プロが教えるわが家の防犯対策術!

ネットを調べて、羆とはまず遭遇自体を回避すべきこと、出会ってしまった場合は距離や状況に応じて戦闘を避けるべき対処すること、最終手段としては鉈等で応戦することが有効であることを学びました。

そこで先日「熊よけの鈴」と「8寸の剣鉈」を購入するに至ったものです。

しかし、万が一羆と戦闘状態に陥った場合、具体的にどのように戦えばいいのかが解りません。

ネットを見ても、
・どこでもいいから叩き付ける
・鼻を中心に顔面に叩き付ける
などバラバラであり、また具体的な攻撃防御方法も示されていません。

そもそも鉈を叩き付けて切り込めるような毛皮なんでしょうか。
自分の装備は先の尖った剣鉈なので、このような「振る」攻撃以外にも「突く」といった攻撃方法があると思いますが・・・

でも出来れば「突く」よりも「振る」攻撃で、できるだけリーチを伸ばし羆から離れていたい気もします。
これだと逆に羆の爪攻撃の間合いになってしまいそう?

また、羆を相手に亡くなった方の事例をみていますと、「抱きつかれて死亡」というケースも目立ちますね。
これは一体どういうことなんでしょうか?圧迫死?それとも頭を噛みつかれて?

このように抱きつかれてしまった場合には、「振る」攻撃は封じられてしまう可能性も出てきますよね。



羆のような猛獣を相手に確実に勝利できる戦闘方法があるとは思いません。
しかし羆にも敵を襲う際の習性がある以上は、少しでも効率的な応戦方法が必ずあるはずだと思います。

無茶な質問かもしれませんが、心臓の位地や急所の突き方、突進後の最初の一撃のやりとりはどう対応すべきか、間合いの取り方、具体的な攻撃防御の方法など、どなたかご存じの方がいらっしゃいましたら是非ご教授願います。

(羆相手に無関係と思いますが、当方のスペックは20代後半、身長180cm、体重85kg、剣道2段、剣鉈8寸を装備です)

A 回答 (9件)

私は体術系、武器術系共に色々段持ちで20年以上やってます。



熊の攻撃はこう例えられます。
・ハンマー並の打撃力
・カミソリ並の切断力
・バイク並の突進力
まさに反則級の攻撃スペックです。まず一撃でも攻撃を受けたら即死はしなくてもかなりのダメージを負うことは避けられないでしょう。当りどころが悪ければ当然即死もありえます。
あと熊の防御スペックも考えなければなりません。まず骨格が人間とは違い急所の位置が違うこと、骨が太く硬いこと、筋肉の量が半端ないこと、毛が表面を覆っているため刃滑るであろうことが考えられます。つまり攻撃面も去ることながら防御面でも比較になりません。つまり人間レベルで体格が優れていようが熊から見ればそんなものは誤差レベルでしかないということです。

以上を考慮すると、熊からの攻撃は避け、攻撃はヒットアンドアウェイの必要があります。なぜこのような攻撃が必要かというと、こっちが攻撃を当てたところで一撃では倒せないので相打ちになった場合即負け確定だからです。
以上から武器は剣鉈では無理で槍系、また戦闘場所は平らで広く整地されているところに限られます。これは何故かというと、剣鉈ではこちらの攻撃の間合いは相手の間合いの中であること、広くないと長手の武器は戦闘中に木などに引っかかる可能性が高いこと、平らでない場所は熊の土俵であり且つ平らでないと人間は力を発揮できないこと、整地してないと戦闘中につまずいてバランスを崩す恐れがあること、です。

つまり人間が熊に刃物系の武器で勝つのであれば「平らで広く整地された場所である程度の距離が離れた状態・長手の武器を構え戦闘態勢が整っている状態で戦闘開始。熊の攻撃は全てかわしこちらからは何度も何度もちまちま攻撃を当てて倒す。」
・・・これがいかに現実的でないことはすぐわかりますよね?実際熊と遭遇するのは出会い頭であり、そんな場所は平らであることも広く整地されていることもありえない。またザックも背負っていて速く動けないでしょうし武器も多分手にはないでしょう。つまり結論としては山登りの最中に熊と遭遇した場合刃物で勝つのは不可能です。熊を追って倒すということであればまだ可能性はあるかもしれませんが。
現実路線として剣鉈で戦うのであれば、4足モードのときに相手の顔に一撃入れてザックを捨てて全力で逃げるしかないと思います。後は戦っている最中に相手が撤退してくれることを祈ることくらいでしょうか。

リンク先に実際丹沢でツキノワグマと格闘した人の記録があります。参考にどうぞ。

参考URL:http://homepage3.nifty.com/yamaasobi/haya/harako …
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この回答へのお礼

具体的な考察ありがとうございます。
極端な話、ドラゴンボールの登場人物を相手に戦術もなにもないのに近い気がしました。
可能な限りヒットアンドアウェイを維持して、あとはガムシャラといいますか、運を願いながら瞬間瞬間を判断してゆく感じですね。

お礼日時:2009/04/06 15:41

こんにちは!


