No.4ベストアンサー
- 回答日時:
艦船の甲板は厚い鋼鉄でで守られて、少々の攻撃ではダメージを与えられません。
勿論、甲板上であっても艦載物に被害を与え、操舵室等に命中すれば航行不能には出来るでしょう。
それに対して、側面は大変薄く小さな破壊を受けただけで沈没などの大きなダメージがあります。
さらに、正面からの攻撃は上下は的として大きくなりますが、その代わり少しでも横にずれるとダメージを与えるどころか斜めに滑ってしまいます。
その点側面からの攻撃は、上下の正確さえ有れば左右はかなりずれても確実に大きなダメージを与えることが出来ます。
戦闘機の操縦的にも、左右の調節は機体を傾けるなど難しくなりますが、上下の調節は操縦桿の前後操作だけで瞬間的に調節でき、目標を捉える確立も高くなります。
戦闘機を攻撃する船側にしても、船の構造上縦揺れは少なく横揺れが大きくなります。
当然船の前方から来る敵機には照準を併せやすく、横から来る戦闘機は揺れの関係で狙いにくくなるでしょう。
No.12
- 回答日時:
急降下爆撃の方法は、基本的に決まっております。
↓ただし、接敵後の攻撃進路(爆撃進路)は、こちらの兵力、相手の陣形、攻撃の目的(空母に対する飛行甲板破壊か、味方の攻撃機との連携、対空砲火の分散、被害艦に対するトドメ等)、時期の違いによる戦訓により、さまざまです。風向きも大事です。
そして、一番当てやすいのは、敵艦の後ろから、進路に沿って急降下、投弾する事です。もちろん、左右へのブレも生じますし(主に横滑り。錬度や、風による)、前後方向への誤差のあります(敵速度の見誤り、変化)。これらのミスが無くとも、回避行動、変進により外れる事もあります(後ろからが、一番変進を察しやすい)。日本の場合、どの方向からでも当てられる程の錬度の搭乗員が多数いました。
防御側も、黙ってやられる訳ではなく、早めに転進し、敵に艦首を向ける方向に持ってゆく場合が多いです。対空戦闘に自信を持つアメリカ防空艦では、あえて回避行動をとらないか、他艦への援護行為も多かったようです。そのため対空火器を多数使える脇腹をさらす事も多かったのでは。
No.11 様も言っておられるように、「太平洋戦争での敵艦に対する急降下爆撃機は見てると敵艦の腹に対して向かっています」と言うのが、なんなのか判りませんが、日本機であれば、雷爆同時攻撃などの飽和攻撃の一端、アメリカ機であれば、弱敵からの被弾を少なくするための戦法ではないでしょうか。
また、装甲についてですが、空母「大鳳」の飛行甲板の装甲は95mmです。 これが1000ポンド爆弾の急降下に耐える厚さです。 その厚さの装甲を持てる艦種と言えば、戦艦がほとんどです。 戦艦の場合、垂直装甲と水平装甲の厚さを比べると、ほとんどが垂直装甲のほうが厚いです。 それ以下の艦は、重巡を除けば、防御は無いに等しいです。被弾すれば、上からでも、横からでも同じことです(水線下は除く)。
参考URL:http://www.asahi-net.or.jp/~zq9j-hys/koukabakuge …
No.11
- 回答日時:
「艦長たちの太平洋戦争―34人の艦長が語った勇者の条件 (光人社NF文庫) 」
佐藤和正 著
http://www.amazon.co.jp/dp/4769820097/
に収録されている、エンガノ岬沖海戦で戦艦伊勢の艦長だった中瀬泝少将
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E7%80%AC% …
は、小沢部隊の空母が全滅した後、「最も大きな標的」となった伊勢を襲ったのべ150機といわれる米軍機の爆撃・雷撃を全て回避し、至近弾による爆風と破片の被害以外は受けずに伊勢を戦場から脱出させました。
中瀬氏によると、米軍の急降下爆撃機は、編隊を組んで「艦首方向」から反航してきたそうです。
中瀬艦長の急降下爆撃回避は、
1) スピードを一杯に上げて、米軍急降下爆撃機(以下 米軍機)の動きを見つめる。舵の効きは、スピードが速いほど良くなるから。
2) 米軍機はある時点でエアブレーキをかけ、編隊ごと急降下に入る。いったん急降下に入るとそこからの修正はできない。
3) 米軍機が急降下に入った瞬間に「取り舵一杯」を号令する。伊勢は急激に左に回頭する。
4) 米軍機編隊は既に急降下に入っているためそのまま爆弾を落とすしかない。伊勢がいない海面に爆弾をむなしく落とすことになる。
5) 雷撃と違い、急降下爆撃は一度に一編隊しかできない。空中で衝突してしまうため。よって、常に上空を注視していれば急降下爆撃は回避できた。
この場合、伊勢の艦首方向から反航してきて急降下爆撃に入った米軍機編隊は、取り舵一杯で左に向いた伊勢の横腹を見ながら、前方の海面に爆弾を落とすことになります。
ミッドウェー海戦の赤城のように、断雲の中で不意打ちで急降下爆撃を受けたのであれば「回避をせずに急降下爆撃を受ける」ことになりますが、普通は急降下爆撃を受ければ回避します。日本でも、昭和18年以降は多くの軍鑑に対空レーダーが装備され、敵機の接近はかなりの距離で探知でき、不意打ちを受けることはなくなっていました。
(敵機が海面を這って接近してきた場合はレーダーで探知できませんが、それでは急降下爆撃は出来ません)
「太平洋戦争での敵艦に対する急降下爆撃機は見てると敵艦の腹に対して向かっています」
というのが、いったい何を見て言っておられるのか良く分かりませんが、
「舵を切って回避しつつある敵艦に急降下する様子」
を見ているのであれば、結果として「敵艦の腹に向かう」ことになったでしょう。
