就職する事になるのですけど、私企業もポストが空いていて募集がなければ就職出来ないのと同様以上にポスト数が少ない関係で余程のつて(担当教授等の)がなければ難しいと考えた方が良いでしょうね。これが外国語科目等で非常勤講師として大学で教鞭をとるのととの違いで、大学の理系学部への就職の特徴になります。

 以上をまとめると、3流大学の院に進学して頑張って研究成果をあげて論文内容で就職を勝ち得るのも一つの方法ですけど、一流大学(出来れば旧帝大)の院に進学しての就職の方が楽に就職出来ると言う事になります。偏差値云々と言われていますが、偏差値とは単に統計的な数字でしかないので事就職については大学入試時の偏差値はあてになりません。1つの例で学部での就職の事を言えば、大学入試時の偏差値が70の大学で成績が4年間通じてびりだった方より大学入試持の偏差値50の大学で4年間通じでベスト5以内の成績の学生さんの方を企業は高く評価しますから・・・・。ただし一般的に3流大学より旧帝大の方が大学入試持の偏差値は高いでしょうけど・・・。ただそれだけの事です。

 以上また取り留めのない内容を長々記載しましたが、何かの参考になれば幸いです。
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No.2,7,8の者です。



No.9さんが仰っている「大学院すら進学しないで取得する方法」
というのは、いわゆる論文博士制度(論博)のことだと思いますが、
最近の情勢では、論博は廃止される方向に向かっています。

私自身の考えでは、すぐに廃止までには至らないとは思いますが、
昔に比べれば相当縮小しているのは事実です。

しかし論博が無くなると企業が社員に博士号を取らせる場合に困ります。
そこで、論博の代わりに社会人ドクター制度が主流になっています。
これは籍は大学院に入れ、入学金や学費も払わないといけませんが、
大学院に毎日顔を出さなくてもいいと言う物です。

ですので基本的には、自分の在籍している大学院で
学位は取るものだと考えたほうがいいと思いますよ。
もちろん大学院は学部と同じところである必要性はありません。
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この回答へのお礼

博士号をとるのに2種類あることは知りませんでした。
私は博士号をとるなら院に進学するつもりです。

No.9の方にも書きましたが、偏差値の高い院に進学しても
大学の偏差値が低ければ、将来、
研究や大学に残ることは無理ですか??(院の方の)

お礼日時:2008/06/22 18:43

 ca1_wan708さん こんばんは



 #4&6です

 「博士号」と言う学位を取得する方法には2種類あるのをご存知でしょうか???1つは大学院の後期3年(6年制の大学学部の場合は後期4年)を終了して取得する方法と、大学院すら進学しないで取得する方法です。前者は一般的な学位の取得方法ですけ、後者の場合は学位論文を提出する前に大学院後期課程を卒業した方と同等の学力があるかどうかの語学等の試験を受けて合格した後に学院論文を提出する方法です。私の親戚や修士時代お世話になった恩師の教授は、後者の方法で「薬学博士号」を取得してます。

 多くの方は学部を卒業した同じ学部の大学院(他大学であったとしても・・・)に進学し、後期課程の在籍している大学に学位論文を提出して学位を取得するわけです。ですから例えば学部は薬学部を卒業した方が大学院に進学し、進学した大学院に学位論文を提出して認められたら「薬学博士号」と言う卒業した学部と同じ名前の学位を取得する場合が多いと思います。
 だし幾ら○○大学付属高校に通っていても大学進学する段階で違う大学を受験して進学しても良いのと同様に、例えば薬学部の学部を卒業して医学部の大学院に進学しても良いわけです。ちなみに私が修士時代の研究室には、後期課程の院生に学部は理学部化学科卒と言う方もいました。その場合は在籍している大学院に学位論文を提出する場合が一般的ですから、学部は薬学部を卒業した方でも、医学部に学位論文を提出して認められれば学部は薬学部を卒業した「医学博士号」と言う学位を持った人が誕生するわけです。私が修士時代に在籍していた研究室の先輩の例では、学部は理学部を卒業していても学位は「薬学博士号」となっています。以上が学位の取得のシステムです。

