あなたの習慣について教えてください!!

元素を原子番号順に並べると周期性があらわれるのはなぜですか?

A 回答 (3件)

こんにちは。



原子の中で電子が存在できる位置には、K殻(けーかく)、L殻、M殻・・・があります。

これを、コンサート会場のS席、A席、B席にたとえます。
S席の数は2つ、A席の数は8つ、B席の数は8つです。
そして、どの席も料金は一緒だとします。
すると、当然ながら、予約席はS席から順番に埋まっていきます。

原子番号1の水素は、S席に1/2
原子番号2のヘリウムは、S席に2/2
原子番号3のリチウムは、S席に2/2、A席に1/8
原子番号4のベリリウムは、S席に2/2、A席に2/8
・・・・・
原子番号8の酸素は、S席に2/2、A席に6/8
原子番号9のフッ素は、S席に2/2、A席に7/8
原子番号10のネオンは、S席に2/2、A席に8/8
原子番号11のナトリウムは、S席に2/2、A席に8/8、B席に1/8
原子番号12のマグネシウムは、S席に2/2、A席に8/8、B席に2/8
・・・・・
原子番号16のケイ素は、S席に2/2、A席に8/8、B席に6/8
原子番号17の塩素は、S席に2/2、A席に8/8、B席に7/8
原子番号18のアルゴンは、S席に2/2、A席に8/8、B席に8/8
原子番号19のカリウムは、S席に2/2、A席に8/8、B席に8/8、C席に1人です。
原子番号20のカルシウムは、S席に2/2、A席に8/8、B席に8/8、C席に2人です。


さて、
化学反応というものは、元素と元素とが「お見合いをして」起こるものなのですが、
元素同士は、お互い相手の内側を見ることができず、相手のいちばん外側(の電子)しか見ることができません。
つまり、

原子番号1の水素は、外側に電子が1人いる。
原子番号2のヘリウムは、ちょうど満席に見える。

原子番号3のリチウムは、外側に電子が1人いる。
原子番号4のベリリウムは、外側に電子が2人いる。
・・・・・
原子番号8の酸素は、外側に空席が2つある。
原子番号9のフッ素は、外側に空席が1つある。
原子番号10のネオンは、ちょうど満席に見える。

原子番号11のナトリウムは、外側に電子が1人いる。
原子番号12のマグネシウムは、外側に電子が2人いる。
・・・・・
原子番号16のケイ素は、外側に空席が2つある。
原子番号17の塩素は、外側に空席が1つある。
原子番号18のアルゴンは、ちょうど満席に見える。

原子番号19のカリウムは、外側に電子が1人いる。
原子番号20のカルシウムは、外側に電子が2人いる。


よって、たとえば、
リチウム、ナトリウム、カリウム は、どれも「1人の電子」外側から見えるので似ている、
ヘリウム、ネオン、アルゴン は、どれも「満席」に見える、
ということになります。

化学反応は、元素Aの外側の電子が、元素Bの外側の空席を埋める形で起こることが多いです。
ですから、たとえば、1族であるナトリウム(外側で電子が1個遊んでいる)の原子1個と、7族である塩素(外側に空席が1個)の原子1個とは結びつきやすいです。

そして、8族のヘリウム、ネオン、アルゴン は、どれも「満席」に見えるので、化学反応が起こりにくく、これらを「不活性ガス」と呼びます。

特に、2周期目と3周期目が、原子番号の8つ周期で似た性質の元素が登場するのは、L殻、M殻の指定席数が8であるからなのです。


以上、ご参考になりましたら。
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元素を構成する電子は、内郭に配置された分が飽和すると、余りが外殻に配置される。



物質の化学的、物理的な性質に周期性が現れるのは、外殻に配置された電子の個数が物質の性質に影響を与えるから。

言い換えれば、元素の外殻電子の個数が同じ物質は化学的、物理的な性質が似ている、と言う事。

詳しくは以下のページを
http://www4.ueda.ne.jp/~guoningqiu/dojutaihome/i …
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現在の理解では、原子の最外殻にある電子の個数によって性質が決まるから。


そして、電子は特定の軌道に特定の個数しか入らないので、軌道に存在しうる電子の個数単位の性質が存在しますが、電子の個数というのは特定の個数になります。


元素番号自体は、電子の数(正確には陽子の数)に依存するので、必然的に番号順にならべれば、周期性が現れます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E5%AD%90% …
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