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化学反応式で、




という記号(数学で言うと、⇔みたいな)は、何を表しているのですか?

A 回答 (4件)

こんばんは。





は、
「どちらの方向の反応も起こりますよ」
ということです。

・・・これだけだとさびしい(?)ので、例を挙げてみたいと思います。


水(純水)の中では、
H2O → H+ + OH-
という解離反応と
H2O ← H+ + OH-
とくっつく反応が同じ頻度で起こっています。

このように、→と←とが同じ頻度である状態を「平衡状態」と言います。

このとき、H+ の濃度も OH- の濃度も一定です。
なぜならば、消えるのと生れるのとが同じ頻度なのですから。

このとき、H+ の濃度も OH の濃度も、
だいたい 10^(-7)モル/リットル になっています。
その 10^(-7) の中の 7 という数字を拝借して、
pH=7 と書きます。
ですから、pH=7 は、中性を表すわけです。



化学反応式ではないですが、身近な例を挙げましょう。
冷蔵庫の冷凍室では、
氷 ⇔ 水(液体)
という平衡状態になっています。
冷凍室だから、融けて水になるはずがないと思われるかもしれませんが、
僅かながら水は存在します。
アイスクリームを冷凍室に長く入れていたら、硬くなってしまったというご経験はありませんか?
あれは、ちょっと融けて、また凍り、またちょっと融けて、また凍りを繰り返した結果、
普通の氷のような状態に近づいてしまった、ということなんです。
ですから、お店の冷凍庫は、家庭用冷蔵庫の冷凍室より低い温度にされています。

すなわち、
平衡状態というのは、温度に関係する(温度に依存する)現象であるわけです。
上記で述べた、H+ や OH- の濃度も、温度によって変わります。


以上、ご参考になりましたら。
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この回答へのお礼

PH=7が中性である事の、意味を教えてくれて、ありがとうございます!!

前の方と合わせて、より一層理解が深まりました。

氷の例とか、よくわかりました。

お礼日時:2008/09/24 18:13

  例えば A+B→ABの反応が起きると→反応だけでなく←の反応も


  も起きています、いはゆる化学平衡状態にあります。
  
  但し、ものが燃焼する場合の反応式は→のみで←になることはあり
  ませんので C+D →E のように表します。
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 普通にある → だけの反応式は、左辺の物質が全て反応して右辺の物質になる、ということを表します。


 反応する物質によっては、反応してできた右辺の物質が、ある割合で左辺の物質に戻るような反応をすることがあり、左辺・右辺の物質が両方存在する状態になることがあります。

 このような場合に 両方向きの矢印を使います。


 塩酸の解離 HCl → H+ + Cl- 
 (事実上、全てのHClが解離する。)

 酢酸の解離 CH3COOH ⇔ H+ + CH3COO-
 (酢酸が解離してイオンを生じるが、生じたイオンがある割合で結合して元の酢酸に戻るので、溶液中に両方ある状態になる。)
 このような状態を「平衡状態にある」といいます。
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この回答へのお礼

よく、わかりました!

ありがとうございます!

お礼日時:2008/09/23 22:45

素人への説明なら、「一部だけが反応するよ矢印」


初心者への説明なら、「化学平衡が成立しているよ矢印」(結果的に一部だけが反応して途中で止まったように見えるよ矢印)
もう少し丁寧に言うと「可逆反応ですよ矢印」
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