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またまた第二次世界大戦関係の質問。

AFPの記事にこんなのがありました。

「第2次大戦中に日本軍が使用した風船爆弾」
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2598803/ …

記事を読んでもらえれば分かりますが、ある話によれば最初から毒ガスや生物兵器を積んでアメリカ市民に大きな損害を与えようと言う計画もあったのですが、昭和天皇の反対で「爆弾を積むだけの兵器」になりました(結果犠牲者は6人しか出ず、恐怖こそは与えたものの大した損害にならなかったのですが)。

ドイツではV1/V2を発射して、ヒトラーは多くの人が死ぬのを分かっていてその命令を下したのですが、風船爆弾と比べると、日本とドイツの国民性や人格などの違いがはっきりと見えてくるような気がします。

歴史に「もしも」はないのですが、もし風船爆弾に最初から毒ガスや生物兵器を積み込む事を天皇が同意して、アメリカ市民に大きな犠牲を出したらどうなっていたのでしょうかね?

A 回答 (14件中11~14件)

>ただ、「謎の病気」として処理したところで、症状からバレてしまうって事は無いのでしょうか?



90年代、確か95年あたりだったと思いますが、旧ユーゴスラビア紛争でNATO軍が介入したということがありました。そこで爆撃をした米軍機は劣化ウラン爆弾を使いました。劣化ウラン弾というのは、使用済みのウランを利用した物質から作るもので、非常に硬いために相手の装甲を突き破るのに有効なうえ放射能の量も微量なので米軍では大量に採用していました。
しかしその後その米軍機が爆撃したところを占領したイタリア軍の兵士たちが次々にガンや白血病に倒れました。なにしろ頑健な若者がガンで亡くなるわけですからこれはおかしい、劣化ウラン弾による放射能被害ではないかと話題になりました。どうも、劣化ウランも熱が加わる(爆発で一瞬何百度にもなります)と放射能を出すようです。
しかし米軍は頑なに劣化ウラン弾の関与を否定し、今も絶対に認めません。
湾岸戦争のときも劣化ウラン弾は大量に使われ、戦争後帰国した兵士たちが次々に「謎の病気」に悩まされ、それは「湾岸戦争症候群」と呼ばれるようになりました。湾岸戦争のときは、どうもイラク軍が毒ガスを使ったのではないかという状況証拠も出ているのですが、米軍は毒ガスにせよ劣化ウラン弾にせよ徹底的に否定しています。
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この回答へのお礼

劣化ウラン弾は湾岸戦争関連の著書で見ましたが、旧ユーゴスラビア紛争でも使われていたんですか……
「非常に硬いために相手の装甲を突き破るのに有効」と言うのは初めて聞きましたが、確かイタリアのエチオピア戦争でも毒ガスを使用した事でフランスやイギリス等の連合国が非難して、イタリアに対する経済制裁を行ったと言う話をYouTubeにアップされているテレビ番組の動画で見ました。
http://www.youtube.com/watch?v=pdWSLBnIEfk

アメリカもイタリアの行為に対して一緒になって非難したかどうかは分かりませんが、何だか連合国の指導国家であるアメリカ自身が後になって敵国の日本やイタリア等が犯した同じ過ちを犯しているような気がしてなりませんが……
米軍が現在でも劣化ウラン弾の放射能汚染の事を認めないでしょうが、劣化ウラン弾を現在使ってない事だけは祈りたいです。

お礼日時:2009/05/04 19:11

天皇家が追及されることは制度的にありません。


昔の日本は、天皇が大権を持ってはいても、
輔弼という制度があって、
全て決定事項は責任をとる大臣、参謀総長らがいて
天皇にはいかなる責任も負わないという制度だからです。
東條が自ら責任をかぶって死んだのもこの制度に殉じただけです。
彼の義務だった。

ちなみにいうと、ヒトラーのV号ロケットに対抗して
チャーチルもドイツに毒ガス攻撃をすることを主張しました。
アレキサンダーらが反対して流れたわけですが。

基本的に風船爆弾のようなものに毒ガスをいれても
効果はほとんど限定的であって、軍事的にはたいした被害はでません。
日本軍は中国大陸でかなり大規模に化学兵器は使いましたが、
風船に乗せられるような量では屁みたいなもの。
敵国内に嫌がらせ的なパニックを引き起こすというぐらい。
しょぼい。
大量に載せるには風船が小さすぎるので無理。
大きくするとこんどは強度の問題がでてきて、
高高度まで上げられなくなる。

