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最近『気学』に興味を持っていろいろ情報を集めています。
そこで素朴な疑問ですが、『気学』が何千年も前に中国でできた占いを元にしているのであれば、今でも九星暦が中国で使われているのでしょうか。
また、それに関連して干支の暦も中国にはあるのでしょうか。

もしそれらがあるとすれば、日本と同じものなのでしょうか。

教えていただければ幸いに存じます。

A 回答 (2件)

bechanyoさん、はじめまして。


風水を学んでいるmelted_cakeと申します。

中国にも、日本で言われる「九星暦・干支暦」というのは
あります。(万年暦といいます。)
ただし日本の「九星」というのは中国の風水から言えば
誤りでありますよ。「九宮」と一般的に呼ばれます。

「九星」が中国の風水から見て、何故誤りか。それは
元々中国に「氣学」は存在しないからです。それは流布した
日本の風水師のオリジナルであります。
風水は重層的なエネルギーの学問であって、九個の宮だけで
判断するのは危険すぎます。しかも当たらないし、家屋の
化殺に使えないのです。

さて、万年暦ですが…。
「九宮暦・干支暦」は日本と中国で、少しずれがあります。
それは陰遁・陽遁の変わり目です。違いは以下に。

日本…
 夏至に一番近い甲子で、陽遁→陰遁へ変化。
 冬至に一番近い甲子で、陰遁→陽遁へ変化。
中国…
 夏至で、陽遁→陰遁へ変化。
 冬至で、陰遁→陽遁へ変化。
 
違いは一目瞭然です。陽遁→陰遁→陽遁の動きの境が異なります。
その違いで子平(四柱推命)をすると、当然結果が異なる
訳ですが…。その辺りはまた難しくなるので、別の質問にて。

ちなみに日本で使うならば、日本式の万年暦を使用することを
おすすめします。(実際、僕も日本式で風水に使っています。
中国式はなんというか…、ずれます。(T_T))
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
同じ日でも中国の九宮と日本の九星は全く数が違うんですね。
参考になりました。

お礼日時:2008/08/29 22:29

 


 日数の周期 ~ 週は、あらゆる天文現象に属さない ~
 
 五行は、万物「木火土金水」が陰陽(兄と弟)十干で反復します。
(五日週は、古代エジプトで発祥し、エチオピア暦に現存します)
 六星は、明治改暦以後に出現して、冠婚葬祭に用いられています。
 
 七曜日は、旧約聖書《創世記》に記され、現代も国際的に通用します。
 八日周期の数え方は、ほとんど現存していません。
 中国に九星暦は現存しません。日本では神社暦に採用されています。
 
 九星暦(気学)は、春分と秋分を折返点に、九日づつ反復しますが、
数年に一度の“閏”が出現します。その周期を、それぞれの流派ごとに
恣意的に定め、占いに転用するため、近代天文学には適合しません。
 
 十干と十二支を組合わせた“六十干支”が、いまも残存しています。
 干支による古代暦は、下記の史書に詳しく記録されています。
 小倉 芳彦・訳《春秋左氏伝(上中下)19890516-0810 岩波文庫》
 
── 暦を規則的にしようとしてもその試みはすべて失敗する(Clemens)。
 
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この回答へのお礼

参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2008/08/29 22:23

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