アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

良いとしたら、どれぐらい、どのように良いんでしょうか?

A 回答 (3件)

こんにちは。


囲碁や将棋、チェスといった脳活動を研究している博士は世界中にたくさんいると思いますが、それが「脳に良い」と発表されたというのは、私はまだ聞いたことがないです。
囲碁では「論理的な思考」や「直感力」を養うことができます。ですが、未体験の問題に創造的な思考を行うには不向きです。

集中力や注意力を要しますので、「脳の活性化」に対しては啓発的な刺激を発生させることができるわけですが、これだけでしたら読書でもスポーツでも同じことです。脳科学ではこのような知的作業には「老化防止」や「認知症予防」の効果が予測されていますが、また統計的な結果しかなく、具体的な生理学的根拠といいますのはそれほどはっきりとは解明されていません。
では、囲碁や将棋といいますのは、決められたルールに従って思考を行いますので、この作業を繰り返すことによって「学習効果」が期待できます。そして、これによって獲得された思考力や直感力が他に応用できますならば、我々の脳の機能は向上するということになります。

「論理的な思考」といいますのは、「与えられた情報を基に論理的な結果を予測する」ということです。
囲碁や将棋といいますのは全ての情報が開示されていますので、できるかできないかは別としましても、十手二十手先を正確に読み、相手がどんな手を打ってくるのかも予測することが可能です。では、「直感」といいますのは、これは第六感ではなく、いちいち思考というプロセスに頼らなくとも「直ちに論理的な結果を選択することができる」ということでありまして、これには必ずや訓練というものが必要となります。そして、我々の脳内でこのような「訓練の結果」を学習しているのは「小脳」です。

全ての情報が開示されているのですから、論理的な思考ができさえすれば誰でも結果を出すことができるはずです。ですが、はっきり言って囲碁や将棋の複雑さといいますのは端から通常の人間のキャパシティを超えています。
大脳皮質が繰り返し思考を行いますと、その「手順」というのが小脳に学習されます。では、この思考の手順が学習されますと、細かいことは小脳が自動で片付けてくれますので、大脳皮質は更にその先を読むことができるようになります。果たして、プロの棋士といいますのは様々な手筋や局面を無数に体験していますので、論理的に矛盾のない一手をまるで超能力のように見付け出してしまいます。正に訓練の賜物であり、これが「直感」の正体ですね。

つい先日の新聞なんですが、将棋の棋士が詰の手筋を読むとき、「大脳基底核」というところに反応のあることが確認されたという記事が載っていました。大脳基底核といいますのは、例えばドアを開けるとか階段を昇るといった、我々の日常的な行動を補佐する中枢です。
これがどういうことかといいますと、プロの棋士といいますのは手筋を読むというのがほとんど日常生活のレベルになってしまっているということです。いったい、どういう脳みそなんでしょうか。

このように、我々の脳といいますのは考えることによって考えることが上手になります。そして、これだけ複雑な思考を繰り返し学習することのできるものといいましたら、囲碁、将棋、マージャンなどがその代表格ということになります。
では、このようにして獲得した学習結果が囲碁や将棋以外の思考に確実に応用できるとしますならば、我々の問題解決能力は飛躍的に向上するわけです。経験的な事実としましては、ある程度の体験が伴うならば別の問題に対処する能力も押し並べて向上するわけですが、このような学習結果が我々の脳内でどのように運用されるのかといったメカニズムはまだほとんど解明されていません。
プロの棋士といいますのは、みな頭が良いです、これは疑いようがないと思います。ですが、別な問題に対処するならば、そのための訓練を行った方が効果の高いことは明白です。
そして、囲碁といいますのは与えられた情報を基に結果を出す作業でありますから、未体験の問題に創造的な思考を行うには不向きということになります。まして言うまでもなく、脳が発達期にある子供の場合でありますならば、果たして論理的な思考だけではなく、「創造的活動」や「情操的活動」など、全てのバランスを整えることが必要となります。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

詳しく説明して頂いてありがとうございます。参考になりました。

お礼日時:2008/12/11 19:37

ちょっとずれるかもしれませんが碁に興味を持てる人と持てない人がいます。

碁が面白い人の方が面白くない人よりもどこか脳が活発だとは言えると思います。碁を知らなかった人が碁のことを知って面白いと思うようになった時、どのくらいあういはどのように頭に良い影響を及ぼすかはそれほど簡単に答えが出ないことのように思います。
    • good
    • 1

囲碁が脳によいのはルールが簡単なこととその運用のパターンが多いことと指先を使うことだと思います。

将棋も取った駒が使えますのでパターンは比較的多いです。チェスやオセロより効果があると思います。
ルールに従ってあれこれパターンを考えることが効果があると思われますので、考えないで遊べば効果も小さいと思います。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!