秋田県の阿仁はクマ文化のあるところで,今でもマタギの末裔が暮らしています。
マタギの里では,クマに遭遇して戦闘が避けられないときは,クマの口の中になんか入れることになっています。クマは口の中に異物を入れられると,退却する習性があります。現実には,マタギの持っている銃を口の中に入れたりします。しかし,接近戦になってしまい,クマにからみつかれてどうしようもないときは,非常手段として左腕を熊の口の中に入れます。ひじ関節以上入ります。クマに左腕はもぎ取られますが,クマは習性から退却します。その後は自分で止血します。左腕というのは利き腕でない方という意味です。これが,マタギの戦い方です。
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この回答へのお礼

壮絶ですね。やっぱり熊相手に目指すべきは「生還」・・しかもその僅かな希望をいかに少しでも広げるかという戦い方なんですね。
そのためには腕の一つくらいくれてやるという気概を持つことが大切なんだと思いました。

お礼日時:2009/04/06 15:43

 大学(獣医学科)の卒論をクマで書き、現在もクマの調査捕獲の仕事に関わっています。



 まず、ご質問のクマが「ツキノワグマ」か「エゾヒグマ」のどちらなのかを明確にしないといけません。要するに質問者さんの居住地が北海道なのか内地なのかということですが。
 ツキノワグマとエゾヒグマは、同じクマと言ってもかなり異なります。

 ツキノワグマは体重も成獣で約40-100kgくらいで、内地の哺乳類としては確かに最も大型の部類に入りますが、それでもシカと比べてもはっきり大きいというわけではありません。質問者さんの体重が85kgということでしたら、大半のクマは質問者さんより小さい、ということになります。
 それに対し、ヒグマは遙かに大きいです。エゾヒグマで平均的な成獣の大きさは200-300kg前後といったところだと思いますが、400kgを超える個体の捕獲記録も珍しくありません。北海道での記録上の最大個体は確か500kgを超えていたかと。

 食性も共に雑食ではありますが、ツキノワグマは植物食嗜好が強く、肉食する際も昆虫類がほとんどで、"他の哺乳類を襲って食べる"ことはほとんどありません。養鶏場に侵入して鶏を食べたと思われる例がいくつかあるくらいです。
 でも、その話も本当に鶏を食べたのかは不明な例が大半です。私もそのような例は数例見ているのですが、どうも鶏より"鶏のエサ"を食べに来ていたような。まして人間がツキノワグマに食われた、という例は皆無でしょう。

 それに対し、ヒグマは肉食嗜好が強く、シカやイノシシなどの他のかなり大きな哺乳類も襲って食べます。もちろん人間も、です。

 なのでクマよけ鈴は「人間が食えることを知った」ヒグマには逆効果です。「ここに美味しいエサが居るよ」ということを触れ回って歩いているようなものですから。
 北海道の人にはそのあたりは常識であるはずなので(と北海道人から聞いています)、本質問は内地でのツキノワグマとの戦闘についてであると解釈します。

 ・・・ま、相手がツキノワグマであっても、私は格闘して勝てるとはまったく思えませんが・・・

 まず、クマの戦闘方法に「抱きしめる」というのは基本的にありません。クマに抱きしめられて死んだ、という報告も聞いたことはないです。
 ツキノワグマに襲われて亡くなった事例というのは、噛みつかれるか突進されて転倒または転落して打ち所が悪かったとかが大半ですね。
 エゾヒグマだと、そもそも噛みつかれるか殴られるだけでほぼ即死でしょうから、抱きしめるなどという悠長な攻撃方法はしないでしょうし。
 ツキノワグマだと、そもそも後ろ足で立ち上がったとしても質問者さんの方が遙かに背が高いですから、自分より背が高い相手に抱きつくなどというバカな行為をするクマはいないでしょう。