生物兵器については、当時の技術では効果的な散布は無理で、
また効果も未知数。たぶん何の効果も与えなかっただろうと
想像されます。やっていたら恥だけかくけっかになったでしょう。
生物兵器は、現代でも、操るのが極めて難しい兵器であり、
映画のようにうまくはいきません。
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この回答へのお礼

>天皇家が追及されることは制度的にありません。
>東條が自ら責任をかぶって死んだのもこの制度に殉じただけです。
>彼の義務だった。
なるほどね。「君臨されど統治せず」は昔からで、天皇の立場は今と変わらないって事ですか。
東條は天皇に最も忠実だと言う事はよく聞かれますが、天皇に尽くして、制度に殉じたとなると、何だか切ないものですね。

>ちなみにいうと、ヒトラーのV号ロケットに対抗して
>チャーチルもドイツに毒ガス攻撃をすることを主張しました。
ナチスもサリンやタブン等致死性の強い毒ガスを開発したのですが、ヒトラーは終戦まで使用を命じなかったと言う話も聞かれます(第一次大戦のトラウマが原因だったのが一般的な論調ですが)。

>基本的に風船爆弾のようなものに毒ガスをいれても
>効果はほとんど限定的であって、軍事的にはたいした被害はでません。
日本軍の開発/使用した毒ガスはどんなものでしたかね?
ガスの質によっては効果が変わると思いますが……
ただ、殺傷力のあるだけの量を詰める性能が風船爆弾になかったのは分かりました。
そうなれば、ただの「無駄な抵抗だった」って事でしょうね。

>生物兵器は、現代でも、操るのが極めて難しい兵器であり、
>映画のようにうまくはいきません。
生物兵器は現代でも扱いが難しいんですか?
炭素菌テロや細菌兵器開発はよくニュースで聞かれますが、現代でも扱いが難しいとは……
となると、当時の科学力でやったところで結局無駄に終わるのは目に見えてきますが、余程切羽詰ったと思えてきますね

詳しいご回答、ありがとうございます。

お礼日時:2009/05/04 12:57

変わりません。


史実でも報道規制がされて爆弾であったことは秘匿されています。
「謎の病気」として処理されてしまったことでしょう。

この回答への補足

ただ、アメリカ政府の報道規制に加えて、昭和天皇の「朕は物騒なものが嫌いなり」と毒ガス搭載を許可しなかった事から、風船爆弾は「意味を為さなかった珍兵器」としてそのまま葬られた事は事実ですね。

ただ、イギリスのザ・サン誌は「極悪の天皇ヒロヒトに地獄が待っている」と書きたてたそうですが、以下のブログでも書いてあった通りアメリカ本土での犠牲が少なくて、それを妬んで書いたのではないかと思ったりもします。
http://new-type-culture.seesaa.net/article/11850 …

風船爆弾の毒ガス搭載を許可しなかったおかげで多くのアメリカ国民は助かったし(犠牲になった6人は気の毒でしたが)、戦争犯罪にも問われなかったのに、「地獄が待っている」ってそりゃないんじゃないの(最も、あの「ザ・サン」ですから、読者受けするなら何でも書くでしょうが)?

補足日時:2009/05/04 12:06
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この回答へのお礼

風船爆弾が来ても報道規制を敷いて、これ以上の被害を食い止めようとするアメリカ政府の賢明な判断に私も感心しました。その意味で、ルーズベルト大統領等は自国民を危機から救った訳ですね(時の鈴木貫太郎内閣も「今日の戦争においてアメリカが優勢であるのは、ルーズベルト大統領の指導力が極めて優れているからです。その偉大な大統領を失ったアメリカ国民に、深い哀悼の意を送るものであります」と声明を発表した事もありましたし)。

ただ、「謎の病気」として処理したところで、症状からバレてしまうって事は無いのでしょうか?
史実のイタリア軍もエチオピア戦争で毒ガス兵器を使って、隠蔽を図って結局ばれてしまったのですが、その症状を映した写真や映像などが何だかの形で日本軍部に渡ったら、やはり風船爆弾を送りつづけたかもしれないと思いますが、どうでしょうか?

お礼日時:2009/05/04 12:04

戦後のいわゆる「東京裁判」の戦争犯罪人と言う人たちが増えたでしょうね。

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この回答へのお礼

となったら、毒ガスや生物兵器搭載に同意した事で昭和天皇を初めとする天皇家はやはり訴追される事になって、天皇制は廃止される事になってたって事ですかね?

お礼日時:2009/05/04 11:34

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