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文章力は良い文章を読むことで鍛えられる。
と、尊敬する人から言われました。


普段、ファッション誌や情報誌、ストーリーが気に入った本しか読まないため、
優れた文章で書かれた本と言われてもすぐにピンときません。

雑誌、文芸書、新書、なんでも構いません。

優れた文体、巧妙なレトリック、
美しい日本語で書かれている本を教えてください。


というか、文芸書に留まらず情報が欲しいです。
雑誌など、検討もつきません…。
(でも、たくさん読みたいのと、持ち運びするタイプなのでハードカバーはできれば避けたいです。。。)

20代ですが、
仕事上、様々な情報を収集しているので、ジャンルは問いません。
ただ、ホラー、第二次世界大戦ものは読めません…。
子どもの頃から何度も挑戦しては貧血→失神しているので…。
それらを除いたジャンルでお願いします。


よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

「美しい日本語」について考えるための参考図書として下記の本などどうでしょうか


・安野光雅、藤原正彦 世にも美しい日本語入門 ちくまプリマー新書
画家・絵本作家、安野光雅と数学者・エッセイスト、藤原正彦の日本語の様々な話題をテーマーにした対談を通じて日本語の美しさ、素晴らしさを再認識させてくれる本
単行本なので持ち運びには不向きかもしれませんがあまり知られていない情報を得ることができるということで
・鳥越けい子 サウンドスケープの詩学 春秋社
日本各地の「音の風景」を今日的な視点から活写した、日本語の美しさについて考える上でも参考になるフルート奏者山形由美さん推薦の異色の本。
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何が優れた文体か、というのは場面によって変わってくるものだと思います。



「美文、名文」ではなく、日常生活で人にものを伝える力を鍛えるためならば司馬遼太郎さんはいかがでしょうか。新聞記者的な鍛えられ方をした文章だなあと思います。

九鬼周造の“「いき」の構造”は、きびきびした文章自体が粋です。かくありたい。この文体に触れたくて何度も読み返してしまいます。

平易でわかりやすいのは大岡信さん。ご自身の詩集から「折々の歌」等の詩の解説本まで、著作も沢山あります。
子供にも分かりやすく、でも味わいを損ねずに詩の世界を伝える。それを支える豊かな土壌の存在を感じます。

夏目漱石は、今のスタンダードな文章表現の元となった文体なのでは。「吾輩は猫である」あたりはまだ旧時代の匂いが残っていますが、「それから」あたりはとても読みやすい。
逆に森鴎外を今真似したら、ちょっと奇異に感じるかも知れません。

文体だけでなく「何をどう書くか」を参考にするなら、簡潔で無駄のない筆致で、人の姿をさらっと浮き彫りにするチェーホフの短編小説を。

その人独自の表現という点では、尾崎翠、森茉莉、武田百合子さん。小学生の作文のお手本には決してなりませんが。

また、山田詠美さんのR&B的な世界を描いた作品は文章自体がR&Bっぽく、初めて読んだときは新鮮でした。好きな世界、表現したい世界と同じリズムを刻む文、というのはやはり優れた文体なのだと思います。
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志賀直哉読みましょう! 文庫本で十分です。

小僧の神様、あたりは岩波文庫ででています。

大江健三郎はオススメしません。
彼の文章は彼のファンのためのもので、実際大江は、「この文章の「日本語としての意味」を教えてほしい」と、ある賞の審査員にいわれ、全員一致で落選している人です。

志賀直哉の直弟子であった阿川弘之は、二次大戦中心の作品が多いのですが、そうではない、カレーライスの唄、こんぺいとう、アヒル飛びなさい、は楽しい話です。
吉行淳之介のエッセイもいいでしょう(ちくま文庫ででています)。

翻訳SFでよいのは、ハヤカワ文庫の「ソラリスの陽のもとに」です。これは元々ポーランド語で書かれた作品のロシア語からの重訳ですが、名訳として名高いです。光文社新訳古典文庫の「幼年期の終わり」も、よい翻訳になって、今の人はいいなあと元を読んだオッチャンは思いました。

楽しい読書をしてください。
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こんばんは、


<優れた文体、巧妙なレトリック
 といえば開高健が真っ先に浮かぶのですが、何を最初に読むのかを奨めたらよいのか、難しいんです。長編であれば「輝ける闇」「夏の闇」(共に新潮文庫)、短編だと「ロマネ・コンティ一九三五年」(文春文庫)、エッセイだときりがありませんので、ためしに氏の書いた「季節のない街」山本周五郎(新潮文庫)の巻末解説を立ち読みでもしてみてください。
 ほかにお奨めは、初期の大江健三郎、たとえば「芽むしり仔撃ち」(文春文庫)、虚構船団以前の筒井康隆も良いです「宇宙衛生博覧会」とかですね。
 マニアックな視点から、極度にディティールにこだわった大藪春彦のレトリックには感動すら覚えます。
 おまけとして三島由紀夫の「憂国」をあげておきます。
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>優れた文体、巧妙なレトリック、


>美しい日本語で書かれている本を教えてください。

個人的には川端康成の作品がこれに当てはまると思います。
「伊豆の踊り子」「古都」「雪国」

また、
井上靖「氷壁」「あすなろ物語」

新田次郎「芙蓉の人」

有吉佐和子「悪女について」「花岡青洲の妻」「出雲のお国」

三島由紀夫「春の雪」「潮騒」

北杜夫「楡家の人々」

高村光太郎「智恵子抄」

山本有三「路傍の石」

向田邦子「父の詫び状」「あ・うん」「阿修羅のごとく」

犬養道子「花々と星星と」

小川洋子「博士の愛した数式」

どれもたいへん有名なので、すでに読まれているものもあると思いますが、どれもお勧めの小説です。
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