 ところで物理的な話をすれば大学院の存在する大学に博士論文を提出して認められば学位は取得出来る訳ですから、例えば医薬部の大学院に在籍している方が薬学部に学位論文を提出して「薬学博士号」を取得する事は可能です。そう言った変わった方法で学位を取得する方がどれだけ居るかは解りません。
 ちなみに#8さんが言われる通り「○○博士号」の「○○」の部分は、何を専門に勉強された方かのある程度の区別でしかないので、あまり気にしなくても良いと思います。私が修士時代に数回学会を聴講したことがあるのですが、演者のプロフィールを見ると「薬学博士号」を取得されている方も「理学博士号」を取得されている方もいました。この様に専門と言っても学問の世界では細かく言わないで大つかみな言い方をすればダブル場合も多々あるので、「○○博士号」の「○○」の部分はあまり気にしなくても良いと思います。

 #5さんのお礼にある「医学部の大学院では生薬(漢方薬)の勉強はできないでしょうか」についてですけど、進学した医学部の大学院に生薬や漢方薬を研究している研究室が有ってその研究室を選択すれば勉強出来る事になります。
 日本の医学・薬学教育は、資格を取って医療現場で働く事を前提に厚生労働省の意図が色濃く入ったカリキュラムになっています。それと日本の医学・薬学が西洋医学・西洋薬学を基準にしている関係で、学部では意図して講座を受講しない限り「漢方のかの字も学ばない」と言うのが事実です。ですから大学院も学部同様で、漢方を専門にした内容を研究している研究室がない大学もあります。
 それと医学・薬学は違いがあり、医学は病人を治療するための学問・薬学は病人を治療するのに使う薬を学ぶ学問です。そう言う違いがある関係で、同じ漢方と言っても、医学部・薬学部で研究している漢方の内容には違いがあります。ですから安易に「漢方」と決め付けずに、これから色々勉強する中で何を勉強したいかを決めてから、医学部が良いのか薬学部が良いのかを考えたら良いと思います。

 以上取り留めのない内容になりましたが、何かの参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

たくさんアドバイスしてくださってありがとうございます!!
これから、漢方やハーブの研究ができる研究室を探そうと思います。
あと、質問なんですけど、私が通っている大学は女子大であまり偏差値が高い大学ではありません。
卒業生で京大や阪大の院に行かれている方もいますが。。。
もし、そのような院に行けても大学が有名ではないから
研究職につけないというようなことはあるんでしょうか??
いくらいい院を卒業しても大学があまり良くなければ厳しいですか??

お礼日時:2008/06/22 18:36

補足2



>薬学出身でも医学部の大学院へ進学は可能ですか??
>6年制の薬学部出身で薬学部の大学院(4年制)に進学した場合でも、
>6年制の薬学部出身で医学部の大学院に進学しても、
>PhDということになるんですよね??

薬学部から医学部の大学院へ進学することは、もちろんできます。
また、大学院がどこであろうと博士課程を修了すれば同じPhDです。

日本では理学博士だとか医学博士だとか区別して呼ぶこともありますが、
海外ではこういった区別は殆どせず、博士は全てPhDで同じ扱いです。
今は日本でも、何博士でも基本的に同じ扱いですのでご心配なく。
もちろん博士課程の3年制・4年制による違いなんて一切ありません。

ただし、医学部の大学院を出てもMD(医師)にはなれません。
医師免許は医学部医学科を出ることが条件なので、大学院では無理です。
(理学部を卒業して薬学部の大学院に来ても、
 薬剤師免許が取れないのと同じ理由です)
ですので、別に医学部の院へ行くのは自由ですが、
MDになれるわけではない、ということは注意しておきましょう。
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補足回答です。



>2年+3年だったら本当に『研究』という感じですが、
>4年だったら『医療』とか『高度な知識を持つ薬剤師』
>というイメージが強いです。

それは貴方が勝手に抱いている(or 植えつけられた)イメージです。
博士課程の規定年数は3年と4年で違うことになっていますが、
やることは一緒です。あなたの好きな研究を選べばいいのです。
博士課程でカリキュラムを分けてくれるほど大学は優しくありませんよ。

>4年の方でもハーブや生薬の研究ができるんでしょうか??
>医療の勉強だけではないんでしょうか??

