A 回答 (7件)
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No.1
- 回答日時:
ご回答ありがとうございます。
「時香炉」のことよくわかりました。
寺から伝わったということは、やはり中国からの移入でしょうか。とするとかなり江戸時代以前の早い時期から使われていたかもしれませんね。
No.2
- 回答日時:
ご参考までに。
私も読んでいるうちに分からなくなりました・・・。
(^^;
ただ、ハッキリ言えるコトは、精密な時計が行き渡って、「一分一秒」をアクセク生きてる現代人に比べて、江戸時代の人は「マコトにノンビリ」していたのは確かです。
何か、少し羨ましく思えるのは、私だけでしょうか?
ご回答ありがとうございます。
夜が明けたらおきて、日が沈んだら寝る。
人間以外の動植物はすべて自然の成り行きに逆らわないで生きています。
私だって羨ましいですよ。
江戸や大阪などの市中は別として、地方ではより自然に近い生活をしてたんでしょうね。時刻はおろか日付けもないような・・・
No.4
- 回答日時:
江戸時代の時刻が不定時法で、日の出から日没までを6つに区切って時刻を決めていたことはその通りです。
しかし、その後があるのです。つまり、「日の出から日没までを6つに区切って時刻を決める」方式だと、厳密には毎日「一刻」の時間が変わってしまいますよね。それではあまりにも不便なので、一年間を24分割していたのです。そして、その期間(およそ半月)は日の出から日没の時刻がずれても、そのまま定時に鐘を鳴らすようにしていました。
この24分割が「二十四節気」です。いまでは、夏至や冬至、春分、秋分以外あまり意味が無いのですが、江戸時代は立派な意味がありました。例えば「立春」から「雨水」までの半月間は、同じ「時刻」に鐘が鳴り、次の「雨水」から「啓蟄」までの半月は、少しずれた時刻、ただしその期間は同じ時刻、に鐘が鳴るという具合です。
ここまでが前段。その上で、鐘を鳴らすタイミングというか、時刻はどこがどのように決めていたかというと、石町の鐘が基準です。元文3年(1738)の記録だと、石町の鐘撞役の支出項目として「時計磨料と常香」という費目が記録されています。
つまり、石町の鐘撞役は正確な時間を知るために、時計と時香炉も合わせ使っていたのが判ります。時香炉を詳しく説明すると、それだけで長い文章になってしまいますので省略しますが、要するに香の燃える道筋に時間ごとの印をつけたもので、時計と併用していたのです。
他の鐘は、石町の鐘の音が聞こえてから鳴らすようにしていたらしいですから、郊外(大崎あたり)の方では実際には、数分から十分程度はずれていたでしょうが、正確な時計を持たない時代のことですから、その程度のずれは何ということもなかったのでしょう。
この回答への補足
詳しい回答ありがとうございます。
江戸市中の時の鐘については、多少理解していたつもりですが、「二十四節気」に関係していたことははじめて知りました。
また、時香炉について詳しく知りたくなりました。URLなど分りましたらご紹介願えませんか。
No.5
- 回答日時:
>日の出から日没の間で時間を割り振って時刻を決めていたといいます。
その通りですね。
この日の出から日の入りまでを、6等分して「刻」を決めていました。
>この時の鐘を打つタイミングはどのように決めていたのでしょうか。
江戸時代を通じて、太陰暦を使用していました。
ですから、基本的に「月の満ち欠け」を基準に年を管理しています。
何月という事は、理解出来る訳ですね。
江戸初期、西欧から24時間式機械時計が幕府に献上されました。
が、24時間方式だったので、全く利用価値が無かったようですよ。
同じ午前6時でも「夏は明るく・冬は暗い」では、意味がありません。
そこで、日本式に機械式時計を改造しています。
春分・秋分時に、時計の文字盤を交換する訳ですね。
各藩では、城下町に時刻を優先的に「打つ」寺が決まっていました。
(先の大戦で、多くの都市部にある大寺院が焼失し、同時にこれら機械式時計も焼失)
この機械式時計又は他の回答にある「時香炉」を用いて、時の鐘を打ったようです。
余談ですが・・・。
時刻と同じで、(江戸時代の人も)天気予報も欲しいですよね。
各藩では「天文方」なる役職があり、天文観測と同時に天気予報も行なっていたようです。
経済基盤の「年貢」に影響しますから。
この回答への補足
回答いただきありがとうございます。
江戸時代(寛政年間)の旅日記に、宿の発着時刻が詳しく書かれていので、市中以外で時刻を知る方法としてどのような手段があったのか、個人的な判断か、あるいは常識として共通の方法があったのか知りたいと思ったものですから・・・
一般的なことかどうか知りませんが、宿の出発は大概、夜明け前で暗いうちでした。
No.6
- 回答日時:
No.7
- 回答日時:
>市中以外で時刻を知る方法
#4です。不定時法の便利な点は、太陽の傾きで時刻が決まるということです。つまり、太陽が中天にあれば、どんな季節であっても午の刻に決まっています。太陽が45度の角度に傾いてくれば、どの季節でも八つ頃に決まっています。定時法ではそうはいきませんよね。
そういう生活を長年繰り返していれば、太陽を見ただけでほぼ全員が共通して時刻を言い当てることができたでしょう。慣れてくると太陽を見なくても(室内からでも)時刻を言い当てることができたそうです。
作家の池波正太郎氏のおばあさんは江戸末期の生まれだそうですが、氏が子供の頃室内で縫い物をしながら、障子(外の光の様子)をちらっと見て、「もうすぐ○時だよ」と言ったそうです。そのとたんに、時報が鳴ったのでびっくりした、とエッセイに書いています。
そう言うのを動物的感覚というんでしょうか。
現代人でも腹時計はありますからね。妙に納得してしまいます。
ありがとうございました。
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