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wikipediaのイオン化エネルギーのページに「電気陰性度(マリケンの電気陰性度)は、電子親和力とイオン化エネルギーを足して2で割ったものであるが、前者に比べ後者のほうがかなり大きいため…」とあるのですが、なぜイオン化エネルギーのほうがかなり大きくなるのでしょうか?

A 回答 (1件)

電子間にクーロン反発力が働いているからです。

第1イオン化エネルギーよりも第2イオン化エネルギーのほうが大きくなるのと、同じ理屈です。

原子番号Zの中性の原子には、ぜんぶでZ個の電子がありますから、一個の電子に着目すると、この電子は他のZ-1個の電子からクーロン反発力を受けています。一方、原子番号Zの一価の陰イオンには、ぜんぶでZ+1個の電子がありますから、一個の電子に着目すると、この電子は他のZ個の電子からクーロン反発力を受けています。

そのため陰イオンの中にある電子のほうが、中性原子の中にある電子よりも、電子一個分だけ大きなクーロン反発力を受けています。この反発力の分だけ、一価の陰イオンから電子を一個取り去るのに必要なエネルギー(電子親和力)が、中性の原子から電子を一個取り去るのに必要なエネルギー(イオン化エネルギー)よりも小さくなります。
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この回答へのお礼

納得できました!
ありがとうございます!

お礼日時:2008/08/20 05:31

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