プロが教えるわが家の防犯対策術!

ここのところまたこちらでお世話になっております。
今回は下記文中のflood the media with~という表現が前後と
どのように繋がるのか、うまい訳がみつからずに困っています。

【英文】
It’s standard procedure in making acquisitions to
flood the media with press releases promising that
“nothing will change.”

It'sは某メーカーのことを指すので「A社」と考えます。そこで
考えてみた訳が下記の通りです。

【訳文】
買収を行う上でのA社の標準的な方法は「何も変わらない」と
約束しておきながら報道発表でメディアを氾濫させることである。

以上、お分かりになります方、ご回答お待ちしております。

A 回答 (3件)

アメリカに住んで40年目の終わりに近づきました。

 このカテで書き始めて8年目に入りました。 私なりに書いてみますね。

it'sと言う表現にはit isと言う意味とit hasと言う意味を出すために使われる表現です。

つまり、

It is standard procedure in making acquisitions to
flood the media with

It(A) has standard procedure in making acquisitions to
flood the media with

まず、どちらであるかを判断しなくてはなりません。 どちらであるかを判断しなくてはこの文章は理解できないと言うことになりますね。 意味が違うわけですから。

it is (a/the) standard procedure to doと言う表現は成り立ちますが、A hasでは必ず冠詞を持ってこなくてはなりません。 つまり、A has standard procedure to doと言う表現としては今回は使われないと言うことになってしまいます。 (冠詞があれば問題ありませんので、もう一度原文をチェックしてみてください。 冠詞があればIt's=It hasでA hasを代名詞を使って表現した事になり、意味合いが変わってきますので、文法的にこの表現を理解するには「誤植」「コピ-での作業間違い」であるかもしれない、と言うことを疑惑の念でみる英語力があればいろいろ考えられるわけです、と言うことです。)

冠詞がない、と言うことを前提にすると、ここではit is standard procedure to floodと言う表現を拡張していると考えるわけです つまり、このitはA社ではなく、to flood the media with xxxx
“nothing will change.”を言っている「仮主語」の役割をしているわけです。

よって、to flood the media with press releases promising that
“nothing will change.”が主語である、と言うことになり、これがstandard procedure in making acquisitions だ、と言っているわけです。

この表現の形を使っていると言うことが分かれば、主語は何を意味し述語は何を意味するか、を判断すればこの文章の意味が判るわけです。

to flood the media with press releases promising that
“nothing will change.”とは、と言うことになるわけですが、to flood~with~と言う熟語を使っていると言うことを知ると、~を~であふれさせる、と言う意味だと言う事が分かります。

The rain flooded our basement with waterと言う表現であれば、雨は地下室を水浸しにした、と言う意味合いになり、Book publishers flooded bookstores in Japan with books on learning English.出版社は英語勉強の本で溢れさせた、と言う意味合いとして使われる表現なのですね。

Bookstores are flooded with books on learning Englishと言うように受動態の形でで表現する事も多くなるわけです。本屋は英語勉強の本でいっぱいだ、と言う風にbe flooded withで形容詞として理解すると分かりやすい「~でいっぱいだ・一杯になる」と言う風に使われるわけですね。

ですから、to flood the media with press releases promising that
“nothing will change.”は、メディアをpress releases promising that "nothing with change"で溢れさせた、と言う表現になるわけですね。

この次は、 press releases promising that“nothing will change.”はなんだ、と言うことになりますね。

press releasesとは日本語では「プレスリリース・報道発表」と訳されており、メディアがそのまま使える様に提出する報道内容のことを言います。 日経産業新聞での新製品発表のうたい文句はほとんどがメーカーが提供したものです。

promising thatはどんなプレスリリースなのかを言っているわけで、nothing will change何も変わらないと約束しているもの、となります。

よって、press release promising that "nothing will change" 何も変わらないと言う表明(引用符に囲まれていますね)と期待させる・約束するプレスリリース、と言う意味になるわけです。

と言うことで、「何も変わらない(ので心配しないでください)と約束するプレスリリースでメディアを溢れさせる事、が主語になるわけです。

それがstandard procedureだ、といっているわけですね。

ではこのstandard procedureとは、と言うことになるわけですが、これは「いつも使うように決められた方法・手段」と言うことで「標準手段」「流儀」などとも訳されるわけです。 

どうですか? これらを組み合わせる事でこの文章の意味がイメージとして伝わりましたか?

参考になりましたでしょうか。 分かりにくいところがありましたらどんどん突っ込んでまた書いてくださいね。
    • good
    • 0

こんにちは。

昨日のご質問ではお返事を有難うございました。今こちらはランチタイム、ちょうどこのご質問にRVしましたので、この空時間を利用しての回答です。

いつもながらよくできている和訳です。以下の点に訂正を要します。

1.「~上での~な方法は~ることである。」:

これはIt~to構文を上手に前から訳し下げたテクニックでよくできていると思いますが、ここでは後ろから訳し上げた方が効果的な訳になります。

2.flood the media with:

(1)このfloodは文字通り「氾濫させる」「水浸しにさせる」という他動詞ですが、ここでは水が何かを覆うような場面、大量の水に流される場面を想像して下さい。

(2)ここは、「メディア」が大量の水に押し流されているニュアンスを表現しています。大量の水に乗って上下に大きく浮かんだり沈んだりする様です。

(3)そのニュアンスから、ここでは
(直訳)「メディアに~な報道を浴びせる」
→(意訳1)「メディアを~な報道に躍らせる」
→(意訳2)「メディアを~な報道で煽る」
と訳出します。

3.press releases promising:

(1)このpromisingを「~しながら」という分詞構文になる副詞句として訳されていますが、ここはその訳にはなりません。

(2)この現在分詞は、すぐ前の名詞press releasesにかかる形容詞句として使われています。

(3)つまり「~するような報道」という意味になります。

4.以上を踏まえて訂正例は
(直訳)「『何も変わらない』と約束する報道発表で、メディアを躍らせることが、買収を行うのに、標準的なやり方である」

(意訳1)「『何も変わらない』と公約する報道で、メディアを煽ることが、買収の標準的なやり方である」

(意訳2)「『何も変わらない』と報道発表で公約し、メディアを煽るのが、買収の常道である」

ぐらいになります。

5.つまり、買収という場面では、関係会社の不安を招かないよう「買収によって何も変わらない」ということをアピールしなければなりません。そのために、メディアを上手く利用していることを、この英文では表現しているのです。

以上ご参考までに。ノクチューンも綺麗で人気のある曲ですね。
    • good
    • 0

こんばんは。



○promising以下はpress releasesを修飾
○flood something with something =to send a very large number of things to a place or organization
(ロングマン英英オンライン辞書より)

買収を行う上でのA社の常套手段は、「何も変わらないよ」という言葉をメディアに送り続けることだ。

あたりじゃないでしょうか?
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!