何年制に行こうが、文系に行こうが、ハーブや生薬の研究はできます。
研究というのは大学院の研究室で行うのです。
学部がどこかは関係ありません。大学院で自分の好きなところへ
行けばいいのです。薬学の院だって薬学出身者だけじゃないです。
文系出身者で生命科学系の研究をされている方だっています。
ましてや薬学部の4年制や6年制の違いなど誤差みたいなもんです。

>MD+PhDというのはどういう意味ですか??
>それと、4+2+3より格上ってどういうことなんでしょうか??

MDというのは医師免許所持者(医者)のことです。
PhDというのは博士号所持者(博士)のことです。
一般に研究者としての肩書きで通用するのはこの2つです。
名刺や論文に自分の資格を載せる場合、普通はこの2つしか載せません。
(研究者で、修士だとか薬剤師だとかは普通名詞に載せません)

まあ単なるステータスと言ってしまえばそれまでですが、
国際的には、あるのと無いのとで天と地ほどの差があります。
基本的に、修士や学部卒は海外では研究者と見なされないんですね。
博士号があって初めて対等に話してもらえる、という感じです。
また、医者は基本的にどの国でも尊敬されているし、
医学的知識が十分にあるという担保になりますよね。

医学部卒業後に博士課程を出れば、MDとPhDの2つが揃います。
当然、普通の理系学部出身者のPhDだけよりも格が重くなります。
MD+PhDは、6年制学部+4年制博士課程です。
6+4だと格下だというのは間違いですよ、と言いたいだけです。
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この回答へのお礼

MD+PhDの意味がやっとわかりました!!
でも私はもう進学してて
現在、6年制の薬学部の1回生なんです。

薬学出身でも医学部の大学院へ進学は可能ですか??
6年制の薬学部出身で薬学部の大学院(4年制)に進学した場合でも、
6年制の薬学部出身で医学部の大学院に進学しても、
PhDということになるんですよね??

お礼日時:2008/06/19 22:44

 ca1_wan708さん こんにちは



 #4です。

 皆さんのお礼を読んで感じた事を記載しますね。

 北大を例にすると、入学時点では4年制・6年制の区別がなく薬学部に入学するのだそうです。そして2年生が終わった時点(つまり一般的な言い方で教養課程が終わった段階ですね)で、4年制または6年制選択するそうです。そして選択出来る基準が有り、薬剤師の資格を取る目的で薬学部に進学した方で6年制を意図して選択する方以外は、成績上位者が4年制・成績下位者が6年制と言う振り分けになるそうです。これは旧帝大に限った事だけなのかも知れませんが、旧帝大とは研究者教育または今で言えば霞ヶ関の官僚等の国を動かすお役人や議員さん等の人材を教育して作る目的で設立された大学ですから、そう言うシステムを採用しています。したがって4年制学部に進学される方は、余程のとぼけた方以外は研究者等を目指している方が多いです。
 ところでハーブや生薬の研究をしたいとの事ですが、上記の理由ににより4年制学部に進学された後に大学院に進学するのが適切と言う事になります。
 6年制学部卒業後の新設される大学院博士課程後期4年のコースですが、ca1_wan708さんの言われる通り「高度な医療知識を持つ薬剤師」を育てる目的のコースですから、ca1_wan708さんの言われるハーブや生薬の研究とは違うハズです。

 では前レスで記載した通り、6年制学科を卒業後通常の大学院(前期2年+後期3年)に進学して希望のハーブや生薬の勉強をされたらどうかですよね。大学院とは、前提が学部で学んだ内容を理解していると言うの事で話が進んで行きます。私自身4年制で国家試験受験資格が有った時代の卒業ですから現行の6年制の事が詳しくないのですが、たぶん実験科目の内容も4年制・6年制で大幅に違うんだろうと思います。だとしたら最低限知っていて当たり前の実験器具の使い方も、6年制学部では知らない可能性があります。ですから紙の上の学問上は大学院(前期2年+後期3年)に進学する事が出来ても(ズバリ院試に受かる)、進学後担当教授が困ってしまう場合もあり得るわけです。ですから6年制学科を卒業してから大学院に進学する場合、事実上新設される4年の博士課程コース以外難しいかも知れませんね。こればっかりは、現状の過程に詳しくないの何とも答えられません。

