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同じ遺伝子配列で異なるたんぱく質を発現する理由として
一つはRNAスプライシングの方法がいくつかあることというのが考えられると思うのですが、
もう一つ理由があるとしたら何が考えられますか?

A 回答 (4件)

いろいろありますが、一つはおっしゃるとおりRNAスプライシングの様式です。



もう一つ、だけというわけではありませんが、
構成タンパク質の非同義置換や翻訳制御により「異なるたんぱく質を発現する」
といった場合、わかりやすいのがRNAediting(RNA編集)でしょう。
植物オルガネラゲノムで報告されていますが、特定の塩基を転写後に変換(置換)します。
もちろんこれにより対応コドンが変化してアミノ酸の非同義置換が起こったり、
場合によっては新たに終止コドンが創られ、翻訳がとまります。

英語ですがRNA編集について詳しく知りたければURLを入れておきます。

参考URL:http://users.rcn.com/jkimball.ma.ultranet/Biolog …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。URLまで付けてもらって助かります。

RNA編集について聞きたいのですが、これはUのみが挿入されて起こるのですか?それとも他の塩基が挿入されることもあるのですか?

お手数ですが、回答してくだされば幸いです。

お礼日時:2008/07/23 17:06

同じ遺伝子から複数の蛋白質ができることは、私が研究しているインフルエンザウイルスにおいてもみられます。


M蛋白質、NS蛋白質は、同じひとつの遺伝子からそれぞれ、M1、M2、NS1,NS2、といった2種類の蛋白質が合成されます。

同じ開始コドンで翻訳が始まるのですが、途中で読み枠を飛ばすという機構でアミノ酸配列の異なる蛋白質ができます。詳しい機構はここでは述べませんが。調べてみてもいいかもしれません。
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#1です。


回答が遅れているかも。

>RNA編集について聞きたいのですが、これはUのみが挿入されて起こるのですか?それとも他の塩基が挿入されることもあるのですか?

一部の例外(U→C等の別タイプの置換、また変わり種ではA→I(イノシン))
はありますが、かなり多くの場合、ほぼC→Uですね。
これによりアミノ酸の同義、非同義の置換及び新規開始/終始コドンが作られることがあります。
この分野には最近疎くなっていますので私には新しい知見については答えかねるところが申し訳ないのですが。。。
ミトコンドリアなどの専門書には必ず解説がなされていると思うので興味があれば極めてみてください。
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同じmRNAから、異なる翻訳開始点を使って2種類のタンパク質がつくられることがあります。



SrcキナーゼのHckやLynがそうです。
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