敵機が自艦に向かって急降下しているのに、じっと爆弾が命中するのを待っている指揮官は普通はいませんから。回避行動を取るのが当たり前です。
この回答への補足
どっかの架空戦記マンガで被弾したドーントレスが赤城の対空砲火でエアブレーキが効かなくなって、赤城を飛び越して海面に衝突してました。
縦に突っ込んでれば少しくらい飛び越してもあたるのに・・・
No.10
- 回答日時:
船は、水上に見えている部分、甲板より上と
水没している部分、船本体に区分が大別されますが
もちろん、艦橋に爆弾が命中しても艦は大損害ですが
船本体が穴が開いて水の侵入が応急修復も出来ない
くらい大破すると艦は沈みます、艦橋は対空銃座で
ハリネズミのようになっていて見るからに攻めにくい
ところですが、ようは、船は、沈められたらオシマイ
なので船を攻撃する航空機は、船を沈める、あらゆる
ことをやるわけで
それで、船の本体は、船の進行方向に対する強度は
一番強く、正面に攻撃が命中しても耐えられるものが
側面から受けると、あんがい、モロイ場合があります。
戦艦大和の撃沈の模様は諸説あって10何発も魚雷が
命中してから沈み始めたという話もありますが
ヤマトの生存者のかたの証言で6発目の側面から
当ったので、もうダメだと感じたというものも
ありました
No.9
- 回答日時:
縦方向であろうと横方向であろうと、奥行きの意味での命中率はさしてかわりありません。
というのも軍艦はかなりの高さがあるため、奥行き方向に多少ずれても、上のほうに当たる可能性が高いからです。加えて戦艦など対魚雷防御の装甲が充実した相手だと、急降下爆撃要の小さい爆弾で装甲を破るのはほぼ不可能です。
なお空母相手の場合は甲板を叩くことが目的なので、対空砲火を覚悟で正面・背後方向からの急降下爆撃もありです。
No.8
- 回答日時:
幅広いからでないですか、着弾点が狭くとも当たる(艦船の幅)
着弾幅を急降下爆撃だと狭く出来るに10m内に落ちるとするととすれば艦幅が10mだと
スコープに入ればあたるのではないのかな
縦だと着弾点が長いですが左右に転舵したら外れる
ミツドウエイ海戦は雷撃機に気を取られ低空まで母艦上空護衛戦闘機
零戦ですが低空に下りていた所、会合に失敗した米急降下爆撃ドーンドレスがミツドウエイ島二次攻撃発進時と上空がら空きがタイミングよく重なった
風上に向け直進しなければならない
ベテラン搭乗員よりもVT信管の影響でしょう直撃なんてめったにないのが当たるので
変な撃墜の仕方されていると思ったみたいですよ。
この信管は陸に向け発射しなかったそうな秘密保持の為
No.6
- 回答日時:
当時の将兵の回想録によると、士気の低い部隊は艦首方向から緩降下で爆撃したそうです。
攻撃する側から見て、敵艦を中心に捉えて真っ直ぐに降下するとこれが命中率が一番高いわけです。しかし、これを攻撃される艦船側から見るとそういう敵機はこちらに向って正面を向いたまま機影がぐんぐん大きくなってきます。こっちに真っ直ぐ向ってくるから当然です。しかし一方これが最も対空砲火が当て易いわけです。真っ直ぐこちらに向ってきますから。
ということは、最も撃墜される確率も高いということです。
対空砲火を撃ってから、実際に弾が届くまでの間のタイムラグがありますから、対空砲火を撃つ場合は敵機の未来位置を予想して発射します(正面から機影が大きくなるだけならその必要もないので命中率も高くなります)。このとき上下左右の動きのうち下から上、つまり手前に引くような動きが最も難しくなります。
しかし爆撃機側からすると速度も相対的に早くもなりますし、爆弾を落とすタイミングも非常にタイトです。つまり、当てられにくい反面当てづらい。そこは常にジレンマなわけですね。
ところで、アメリカ側の呼称による太平洋戦争を通じて、特に日米の実力が伯仲していたといえる珊瑚海海戦から南太平洋海戦に至るまでの急降下爆撃隊の命中率は日米ほぼ同じ確率です。インド洋海戦は野球に例えれば日本代表と中国代表の対戦みたいなもんで、中国のピッチャーをボカスカ打ったからってあまり自慢するものではありません。やっぱキューバとかアメリカとか韓国とかを相手にしないとね。
日本がベテランの搭乗員を消耗した南太平洋海戦以降はもう日本軍はアメリカ軍艦船に有効なダメージを与えることはできなくなってしまいました。
また、意外に知られていないことですが、大馬力のドーントレス爆撃機は高高度から侵入できたので、馬力不足の零戦では思ったほど迎撃ができませんでした。これがあの「運命の五分間(というのは実際なかったそうですが)」につながったわけです。
No.3
- 回答日時:
どてっぱらにあてて、沈没させたいのでは。
戦艦武蔵の例ですが、
『レイテ沖海戦におけるシブヤン海海戦において、米軍機の雷撃20本、
爆弾17発、至近弾20発以上という軍艦史上最多・空前絶後の損害を受けたが、
艦前部を主に両舷の浸水がほぼ均等で、当初左右方向への傾斜が僅か
または復元可能であったこと及び機関部が健在であったことにより、
沈没に至る過程において速度は低下したものの回避運動が可能であったため、
被弾数に比べて長時間交戦できたものと推測される。
ちなみに、米軍はこの戦闘を教訓として昭和20年4月の菊水作戦時の
「大和」への攻撃を左舷に集中させたとされる。』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E8%94%B5_ …
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