 学位については、どう言う内容を研究(勉強)しようとも薬学部に学位論文を提出して認められた場合「薬学博士号」と言う学位になります。私の場合修士時代は有機合成化学を専門にしていたのですが、同様の内容は理学部化学科等でも行っている内容なので、修士で卒業せず博士課程まで進学して学位論文を提出した場合薬学部に提出して認められれば「薬学博士号」・理学部に提出すれば「理学博士号」と言う事になります。極端な例で文系の学部を卒業しアフリカの伝染病の歴史的な統計をまとめて医学部に論文を提出して「医学博士号」を取得した方もいます。ですから学位については、どこの大学の何学部に提出して認められるかで「学位名」が決まって来る事で、内容で「学位名」が決まる訳ではありません。

 以上何かの参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

大学のカリキュラムでも、4年制と6年制では
学ぶことが違うみたいです。
6年制は国試のために勉強をするという感じです。
それに、4年生の方が研究をする期間が長いみたいですし。。。
なかなかむずかしいですね;

学位は卒業した学部のじゃないんですか!!
それでしたら、医学部の大学院を卒業して
薬学部に論文を提出して認められれば
薬学博士ということになるのですか??

お礼日時:2008/06/19 22:37

NO.3のJET-LUCKです。

お礼読ませていただきました。

>2年+3年と4年だったら卒業してからとれる学位(?)が違いますよね??

その点は気にする必要はないですよ。確かに博士課程前期2年間+博士課程後期3年間で取れる学位は『修士』と『博士』で、博士課程4年間で取れる学位は『博士』のみです。しかしながら研究者になりたいのだったら、『博士』の学位を持っていればいいので、ca1_wan708さんが6年制に進学されたのか、4年制に進学されたのかわかりませんが(質問文を読む限りでは6年制ですかね。)6年制であったら「学部6年+博士4年」という生活を、4年制であったら「学部4年+修士2年+博士3年」という生活を送って『博士号』を取得すればいいんです。

>MD+PhDというのはどういう意味ですか??

これは医学博士を持っているという意味だったと思います。医学博士以外の博士号を持っている方々はPhDです。大学の各研究室紹介の部分で、教授のプロフィールの欄に『○○ ○○PhD』とか『△△ △△MD PhD』と書いてあるはずです。

>4+2+3より格上ってどういうことなんでしょうか

これは『医学部医学科6年+医学研究科博士4年』の方が『薬学部4年+薬学研究科修士2年+薬学研究科博士3年』よりも価値があるということを言っていると思うのですが、生薬やハーブの研究をしたいと思っているならこんなこと気にしなくていいです。おそらく生薬やハーブの研究をすることになると、化合物の構造式を調べたりなどといった有機化学に近い研究をすることになると思います。実際に私が通っている大学にも生薬の研究を行っている研究室がありますが、やっている内容は生物よりと言うよりはむしろ有機化学よりです。医学部にいったって構造式なんて一切使わないと思いますし、有機化学とは無縁だと思うので、このことは気にしなくて大丈夫ですよ。

>ハーブや生薬の研究がしたいので、どうなんでしょうか

 生薬の研究がしたいのなら4年制の学科に進学し、その後修士2年+博士3年と進むのがいいのかなと思います。しかしながら、さっきも話したとおり、博士号を持っていれば研究していけるので、6年制の学科+博士4年でも研究者にはなれると思います。
 ところで、ca1_wan708さんは東大をはじめとする旧帝国大学など難関薬学部では6年制学科の募集が少ないことを知っていますか。これは、それらの大学が研究者養成が目的であるためです。実は私も旧帝大薬学部に通っているのですが、以前講義のときに教授が『6年制に進学したい人は、本気で薬剤師になりたいと思っている人だけにしてください。そうでない人は4年制に進学した方がいいと思いますよ』と言っていました。つまり、研究者になるには『学部4年+修士2年+博士3年』がベストだということです。もちろん『学部6年+博士4年』でも研究者にはなれますが。
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この回答へのお礼

