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はじめまして。
質問はまさにタイトルのとおりです。
たんぱく質でできているのなら、腐ると思うのですが…
少なくとも100年くらい経っても腐りませんね。
なぜでしょうか?

A 回答 (3件)

 髪の毛や爪はケラチンと呼ばれるタンパク質を多量に含んでいます。

ケラチン一族に属するタンパク質は繊維状で、硫黄を含んだアミノ酸残基(含硫アミノ酸)をたくさん持っています。そして、髪の毛や爪を構成しているケラチンは含硫アミノ酸を他のケラチンよりも特に多く含んでいます(髪の毛を燃やすといやなにおいがするのは含硫アミノ酸の量が多いためです)。
 髪の毛を構成するケラチン繊維はこの含硫アミノ酸で横同士互いに結合しあい、密で立体的な網目構造を作っています。ケラチン繊維を縦糸とすると、含硫アミノ酸による結合が横糸になります。
 微生物はタンパク質分解酵素でタンパク質をばらばらにして自分の栄養として取り込むことができます。しかし、タンパク質分解酵素はこの横糸を分解することはできません。そしてたぶんですけど、タンパク質部分も、網目構造が立体的にじゃまになってタンパク質分解酵素による分解を受けにくくなっていると思います。それでなかなか分解しないのじゃないでしょうか。
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確か、白癬菌は体毛や爪を分解できたはず。


白癬菌の存在と、温度や湿度の条件がそろえば、体毛や爪といえども、腐って分解されると思います。
ただし、水虫になる条件を考えると、かなり高温多湿なので、外界ではなかなか難しそうです。
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この回答へのお礼

白癬菌ですか!
ということは、理論上は毛髪や爪も腐敗することは可能ということですね。
回答ありがとうございました。
ポイントをあげれなくて大変申し訳ありません。
みなさん素晴らしい回答でしたので、先着順ということにさせていただきます…

お礼日時:2009/01/14 19:44

毛髪や爪は、発生学的にいうと、皮膚が変化してできたものです。


爪や毛髪はハードな使用に耐えられるように特殊な構造になっています。
切っても擦り切れても痛くないように、血管や神経が通っていないケラチンというたんぱく質からできています。
そのため、水分の含有量が他の組織(筋肉など)に比べて少ないわけです。
水分が少ないと腐敗菌が活動しにくくなります。
食べ物の乾物が腐りにくいのと同じです。
爪や毛髪を水に付けておくと、(筋肉よりは遅いですが)腐敗します。
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