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まったく大した問題ではありませんが、燃す、燃やす、この言い方の違いは…?
単に方言というものなのでしょうか。

どなたか、この派生・分裂の起源みたいなものを
建設的に説明できる方がいらっしゃれば、ぜひ聞いてみたいです。
まあ、もっと単純な話でも良いです。

同じ意味とは思いますが、モス・モヤス。サウンド的には大分印象が違いますね。

で、この燃す・燃やすの面白いところは両方がスタンダードのようである、ということ。
燃やすのほうが口語的なような気もするのだけど
燃すもかなり使われていてドラマでさえも使われている、ということです。
興味があるのでお教えください。
宜しくお願いいたします。

A 回答 (2件)

「燃やす」は文語「燃ゆ」の他動詞形で、『竹取物語』にも「御文、不死の薬の壺並べて、火を付けて燃やすべき由仰せ給ふ」と使われています。


「燃す」は「燃やす」から変化した口語ではないでしょうか。三省堂現代国語辞典には[俗語]と記載されています。
どちらも同じような使い方をされますが(分別廃棄で地域によって「燃やせるゴミ」といったり「燃せるゴミ」といったりしますよね)、「燃やす」しか使われないのは「気力・情熱をかき立てる」の意味のときです。「ファイトを燃やす」「情熱を燃やす」は「燃す」に置き換えることはできませんね。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございました。
とても参考になりました。
>「ファイトを燃やす」「情熱を燃やす」は「燃す」に置き換えることはできませんね。
これは本当に説得力があり、質問をさせていただいて良かったと
思っております。
有難うございました!

お礼日時:2009/04/24 05:34

古語「燃ゆ」(自動詞)⇒現代語「燃える」(自動詞)ということです。



「燃やす」「燃す」は他動詞ですね。
これは、自動詞「燃ゆ」から変化(造語)して、他動詞「燃やす」になったものと思われます。

このような例はほかにもあります。
癒ゆ(現代語では癒える)⇒癒す(いやす)
肥ゆ(肥える)⇒肥やす
生ゆ(生える)⇒生やす
増ゆ(増える)⇒増やす

このように並べてみますと、自動詞の頭(語幹)に「や」「す」を付けて、他動詞化しています。

ほかにも「や」「す」をつけて、他動詞化ものはあると思いますが、このような流れからしますと、「や」のない「燃す」はチョッと変です。
何かの拍子で「や」がとれて「燃す」になったのかな。

「燃やしてしまったよ」(標準語)
  ↓
「燃やしちまったよ」 (東京下町風)
  ↓
「燃しちまったよ」  (東京下町風)

こんな具合に「や」が取れていったのかな?

1番さんの俗語説もうなづけます。
関西では「燃す」とは言いません。関東方面の方言色の強い標準語?のような気がします。

1番さんの
>「ファイトを燃やす」「情熱を燃やす」は「燃す」に置き換えることはできませんね。
・・・これは勉強になりました。
本筋は「燃やす」で、「燃す」は異筋の言葉のように思います(^_^)。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございました。
東京下町風というのは、確かにありそうですね!
ご丁寧なご回答、本当に参考になりました。
有難うございました!

お礼日時:2009/04/24 05:35

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