プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

「ROM焼き、だいじょうぶ」や「デュアルBIOS」が流通しているのはBIOSのアップデートに不安があって保険をかけておきたい人が沢山いるのだと推測します。素人考えでは、いっそのこと以下のように計らうのが合理的に思えます。
・フラッシュROMをハンダ付けでなく、全てソケット型にする。
・BIOSのメーカーがBIOSを記録してあるフラッシュROMを希望者に販売する。
こうすればアップデートに失敗したユーザーはROMを差し替えるだけで済むように思えます。しかし、こういう便宜がないのは何かしら不都合があるからだと推測します。どんな非現実的理由がありますか。
よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

いくつか理由を考えてみました。



1:
ソケットを追加するだけでマザーボードのコストがあがる
→販売価格に影響
→そんな物よりは高品質なコンデンサなどにコストをかける方が良い。
→むしろコストダウンが最優先。

2:
ソケットで使えるようなサイズ・構造のROM(PLCCパッケージ)はSPIバスなどのSOP 8pin ROMと比較して非常にサイズが大きい。
そのためソケットを含めると非常に広い面積を占有する。
→設計の自由度が減る
→小型化が難しくなる

3:
ソケットから正常にROMを取り外すためにはピンセットのようなリムーバが必要
→添付するとコスト高い
→PCパーツショップなどには普通置いていない
 (電子部品を取り扱う店にはあると思います)

4:
そもそも取り外しに慣れていないとソケットごと壊してしまう
→経験あり

5:
PLCC用のソケットはフラックス上がりで接触不良が出やすい
→マザボメーカーならコントロール可能だろうけど、手間が増える
→手間が増える=コストアップ

6:
ROMリーダライタを使うことで、隠しておきたいエリアの設定値などをいじられる危険性が高い
→ハードウェアの破損に直結
→BIOSのリバースエンジニアリングを増長させる?
→てか、1bitでも化けると危険。

7:
そもそもBISOのアップデートや二重にガードするシチュエーションを
快く思っていない(?)
→メーカーにしてみれば「なんで壊すような事するの?」
→Dual BIOSなどは技術さえあれば部品コストをかけずに実現できるが、
 ソケット化などは絶対にコストアップに繋がるからそこまでカバーする
 費用対効果がない。

8:
管理・在庫コントロールが難しい
→半導体部品も、保証の面から言うと生ものと同じで賞味期限があります。
→永続的に同じ部品(ROM)が生産されるとは限らないが、十年も倉庫にあったROMを客に売るのは保証の面で難しい。
→なら、自己責任でwebアップデートの方が楽。

9:
マザーボードメーカーが受注・販売ルートを持たなくてはならない
→非常に人件費と設備費がかかる

10:
その気になれば自分でも同じ事が出来る
→BIOSの入っているROMと同じ物(もしくは相当品)を買ってきて、
 ボードから取り外す→ROMライタでコピー→保管
 で、何かあれば実装し直しでなんとかなります。
 半田ごてと数千円のライタ、あと部品代で自分で出来ます


(かなり強引な理由も含めて)10個思いつきましたが、
よっぽど強いニーズやチャレンジ精神がなければ、
まっとうなメーカーだったら選択しないでしょう。
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この回答へのお礼

知識がなくて知りたいから質問をしました。したがって主張するものは何もありませんが、ご回答をしっかり読ませて頂いたことをお知らせする意味で感想を記します。

ア)コストからの理由は優先順位が低いのではないか。
ユーザーは安心感を得るための支出は厭わないのではないか(割増金を払っての3年保証、5年保証。フリーのセキュリティーソフトがあっても有償品を買っている。サポートの充実を理由に国内メーカー品を購入する等々。)。現実に「ROM焼き、だいじょうぶ」や「デュアルBIOS」が流通しているのは、安心のためには代価を払う意思のある証拠ではないでしょうか。現在のBIOSメーカーは寡占状態ですが、仮に何十社もあるとすれば、「少し割高だが、このPCはBIOSのアップデートに失敗してもROMを購入できるのでM/Bが死なない」ことをセールスポイントとするメーカーが登場しそうな気がします。

イ)主なる理由は6、7ではないか。
メーカーはユーザーにBIOSを弄って欲しくないのだと思います。それでいて一方では完璧なBIOSを作れないがためにアップデートをしなければならない矛盾が表れているのではないでしょうか。意図的に弄り難くしてあるのであれば、完璧なBIOSを作れと言いたいです。BIOSメーカーがもっと増えて競争原理が働いて欲しいです。

ウ)性能の安定など5に代表される技術面からの要因には納得できます。

その他、各項目毎に感想をもちましたが細かくなるので割愛します。網羅されていて大変参考になりました。
有り難うございました。またの機会にもよろしくお願いします。

お礼日時:2008/12/17 01:03

何年頃までだろう、ソケットのBIOS ROMが乗っていたのは?


