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No4370959の続きです。
私は20mのマイクケーブル(2芯シールド線)でありながら、その芯線が20Ωもの直列抵抗を持っている、ものを見つけました。しかもそれが3本もありました。この抵抗が生じる理由は、芯線が太さ8mm(この直径はマイクロメーターで測定しました)の細線を8本しか使っていないことです。インターネット上の日立電線のHPにあるデータから推測すると、太さ8mmの細線を8本使った場合、その抵抗は約0.5Ω/mです。20Ω/20m=1Ω/mですが、測定の際の接触抵抗や、日立電線の細線材料よりさらに質が落ちる材料を使用してある可能性を考えると、上の2つの数値は、ほぼ合っていると見てよい、と思います。

色々と考えた末の、私の結論は、このケーブルは品質の悪い粗悪品として製造された、と考えました。というのも、これでも何とかマイクケーブルとして使えるからです。抵抗が0オームに近い物に比べると、音量が少し落ちるはずですが、実験してみたところ、耳で区別できるほどの差は聞き分けられなかったです。たぶん値段が良質のマイクケーブルより、ずっと安くなっていたのでしょう。このような抵抗入りのマイクケーブルの存在を何らかの形で知っておられる方がおられましたら、お知らせください。私の推測が正しいのかどうかを、知りたく思っています。

A 回答 (3件)

以前の質問を拝見し、学校での音響を担当されていて校内のマイクケーブルが気になったことを読ませていただきました。


どうもケーブルの抵抗値にこだわってしまわれがちですが、「ケーブルの良し悪しは抵抗値だけでは判断できない」というところをもう少し書き込みさせてください。
体育館ステージや運動場でのPAでは、マイクケーブルは踏まれたり引っ張られたりと酷使されます。1年を通した「使用機会」では音響業者のもつケーブルに比べ出動回数は少ないのですが、毎回の負担が大きいですし、ケーブルの扱いになれた人が巻いて保存する(マイクケーブルをきれいな8の字巻きで保管するか、巻きくせやよじれが残ったまま巻いて保管するか)とは限らない環境なので、ケーブルにとっては負担が大きいところです。
音響のプロの世界では、敷いたり巻き取ったりを繰り返すマイクケーブルは、不具合のあるなしに関わらず「購入後数年」で廃棄して買い換えています。断線で音が途切れたりするトラブルが起こってからでは(責任問題になる)もう遅く、その前で新しいものにバトンタッチするわけです。
おそらく不良になったケーブルでトラブルが起こることが気になっていらっしゃるかと。「切れ掛かったケーブルがいつ切れるか」予想するのも困難ですし、精神衛生上も悪いので、よじれや曲がりのあるケーブルはあっさり消耗品として捨ててしまうのがいい方法ですよ。
マイクケーブルについてどんな製品があるのか、詳しいことはロックバンドの人たちが出入りする楽器屋さんを見に行くといいです。彼らは演奏にPAが不可欠。どんなケーブルを使ったらよいパフォーマンスができるかを知っていますし、店員さんに=PA技術者がいるという店もあります。中国製の安いケーブルから、プロ用のそれまで商品のケーブルを見比べたりするとより勝手がわかるでしょう。
学校だとpanasonic・victor・TOAなどの放送卓やミキサーアンプを使っているところが多いですが、これらのメーカーで販売しているケーブルは「中級品」クラスです。耐久性に関してはプロ用に及ばないものの、それなりの品質をもっている、というところです。安く押さえたい向けに中国製の安価なケーブルがありますが、これはケーブルよりも「コネクタ」に雑なつくりの製品を使って価格を下げています(完成品のケーブルはコネクタの部品代の比率が大きい)。
私たちもテスターでケーブルの抵抗値を測っていますが「20Ωだから粗悪品・10Ωだから高級品」とはやっていなくて、「明らかに音が出ないようなトラブルを抱えた不良品をはじく」作業です。ケーブルの数の多い大きなPA業者だとそんな手間かける時間も惜しいので「疑わしいものは廃棄」です。
スピーカーのケーブルではダンピングファクター(DF)の関係で抵抗値にシビアになる必要があり、いかに抵抗の少ない敷設工事ができるか、また抵抗の少ないケーブルを使えるかと技術屋は気にするのですが、マイクケーブルのそれは「20オームだったらボリューム何dB分まわせばいいことじゃん」で終わってしまいます。

・カナレL-4E6Sなどの、耐久性の優れたケーブルを使ったコネクタ加工済みケーブルを購入(値段は張りますが)
・よじれや巻きぐせをとって保管(板状のものに巻いておくのは避けてください)-理想は8の字巻きですが、これを教わって練習するのも大変でしょうし、他の職員生徒が扱える普通巻きの方が学校では面倒が少ないでしょう
・被覆が切れるような傷、テーブルの足などでの踏まれ、よじれや曲がりくせがついたケーブルは廃棄。そうでなくても大事なところには使わない

ということに気をつけられてみてください。
私も高校時代に放送委員で、校内の現場でいろいろ苦労しながら技術の勉強に走ったくちなので、ご質問の苦労がなんとなくしのばれました。秋になってイベントの多くなるころ、ご活躍を願ってます。又わからない点は書き込んでください。
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この回答へのお礼