また書き忘れてたのですが、私は6年制の薬学部に通っています。

いろいろな大学院を調べてみたのですが、
6年制を卒業後、4年間大学院に行く場合
行ける研究室が2年+3年と全く同じではないようです。
生薬の研究室は2年+3年にしかないみたいで。。。

そこで、医学部の大学院では
生薬(漢方薬)の勉強はできないでしょうか??
6年制を卒業したあと、医学部の大学院に
進学することはできますか??

お礼日時:2008/06/19 22:30

 ca1_wan708さん こんばんは



 大学は修士を卒業し、現在薬局を経営している薬剤師です。

 まずca1_wan708さんが考え違いしている事ですが、#3さんの言われている通り大学院とは基本的に「博士課程前期2年(修士課程とも言います)と博士課程後期3年(博士課程とも言います。これが紛らわしくしている点ですね。)の合計5年」の事です。したがって私たちみたいに修士で卒業してしまう方は、言い方が変かもしれませんが、大学院をクリアに卒業してないと言う事になります。
 薬学部の6年制学科を卒業された方の学位は、「学士」です。しかし#3さんが言われる通り前例の有る獣医学部等の6年制学部を卒業された方は「修士扱い」と言う扱いになっていますから、それと同様に特例で「学士」でありながら「修士扱い」になります。したがって「修士扱い」では有りますけど、学位は「修士」ではない訳です。大学院後期課程進学出来るのは学位が「修士」の方だけですから(これは高認を含む高校卒業者だけが大学に進学出来るのと同じですね。)、学位が「学士」の薬学部6年制学科を卒業されただけの方は大学院後期課程に進学する資格が有りません。その代わりとして、獣医学部等と同様に特例の大学院博士課程後期4年と言うコースが新設されます。

 では大学院博士課程前期2年~後期3年と言う一般の大学院のコースに進学する事が可能かどうかですよね。大学院前期2年に進学するための要件が学位が「学士」で有る事(学部を卒業している事ですね)ですから、院試に合格さえすれば進学する事は可能です。しかし細かい事を言うと4年制学科と6年制学科で学ぶ内容が違いますから、薬学部の大学院前期2年の院試に受かるかどうかは別問題です。ただし卒業した学部と違う学部の大学院に進学する例はありますから、やってやれない事は無いと思います。
 何を目的に5年間掛けて大学院を卒業して「博士」と言う学位を取るのかにも寄るかと思いますけど、例えば6年制学科であまり勉強しない有機化学を目的に勉強したくて薬学博士号を取得したいなら意味が有る事だと思いますが、単に薬学博士号を取得したいだけなら4年制の博士課程コースへ進学する方がまともな考えだと思います。将来例えば大学病院の薬剤部長を目指す等で博士号が必要であったとしても、実務経験が長い方が薬剤部長に成り易いでしょうから、1年でも早く実務経験を経験できる4年制博士課程の方が良いのでは・・・と私は思います。

 以上何かの参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

大学院についてとてもよくわかりました!!
本当にありがとうございます。
やっぱり、6年制を卒業してから
3年の博士課程は無理そうですね。。。

お礼日時:2008/06/18 21:37

私の学年から薬学部が6年制と4年制になりましたので、大学の教務課から教えていただいたことを覚えている限り答えたいと思います。



・4年の博士課程しか行けませんか?

6年制の課程を卒業後、『博士課程前期2年間(修士)+博士課程後期3年間(博士)』という道を選べば5年かかって博士号を取得できると思います。というか、6年制を出て、その後わざわざ5年もかけて博士号を取得するよりは、4年の方が1年短いので、普通は4年間かけて博士号を取得すると思いますよ。

・3年の博士課程は無理ですか?