手元にある雑誌は、1996年1月号のDOS/Vマガシンですが、殆どのマザーボードはソケットを使っていますね。MR BIOSとかの話も載っています。

GIGABYTEあたりがDual BIOSでスペアを載せたのがきっかけで、ソケットが廃れたのでは。メーカーは忘れましたが、BIOS ROMが2段重ねになっているのもあったような気がします。下が駄目になったら上で起動させるなど。

BIOSのスペアや初期化の手順を用意したのは、ユーザーの手間をなるべく少なくしようとしたのではないかと思っています。ユーザー自身が復元できれば、メーカーに送る手間やROMを取り寄せる手間が省けますから。

最近もあるかどうか判りませんが、BIOS ROMを書いてくれるショップもありました。書き換えに失敗したら、ROMを送るなり良品に交換するなりやってくれたように思います。

最近は、ROMのチップが小さくなってしまい、ソケットには載らないのではないでしょうか。コストの話なりますが、BIOSレベルの容量の少ないROMをソケットに入れるの無駄が多すぎるように思います。
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この回答へのお礼

このご回答から判断するとソケットは不要だし小型化を妨げないし対策としてはDual BIOSがスマートらしいですね。自作派はこういうM/Bを選ぶのでしょうか。
此処10年ほどの流れと最近の事情が自分なりに、よく判りました。
有り難うございました。またの機会にもよろしくお願いします。

お礼日時:2008/12/17 18:19

そのような需要が少ないからでしょう。

世の中に出回っているマザーボードで個人でBIOSの書き換えをするケースはほんのわずかです。ほとんどの物は出荷の状態のまま使用されています。メーカー製のPcはほとんどBIOSの書き換えはありません。

BIOSを書き換える場合でも、きちんと指定された手順通りに行えば失敗することはありません。失敗すると言うことはやり方が間違っていたと言うことです。ユーザーの責任です。メーカーに修理依頼すれば新しいBIOSにしてもらえます。そうすれば丸ごと交換はしなくて済みます。仮にメーカーの責任で失敗したのなら無償で修理してもらえます。
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この回答へのお礼

実情はこのご回答の通りなのかもしれません。失敗することを不必要に恐れて、出ない幽霊に怯えているだけみたいな気がします。そもそも初心者は間違えたくても知識がなさ過ぎて間違えようがないのかもしれませんし。
有り難うございました。またの機会にもよろしくお願いします(今後何方様からも特別の寄稿がないときは、今夕17時以降に当方の都合次第で締め切ります。)

お礼日時:2008/12/17 12:10

http://www.sd-dream.com/pasocompass/Review/Jisak …
説明が舌足らずですみません。

CrashFree BIOS 2登場当時は
http://akiba.ascii24.com/akiba/news/2003/02/22/6 …
激しい事やってましたねぇ。
ショップの人は笑えないです。
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この回答へのお礼

再度のご回答、有り難うございます。
これがあればANo.1の意味がよく分かります。こんな製品もあるのですね。
方法は何でも譲歩するとして、兎も角アップデートに失敗したからといってM/Bが丸ごと使えなくなって当然という考えには納得できません。根本的にいってアップデートの必要が生じる第一原因はBIOSメーカーの側にあるのですから。
有り難うございました。またの機会にもよろしくお願いします。

お礼日時:2008/12/17 01:29

憶測ですが・・・・



>フラッシュROMをハンダ付けでなく、全てソケット型にする。
・フラット型よりDIP型の方がコストが高いからですね。
 ちなみに、ちょっと昔のMBを見ているとソケット型が多いです。
 それはフラット型の生産ラインの方がコストが高かったんだと思います。新しい製品は初めは高いのと同じです。
・やっぱりDIP型にすると『ソケットにはめる』という工程が増えてしまうのが最大の要因でしょう
最近の価格競争は激しいです。1円でも安くしたい・・と企業は考えてるのでしょう。

>BIOSのメーカーがBIOSを記録してあるフラッシュROMを希望者に販売する。
これはぜ~たいこの先もありません!
窓口を作る=人件費がかかってしまうのだ。
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この回答へのお礼

しかし、修理としては最重症で、使えなくなるM/Bが復活するのですから相応の額を支払うことに納得しそうに思います。それにメーカーは専用機でポンポコポンポコ書き込んでいるように思いますが、そういうものではないのでしょうか。
1円でも安く売るようにしたために、万が一のときはM/Bが丸ごと使えなくなるというのも滑稽ですし、結局、やれ「ROM焼き、だいじょうぶ」だの「デュアルBIOS」だのといっているのも腑に落ちません。しかし、大方の人には腑に落ちているのでしょう。
有り難うございました。またの機会にもよろしくお願いします。

お礼日時:2008/12/16 22:35

生産性が悪い、つまりコストが高くなる。


半田付けなら面付け実装で一気に基板が完成。
ソケットだとソケット自体挿入部品になり、その後ROMの挿入は手作業になる。
実際メンテナンスが必要な汎用のコンピュータはソケット+ROMです。
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この回答へのお礼

>>生産性が悪い、つまりコストが高くなる。半田付けなら面付け実装で一気に基板が完成。
「ROM焼き、だいじょうぶ」だの「デュアルBIOS」だのと不安にかられて対策を計る費用も結構な額になりそうですし、こういう対策をする人々にとってはコスト高よりも安心感を優先させたいのではないかと想像します。
しかし、現実に別売りの便宜がないのですから、生産性とコストの観点を無視できないのであろうことは理解できます。
有り難うございました。またの機会にもよろしくお願いします。

お礼日時:2008/12/16 21:51

「別売りする必要性が無いから」と思います。


BIOSを起動してLoad Setup Defaultsを実行すると、BIOSの初期化が出来ます。
既実装という事で。

この回答への補足

>> BIOSを起動してLoad Setup Defaultsを実行すると、BIOSの初期化が出来ます。
BIOSのアップデートの失敗は恐ろしいというのは、この機能が使えなくなるからではないのですか。この機能が生きていれば何の不安もありませんから、「ROM焼き、だいじょうぶ」も「デュアルBIOS」も不要だと思えますが……。
私は何かを勘違いしているでしょうか。
よろしくお願いします。

補足日時:2008/12/16 21:03
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