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子供の頃に読んだ本のタイトルが思い出せず数十年もんもんとしています。読んだのは30年近く前ですが、その本は親戚からいただいたおさがりで、私の手元に来た時点ですでにかなり古いものでしたので、40~50年近く前のものの可能性があります。

文庫本より少し大きめで、段ボール紙のカバーに入れられていました。中身は黒一色の印刷で、ザラ紙のような質の悪い紙でした。挿絵はペン画で上下2段の上段に挿入されていました。
全何巻だったかは分かりませんが、うちには3冊程度同様の装丁のものがあったので複数巻にわたった全集だったかもしれません。

1話が5p~10p程度の外国の昔話ばかりが収録されていましたが、話の内容がかなりかわっていて、子供向けとはいえ、高年齢対象の話だったかもしれません。読んでいたのは幼稚園から小学校低学年の頃でしたので、ふりがななどは打ってあったと思います。

特に印象深く記憶に残っているお話が「本当は頭がいい王子の話」と、「ガラスの心臓を持つお姫様の話」の二つです。
かなり変わった話で、作者の推測すらつきません。検索してもこれまで見つかったことがなく、知っている人に会ったこともないので、一縷の望みを託して質問させていただきます。どんな小さな手がかりでも御存知の方がいらっしゃると嬉しいです。

「本当は頭がいい王子の話」
ある国の王子は非常に頭が良かったが、あまりに賢すぎる為に大臣や王様からもうとまれ、嫌われていた。ある時山にソドムとゴモラ(この名称はこの絵本で初めて覚えました)がやってきて大暴れし、誰も退治できないでいて困っていたのを、王子様はその知略であっさりと退治して帰ってくる。けれど、王様はそういう王子をかわいくないと感じ、せっかく良いことをしたのに周りの誰も感謝すらしてくれない。

ある時、王子は町で魔法使いに出会い、恩を売った御礼に1つだけ魔法をかけてやろうと言われる。そこで王子は「実際には今まで通り頭がいいままなのだが、周りの人には今よりもうちょっと頭が悪く見えるようになる」魔法をかけてもらう。

天才ではなく、普通程度に賢く見えるようになった王子様はそのおかげで周りの人に好かれるようになる。

その後王子様は隣国の美しいけれども頭の悪いお姫様と結婚するのだが、お姫様だけが時々「不思議ですわ、私時々あなたがものすごく頭のいい人なんじゃないかと思うんですの」と言うのだった。

「ガラスの心臓を持つお姫様の話」
・ある国にガラスの心臓を持つ3人のお姫様がいた。ガラスの心臓は壊れやすい為、王様は3人のお姫様を大事に育てていたが、ある時一番上のお姫様が階段でつまづいた拍子に心臓にヒビが入ってしまう。
王様はそれがきっかけで、あと二人のお姫様も同様な目に遭わないように、お姫様を守ってくれる結婚相手を探す。
真ん中のお姫様と末のお姫様はそれぞれ全く違ったタイプの結婚相手をその中から選ぶ。
が、真ん中のお姫様は不幸にもガラスの心臓が壊れて死んでしまう。
3人目のお姫様が選んだ相手はさえない男だったがお姫様を一生大事にし、お姫様は幸せに暮らした。

お話のオチは、一番目のお姫様で、
「1番目のお姫様はその後どうしたって?
彼女はひびの入った心臓をかかえたまま何事もなくおだやかに年をとり長生きした。ヒビの入ったコップほど、長持ちしたりするものでしょう?」
というような言葉で締めくくられていました。

A 回答 (3件)

王子様の話は、アンドリュー・ラングの


「りこうすぎた王子」ではないでしょうか?
これも岩波少年文庫に入っていました。

私が昔読んでいたのは「かしこすぎる王子プリジオ」という題で
別の出版社から出ていたもので、細かい点は違いますが、
化け物を退治する話はありましたし、最後の落ちも同じです。
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この回答へのお礼

これが本当に気になっていたので、答えが分かって嬉しいです。
タイトルで検索してみましたがこれで間違いないです…!!

細部色々記憶違いなどがありましたら、詳しく紹介されているサイトを見ていたら思い出しました。間違いなくこの話です。
過去に読んだ本の中で一番面白いと思っていた話なので、もう一度読めると思うと今からすごく嬉しいです。本当にありがとうございます。

タイトルは、「りこうすぎた王子」の方に聞き覚えがありますし、下で教えていただいた文庫の装丁で記憶がありますので、岩波少年文庫で間違いないと思います。この装丁の文庫は本当に面白かった覚えがあるので、できればもう一度全部読んでみたいですね。

ありがとうございました!!
おかげですっきりしました。

お礼日時:2008/07/10 23:03

「ガラスの心臓を持つお姫様の話」は、もしかしたら


「ふしぎなオルガン」(レアンダー作・岩波少年文庫)でお読みになったのではないでしょうか。
タイトルは「ガラスの心臓を持った三人の姉妹」です。
当時の岩波少年文庫は、すべて同じ装丁のハードカバーでボール紙のケースに入っていましたし、ストーリーの細部に相違はありますが(一番上の姫が亡くなり、二番目の姫はヒビが入る。王様は三番目の姫の結婚相手をガラス職人に限定する)オチはまったくその通りです。
ただ、「頭の良い王子の話」はこの本には入っていません。同じ岩波少年文庫の別の本(別の作者)の可能性もありますね。
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この回答へのお礼

このお話で間違いないと思います。
タイトルにも聞き覚えがありますし、装丁からいってきっとそれだとお思います。

どこから出ていたシリーズだったのか気になっていたので、岩波少年文庫だったということが分かってとても嬉しいです。お話自体をもう一度読みたいのもありますが、あの装丁でできれば手にとってみたいというのもあったのでこれで探してみたいと思います。
3冊持っていたので、きっと同じ文庫の別の本ですね。

本当にありがとうございました。

お礼日時:2008/07/10 23:01

王子様のお話のほうはわからないんですが、


お姫様のほうのお話は多分、
『ガラスの心臓』だと思います^^
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この回答へのお礼

タイトルで検索してみました。
これで間違いないと思います!!
細部が違うのは、おそらく私の記憶違いだと思います。
何せ読んだのが30年ちかく前なので。

長年もやもやしてたのがはっきりして嬉しいです。探してもう一度読んでみようと思います。ありがとうございました!

お礼日時:2008/07/10 22:58

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