 あなたのご親切なお心使いに感謝します。
 私の問題意識は、大抵は1~2Ω以下の抵抗しか持たないマイクケーブルの中に、10オームを越える抵抗を持っているマイクケーブルが混じっていたことを見つけて、そのケーブルをどう受け止めるべきか、ということでした。
 問題のマイクケーブルに抵抗があることがわかったのはどうしてかというと、無線チューナーを体育祭に利用しようとして、チューナーからのライン出力を80m離れた放送室まで送るためのケーブルの一部に、そのマイクケーブルを使おうとした時に、減衰の問題を心配して、抵抗を測ったことから、分かったことです。(結局そのケーブルは利用しないで、80mの長さでも抵抗が1Ω以下のケーブルを見つけたので、それを利用しました。)
 こんなに大きな抵抗をもつケーブルはマイクケーブルには適さないのではないかと、初めは思いました。なぜなら、マイク出力の微弱な電流に対して、その抵抗は悪い影響しか与えないはずだ、と思っていたからです。
 しかし、そのケーブルをマイクにつけて、スピーカーの音量がどう変わるのかを実験してみると、抵抗なしのケーブルとほとんど音量が違わないことを確認しました。さらに、あなたのご回答を読んで、この程度の抵抗があっても、マイクケーブルとしての使用にはほとんど問題は無いのだ、ということを知りました。
 ケーブルの芯線が切れる心配は、何も考えていませんでしたが、ご指摘を受けて、その配慮も今後はしていくつもりです。
 私のマイクケーブルに関する乏しく不正確な知識を、あなたの豊富な経験に基づく確実な教えによって、増やしていただきましたことに、心から感謝します。本当にありがとうございました。

お礼日時:2008/10/07 19:19

はじめまして、こんにちは。


たしかにシールドケーブルとしては細い方に入りますね。
一般的に細めのシールドケーブルは、マイクよりも取り扱う信号レベルの高い「ラインレベル」の信号を伝送するときに使います。が、施設用音響の世界では音響調整卓の回りなど、狭い場所に大量の配線をする必要がある場所では多用されています。
ケーブルに抵抗成分がある=粗悪、とはいえず、抵抗成分があっても「その分を増幅回路などで補償できる、レベル管理ができる」なら問題にはなりません。特にマイクレベルの信号なら、スピーカーを鳴らすなりミキサーに入れるなり「取扱をする」以上必ず増幅回路を通す必要がありますから、何十dBクラスでバカンと信号が弱くなっているケースでもない限り実用上「音量調整つまみのちょっとした角度の違い」ですんでしまいます。
むしろ細いケーブルをカラオケ用など、動きの多い場面で使われていないかと気になりました。細いケーブルは抵抗の問題よりも、曲げ伸ばしを繰り返しされて「切れる」トラブルが深刻です。これにはカナレ電気などから対策品が出ています。

実際にはケーブルの先にあるコネクタの抵抗や、接点での接触抵抗も加わりますから、抵抗値よりもコネクタとの接続や耐久性など、総合性能で評価してやる必要があります。
参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

 論旨の明快な、ご回答を頂きまして、ありがとうございます。
 あなたの記述を読むと、問題のようなケーブルはあちこちで用いられているように読み取れました。私の思いでは、ケーブルの抵抗成分は、そのケーブルを通る電気信号を減衰させるだけであるから、無いに越したことはないのだ、と思っていました。また、日立電線のHPでは、様々なタイプのケーブルが出ていますが、抵抗の少ない方が価格が高くなるので、良いケーブルだと、思っていました。マイクケーブルに流れる電流は非常に微弱なものですから、少しの抵抗でも、大きな悪影響を与えるに違いないと、思っていました。これらの思いは修正する必要があるようですね。
 私の手元には抵抗がほとんど無いマイクケーブルも多数ありますから、私は、抵抗入りのケーブルはあまり使わないでおこう、とも考えていたのですが、普通に使っても大丈夫である、ような思いに変わりました。
 専門家のアドバイスは、私のような素人には本当に貴重です。助かります。ありがとうございました。

お礼日時:2008/10/06 17:26

芯線が太さ8mm(この直径はマイクロメーターで測定しました)


単位間違ってない・・・・・・20mの長さで直径8mmもあると抵抗ほとんど無いぞ 0.05Ω位かな

抵抗入りケーブルは、信号を小さくしてレベルを合わせてから接続を行うのが目的ですよ・・・
大きい音声出力をマイク入力端子に繋ぐときなどに使うものです
分圧するための抵抗が入ってます

単に線が細くて抵抗があるのとは違います

元々純正ならばインピーダンスの関係があるんですがね
単にだと20Ω位ならば別に伝送に悪影響はでませんので単に線を細くするだけが目的です

配線が細いのと質とはなにも関係在りませんので・・・・

1つは短絡防止為にそのような線を使うことはあります
低インピーダンス回路でなんだかの原因で配線がショートすると・・・どうなりますか????

これがその正体です

それと
配線で入るノイズ軽減対策の一つです

この回答への補足

「芯線が太さ8mm(この直径はマイクロメーターで測定しました)」
は、「直径0.08mm」の間違いでした。

大変失礼しました。

補足日時:2008/10/06 16:14
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。
ラインレベルの信号をマイクレベルに下げるために、用いられる、抵抗入りのケーブルは、私も知っていますが、それではありません。その検討は「QNo4370959」において、既に行っています。

お礼日時:2008/10/06 17:07

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