 ということなので、戦闘するとすれば、突進してくるクマの鼻面に一撃を食らわせるしかないでしょう。4本足で走ってくる相手の心臓なんて攻撃できるものではありません。

 ただ・・・速いですよ。クマの動きは。驚くほど敏捷です。
 ですから、まあ剣道の達人の質問者さんならあるいは当てられるのかもしれませんが、普通は何かを振り回したところでとても攻撃を当てることはおぼつかないでしょう。少なくとも私はまったく自信がありません。

 武器は、当てやすさと当たった時の攻撃力を考えると、ナタがまあベスとかな、とは思います。でも、一撃で致命傷を与えないと、怒らせてしまったらますます勝ち目はないので、私ならそもそも「クマと戦闘しよう」という気になりません。
 同じ体重80kgでも筋力は桁違いなので、取っ組み合ってしまったらもう勝ち目はないでしょう。突進してきて噛みつかれたり体当たりをされる直前で、鼻面に一撃喰らわせて、ひるんで逃げてくれることを祈るのみです。人間の力で一撃で致命傷を与えるのも、まず不可能だと思いますし。剣鉈で突いてもそのまま押し切られるでしょう。
 ナタで叩きつけてももちろん毛皮を切れるわけじゃないです。"打撃"を与えるのみでしょう。
 また、別に鼻先が急所というわけでもないです。頭部の他の部位よりは弱点ではあるでしょうけど、ヒトごときの力で致命傷を与えられるとも思えません。非常に上手にヒットさせることができれば、脳震盪でも起こしてくれる可能性が最も高い部位、というだけです。

 数年前、麻酔をかけて処置をしていたクマが、麻酔の効きが浅くて処置終了直前に麻酔から覚めてしまったことがありました。
 まだ下半身は麻酔が効いていて麻痺しているのですが、動く上半身だけで這って私達に襲いかかろうとしたのですが、クマは前足だけで"這って"いるのにも拘わらず、逃げる人間はけっこう本気で走らねばなりませんでした。

 クマよけスプレーですが、あれは人間がほんの少しでも吸い込むと30分は声もまともに出せなくなるくらい強烈ですが、クマはまともに喰らってもたいして効いている様子もありません。ま、ちょっと嫌な顔はしてましたが。

 ま、結論を言えば「人間がクマに勝つのは不可能では」ということです。ツキノワグマですら。
 クマよりさらに小型のイノシシですら、車道に出てきたイノシシを車で轢いてしまったところ、車はその場で大破して全損になったのに、イノシシは走って逃げた、という話があるくらいです。
 ま、戦闘を避けることだけを考えた方が長生きできそうですね。
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この回答へのお礼

詳しいご回答ありがとうございます。
ただ、相手は羆を想定してますのでツキノワではありません。
それから「勝つ」ことは私も不可能だと思っておりますので、戦闘回避に失敗した場合に僅かでも生還率をアップさせる方法・・これを悩んでおるところです。
クマスプレーには懐疑的でありますし、普段から槍や刀を持ち歩くわけにはいけませんので、素手よりまし=剣鉈での検討をお願いいたしました。

お礼日時:2009/04/06 15:49

ところでどーやって剣鉈を運ぶんですか?


銃刀法違反ですけど?(^_^;

道路に出て、軽自動車が走ってきたら飛び出してみてください
それで避けられるんだったら、熊にも勝ちます。
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この回答へのお礼

銃刀法違反にはなりません。
お尋ねしているのは少しでも生還率を上げる方法です。

お礼日時:2009/04/06 15:56

>最終手段としては鉈等で応戦することが有効であることを学びました。



ヒグマを倒すのではなく、驚かせて退かせるのが最良だったかと
思いましたが、クマよけのスプレーがよかったんじゃなかったっけ。
http://outback.cup.com/counter_assault.html

下手に手傷を負わせると手負いになって手がつけられないとも聞きますし。

ここはやはり1センチ四方の紙吹雪を数千枚撒き散らかして
冬眠させる。。というのがいいのかも。。ま、これは冗談として
実際、釣り人がザックの荷物を投げ散らかしながら逃げる映像を
見たことがありますが、まずは熊の好奇心を利用するというのは
有効な手段のようです。
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この回答へのお礼

