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硝酸アルミニウムとアルミノンにより赤い小さな沈殿が生じました。これについて調べていたところレーキとキレートという言葉が出てきたのですが,どうもこの2つの言葉について理解ができません。同じ意味なのか・・・?など。分かりやすい解説をお願いします。 それから,アルミノンはキレート試薬とよべるのでしょうか?

A 回答 (3件)

A No.2です。



A No.1の方のリンクでアルミノンの構造が見られるのでそちらを
ご参照下さい。この分子は非常に大きく、一つの分子で一つの金属
イオンに多座配位するだけでなく、複数の金属イオン間の橋渡しも
します。

一つの芳香環からCOO-とOHが出ていて、これではさむのが
一番基本の形です。隣の芳香環がさらに同じ金属イオンに配位
しに来ようとするのは電子の軌道が合わない場合があってちょっと
苦しいので、別の分子のCOO-とOHが来る事が多いです。
なので、同一分子内の他の二つの芳香環はそれぞれ別の金属イオンに
配位しにいきます。この連鎖が続いていくと、全体としては立体的な
巨大な網目構造ができます。この構造体の分子量は非常に大きく
なり(理論上いくらでも行かれる)、錯体形成のために水分子との
水素結合に行く配位子も激減するので、水には溶けていられなく
なります。
なり、コロイドや沈殿となります。
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アルミノンの構造自体はキレートです。



キレート分子は蟹の鋏のように一分子に複数の配位結合性ポイントがあり、
金属イオンと反応してより大きな構造体を作ります。この構造体が非常に
大規模なものまでいってしまう組み合わせのものだと、コロイド状の
半溶解性(これを沈殿と見なす人もいる)や非水溶性沈殿になることも
あります。
キレートとは古代ギリシャ語で『はさむ』という意味です。

レーキは金属イオンとキレート錯体を形成した後に非水溶性となった
化合物(金属イオンも含めた全体構造で)の総称です。

ウィキペディア等の検索エンジンでキーワードを打ち込むと、
両者の違いをきちんと説明したリンクがでてきますよ。

この回答への補足

回答ありがとうございます!
さらに調べていたところ,キレート試薬は多座配位子のものでできるとあったのですが,アルミノンは多座配位子と考えてよいのでしょうか?

補足日時:2008/12/25 16:25
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レーキについては、「顔料」の中の「レーキ顔料」を参照。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A1%94%E6%96%99# …
「レーキ顔料は、もともと水溶性の染料を無機化合物である体質顔料に定着したもので、赤色のレーキレッドC、ウォチュングレッドなど、濃度が高く鮮明な色相のものが多い」とか。
アルミノンについては過去問がタップリありますが、東京化成様のオンラインカタログを引用しておきましょう、↓
http://www.tokyokasei.co.jp/catalog/A0240.html
ですから、アルミノンを用いたレーキ顔料と言うことが出来るでしょうね。
アルミノンは構造からするとキレート試剤と呼べそうですが、アルミニウム以外には使用されていません。
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