おそらく無理だと思います。博士課程と言うのは、博士課程前期と博士課程後期があって、博士課程前期は2年間、博士課程後期は3年です。ここで、博士課程前期2年間を修了して取得できる学位は『修士』で、博士課程後期3年間を修了して取得できる学位は『博士』です。ですので、3年の博士課程(博士課程後期)は博士課程前期を修了していなければ進学できないと思いますよ。

・研究がしたい場合は学部卒業後(6年行ってから)、2年修士で3年博士じゃないと無理なんでしょうか?

そんなことはありませんよ。研究がしたい場合は博士号を取得していればいいはずなので、『6年間の学部生活+4年間の博士課程生活』でも十分研究は出来ます。しかしながら、研究がしたいのであれば4年制に進学することをお勧めします。以前講義中に教授が『僕は薬剤師の国家資格を持ってるけど一度も使ったことないね(笑)』と言っていました。わざわざ国試の勉強をして薬剤師資格を取得しても、使わなければ意味がないし、無駄な時間と労力を使うことになるので、研究者になりたいのであれば6年制の課程に進学するよりも4年制の課程に進学することをお勧めします。

・6年制薬学部出身の場合、学部卒ですか?それとも修士卒ですか?

6年制の課程を卒業して得られる学位が『学士』であるので『学部卒』ですが、就職の際には『修士卒』のような扱いを受けることができるはずです。

この回答への補足

最初に書き忘れましたが、私は現在、薬学部の1回生です。

2年+3年と4年だったら卒業してから
とれる学位(?)が違いますよね??
4年の方は医療系に進むイメージが強いのですが。。。
ハーブや生薬の研究がしたいので、どうなんでしょうか??

補足日時:2008/06/18 21:30
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薬学出身で製薬企業の研究職をやってる者です。



>6年制薬学部を卒業後、薬学部の院に行く場合、
>4年の博士課程しか行けませんか?
>3年の博士課程は無理ですか?

これについてはちょっと分かりません。というのも、
従来から6年制であった医・歯・獣医学部などは
基本的に大学院は博士課程は4年制のみで統一してあり、
薬学部のように3年制と4年制が混在するケースは初めてだと思います。

恐らく、薬学内においては6年制からは4年制博士にしか進めない
のだと思いますが(そうじゃないとみんな3年に行きますよね)、
6年制薬学部から薬学以外の院(理学など)の博士課程に進む場合、
3年制しか無いが、可能なのかどうかという問題が生じるでしょうね。

>研究がしたい場合は学部卒業後(6年行ってから)、
>2年修士で3年博士じゃないと無理なんでしょうか?

そんな決まりはありません。
研究者に「この進路じゃなきゃなれない」という決まりなんて無いです。
あるとすれば博士号の取得ぐらいでしょう。どんな経歴でも、
博士課程さえ修了すれば立派な研究者です。

大学の先生達が「6年制だと研究者になれないよ」というのは、
4年制の方が学生の拘束時間を多く取ることができ、
研究室で手足となって働いてくれる労働力を確保できるからです。
宣伝文句に過ぎないので、4年制だろうと6年制だろうと、
結局はあなたのやる気と能力が全てです。

だいたい、研究者としてなら、
医学部(6年制の学部)を出て博士課程(4年制)を出たほうが、
MD+PhDになるので、普通に4+2+3で行くより格上ですよ。
4+2+3で博士を取っても後は紙切れしか残りません。
資格が取れたほうが絶対にいいと思いますよ。

>また、6年制薬学部出身の場合、学部卒ですか?
>それとも修士卒ですか?

学部卒なので学部卒です。ただし修士卒として扱われます。
「修士以上」と書かれている条件には応募できると考えて構いません。

この回答への補足

私は将来、ハーブや生薬などの研究をしたいと思っています。
2年+3年だったら本当に『研究』という感じですが、
4年だったら『医療』とか『高度な知識を持つ薬剤師』
というイメージが強いです。
4年の方でもハーブや生薬の研究ができるんでしょうか??
医療の勉強だけではないんでしょうか??

補足日時:2008/06/18 21:25
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この回答へのお礼

すいません、もうひとつ補足なんですが、、、
MD+PhDというのはどういう意味ですか??
それと、4+2+3より格上ってどういうことなんでしょうか??
ぜひ教えてください!!

お礼日時:2008/06/18 21:41

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