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環境にやさしい農業は、ちょっと前まで「環境保全型農業」と呼ばれていたと思うんですが、近頃は循環型農業という言葉を耳にすることが増えたように思います。
で、質問です。
 1 両者の違いってなんですか?
 2 それぞれにハッキリした定義づけはあるのでしょうか。
 3 もしかして循環型社会形成法の成立や省庁間の駆け引きなんかが影響しているのでしょうか・・・。

ご回答お待ちしております。

A 回答 (5件)

「循環型」というのは、方法・手段として「循環させること」を考えているのであって


「環境保全型」というのは、目的として「環境を保全すること」を掲げているもので、そのニュアンスが違うのではないでしょうか。

化学肥料の場合は「他所から投入された」ものだから「循環」しているものではない。収穫量が膨大で、外から投入しても環境負荷を与えないようなものであれば、循環型でなくても環境保全といえるだろうし、
家畜のフンを浄化槽で処理していればやはり循環してなくても環境保全と言えるかもしれません。
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yasukanguuさんの質問を乗っ取ったsuiranです。



domaniaさんの
「循環型農業は”地域において存在する農薬・肥料の適正使用や家畜糞尿(食物残渣等)の処理等をリンクさせ家畜糞尿の処理で発生した堆肥を畑で適正量使用することで、「地域レベルでの”環境保全型農業”」を目指したものです。」

それで理解できました。循環型はネット検索すると「○○地方の循環型農業」「○○農協の循環型農業」といったものが多数ありました。地域レベルで実施するのですから,どこか音頭を取るところが必要だからなのですね。

taku83さんの
「有機農業=環境保全 ではありません。」

なるほどそうですよね。勉強になりました。

私は,環境保全農業とは,トウモロコシ栽培のように土壌流出を引き起こし,古代文明さえ消滅するような農業ではなく,稲作のように何千年も同じ景観が保たれる農業のことかと思いまして,門外漢ではありますが興味を持って,ネット検索したわけです。検索しても良くわかりませんでしたが,お二人の回答で理解できました。yasukanguuさんとお二人に,お礼申し上げます。
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この回答へのお礼

なるほど、皆さんありがとうございました。
環境保全型農業では、農林水産省による定義を見つけることができました。
それによると、「農業はもともと循環的」となっています。
また、有機農法や粗放的農法は環境保全型農業の一部として扱われています。

一方で、循環型農業の定義は見当たりませんでした。
農業はもともと循環的なのだから、何を今さら循環だ、ということでしょうか。
農水省の事業名にはでてくるんですけどね。。。

いずれにせよ、「環境保全の方は(農家)単独でもできなくはないが、循環の方は地域ぐるみ(ひいては地球規模)」だ、
ということに改めて気付いた次第です。
たいへん勉強になりました。

お礼日時:2002/11/30 15:48

yasukanguuさんのおっしゃるとおり、ちょっと前まで「環境保全型農業」という言葉だけが耳に入ってきていたと思います。

それが数年前から「循環型農業」という言葉も耳にするようになってきています。
 また回答についてはtaku83さんのおっしゃるとおりだと思います。
 私は補足として以下の回答をします。
 環境保全型農業とは”環境に対し負荷を与えない農業”であり、必要以上の農薬あるいは肥料の使用を削減することや家畜糞尿の適正処理等が含まれます(決して化学肥料や化学合成農薬の使用のみでなく、有機質肥料や無機農薬等の必要以上の使用も該当します)。しかし、地域単位で見ると耕種農家や畜産農家それぞれ(個レベルで)が環境に対し負荷を与えなければよいのであって、これは地域レベルでの環境保全型農業を達成はあまり考慮されていません。(例、耕種農家は農薬や肥料を適正量使用すればよいのであって、家畜糞尿(食物残渣)処理が進まなくても問題ない)。これでは本当の意味で環境に対する負荷がなくなることではないのです。あくまでも環境保全型農業は地域内レベルでの問題ですから。
 一方、循環型農業は”地域において存在する農薬・肥料の適正使用や家畜糞尿(食物残渣等)の処理等をリンクさせ家畜糞尿の処理で発生した堆肥を畑で適正量使用することで、「地域レベルでの”環境保全型農業”」を目指したものです。
 要するに”環境保全型農業”を個レベルあるいは地域レベルで達成するかで”環境保全型農業”や”循環型農業”といった表現になると思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2002/11/30 12:01

環境保全型農業


農薬・肥料による環境汚染を引き起こさない作業体系による農業。
つまり、肥料でいうと土壌や水質汚染を引き起こすとされる硝酸態窒素の過剰投与を避け、
作物が吸収する最大量かそれ以下の施肥量とすることです。

循環型農業
狭義では、農業による廃棄資材を堆肥化(炭化)することにより、廃棄物から有用な
資材を作り、資源を循環させる農業。
広義では、農業生産以外に加工業、飲食業、食品販売業や家庭から出る有機物(生ゴミ)を
炭化・堆肥化することにより、廃棄物を農業資源として利用していく農業。
ただし、畑などの圃場はゴミ捨て場ではないので、重金属などを除去し完熟堆肥化されたもの
でなくてはなりません。

私が理解する定義のようなものはこのような感じですが、
実際ははっきりとした区別なしで使われているように思います。


化学肥料を使用するから環境汚染を引き起こすわけではなく、有機物の堆肥においても
未熟堆肥では植物の成長阻害(発芽不良・生育不良)を起こし、硝酸態窒素などが土中に
過剰に流れ出るなど、環境汚染を引き起こします。
有機農業=環境保全 ではありません。
問題なのは肥料の過剰投与や農薬の用途をわきまえないことによる、生態系の破壊と土壌・
空気・水の汚染です。
農薬使用も、使用回数で比較するのではなく、単位面積に散布された農薬の種類、量、
農薬が分解されるまでの時間(残効性)を正しく情報化することです。
残効性の低い農薬を濃度を薄く回数を多く散布する場合と、残効性の高い農薬を濃度を濃く
回数を少なく使用した場合では、回数だけでは判断がつきません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2002/11/30 12:00

私は,農業は全くの素人です。

ご質問の内容に興味を持ったものですから,ネット検索してみました。

1 両者の違いってなんですか?
私には解りませんでした。どちらも同じ内容です。「化学薬品類(農薬や化学肥料)を使用しないで有機肥料等で生産する。」これって,昔の有機農業といっていたものと違うんでしょうか。

3 もしかして循環型社会形成法の成立や省庁間の駆け引きなんかが影響しているのでしょうか・・・。
ネット検索しますと,環境保全型と循環型は約三対一で保全型が多いようです。その関連は,国の関係機関では,環境保全型が多く,JA関係では循環型が多いようです。これから推測しますと,JAが循環型を広めていったものではないでしょうか。

何かの参考にしてください。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2002/11/30 11:58

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