いろいろ意見があると思いますが、私はクマスプレーに懐疑的な方なので、素手よりましな鉈での対応をお聞きさせていただきました。
ここはやはり紙吹雪で(ry

お礼日時:2009/04/06 15:58

熊と闘う言う事に実際に想像も付かないところなのでしょうけど体重が人間の数倍はあるわけですから抱きつかれたり乗りかかられたら終わりでしょうね。

(ライオンなどでも飛び掛られた際に押しつぶされて終わりみたいですけど)
実際にやりあうのは最後の手段でしょうけどその際は覚悟を決めて体当たり同然でぶつかるというのも方法かも。
手の先(指の間に)なたを打ち込むといいと言う話しもありますけど。
やはり遭遇を避けるに越した事は無いでしょうね。野生動物はむやみに接触はしないとは言いますけど場合にもよるのでしょう。
あと熊は割りと知恵が働くようなので熊よけの鈴も害がないと学習すると効果が無い場合があるらしいとか。
あとは爆竹で逃げたという話しもあります。火をつける時間が無ければモデルガンのようにすぐ発火できるものも案外いいのかもしれません。
とりあえず参考までに。
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この回答へのお礼

なるほど・・・難しいかもしれませんが指の間を狙うなら相手のレンジ外から攻撃可能ですね。頭の中に入れておきます!

お礼日時:2009/04/06 16:00

野生の羆であって牧場の羆ではなく、その前提より相手のホームに踏み込んでの戦闘かと思いますが



相手のホームで戦う以上、相手が本気で狩りに来た場合
不意打ち→200Kgの体重で押さえられて→ガブリで継戦能力喪失かと思います。

不意打ちを確実に止められないのであれば勝利以前の問題かと

ちなみに、羅臼山にて遭遇した際は林道脇の草むらに潜まれていたのですが、
数メートル脇を歩いていても気付きませんでした。

また、野生の羆は不利とみればすぐ逃げますが、
ナタでは追撃できないかと思います。
参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

少しでも生還率がアップすればいいので、ナタで追撃することはないと思いますが・・不意にでてこられたうえに先制攻撃で大ダメージを受けてしまったら戦意喪失しそうですね;

お礼日時:2009/04/06 16:01

こんにちは。


完全に勘違いをしておられるように思います。
パワーで差がありすぎる場合、最初の一撃で既にお陀仏してる可能性が非常に大きいです。
くまと人間では、ダンプと軽自動車で綱引きするようなものでしょう。
くまと格闘戦で生還した例としては、口の中に手を突っ込んでくまがビックリして吐き出したとか、ある程度小さいくまなら、噛まれた瞬間にとっさに巴投げで、谷底に放り投げたとかいう例で、まともに組み合って生きて帰ったという例は聞いたことがありません。

また少々長くても釘ではくまの心臓に達するのはまず無理でしょうし、何よりも心臓を打ち抜いたくらいでは即死はしませんので、くまが死に至るまでの間に断末魔の一撃でこちらは料理されてしまうでしょう。

剣道有段者なら、くまのフック?を見切って下にかわしてすり抜け、背後に回って逃げる、あるいは、杖を持ち歩いて、くまが突進してきたら眼か口に突きを入れいる、といった事の方が現実味がありそうな気がします。

抱き疲れた状態で、隠し持った釘を取り出すのはまず無理でしょう。
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この回答へのお礼

まぁ圧倒的に不利で殺される確率が高いのは承知なのですが、現に素手で対抗して亡くなった方が多いのに対し、ナタを振り回すことで生還できた人たちが多いのは事実です。
ですので、さらに進めて少しでも効率のよいナタの振り回し方を模索しているところでございます。
槍は常に持ち歩くわけにはいきませんので、遭遇することがあったときに装備しているのはナタだと思います。

お礼日時:2009/04/06 16:04

羆を相手に戦おうという闘志は素晴らしいですね^^



どれくらいの羆を想定されているのかわかりませんが、8寸鉈装備の攻撃範囲では、間違いなく羆の攻撃範囲に踏み込むことになるとおもいます。
また、羆の分厚い脂肪と皮により体の適当なところに鉈を振り下ろしても致命的なダメージを与える事は難しいと思います。

剣道2段という事ですので、やはり相手の正中線上の急所への攻撃、特に眉間への上段からの鉈の振り下ろしが効果的と考えます。
ただし、相手が頭を低くしていること、また相手に攻撃される前にこちらの攻撃を当てる速さと度胸が必要になると思いますが・・・・。
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この回答へのお礼

闘志というよりも逃志に基く質問でした(笑)
確かにナタでの攻撃も羆にとっては「少しイタイな」程度かもしれませんね。
瞬間瞬間に対応しつつ、チャンスが訪れたら眉間に一太刀浴びせるのも一つの方法ですね。
ありがとうございます。

お礼日時:2009/04/06 16:07

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