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作曲をかじってる者ですが、琉球音楽にも興味があり自分でも作りたいのですが、初めてのジャンルなので勝手がわからず困ってます。
レとラの音を使用せず5音構成だということは調べて理解できたんですが、ポップスのような曲に取り入れるときに伴奏はどのようにすればよいのでしょうか?
たとえば上記のような5音構成を厳密に守るなら使用できないコードが出てきますよね。コードがFの場合ファ、ラ、ドで構成されているのでこのコードが使用できないということでしょうか?それともメロディは5音構成を守り、伴奏などは自由な音使い・コード進行で作っても琉球音楽っぽく聞こえるのでしょうか?
または琉球音楽にはどのような調があるのでしょうか?

今まで独学でやってきたものですから知識も技術も足りませんが、音楽を作ることが好きなんです。専門用語とかはよくわからないので(基礎的なことなら大丈夫です)、優しく教えてくださればありがたいです。
よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

まずざっくり結論を言うと、コード進行は制限されません。



たとえば代表的な沖縄風ポップスであるThe Boomの島唄()を例に挙げると、
サビの2小節目でコードが(ハ長調でいうと)Amになります。ばりばりラの音です。
またこの曲の場合、メロディにもたまにレやラが出てくるし、Bメロの沖縄感ゼロに近いですが、それでもトータルでみると琉球音楽っぽく聞こえます。
つまりこの辺りは印象の強さやバランスの問題だと思います。
ポップスに取り入れるなら、コードはポップスに沿い、メロディも必要あらばレやラを挟んでも問題ないと思います。

5音階は他に「四七抜き」なんかがありますが、こちらもコード進行は制限されません。
「音を抜く分には好きにしてくれ」というのがコード進行側の言い分です。
逆に臨時記号を使うような音階の場合だと気を使う必要があります。
例えば「ファ♯を使う音階なでコードにFを使う」とかいうときには不自然にならないような工夫が必要です("絶対に使用できない"ということはありません)。


しかしながら、メロディにしろコードにしろ、レとラが入った分だけ沖縄風味が薄れることは否めません。
たとえばこちら(http://www.youtube.com/watch?v=JAxgroUXtcM&fmt=18)は冒頭のメロディラインがかなり沖縄音階に近いですが、
コードもコーラスもレとラを使っているので全く別の印象を受けます。


ですから沖縄感を全面に出したい場合には、コードをシンプルにする必要があります。
ハ長調ならコードはずっとCのまま、というのが一番音階の響きを引き出せます。

こちら(http://www.youtube.com/watch?v=bLZYkr3E0SY&fmt=18)はポップスに沖縄音階を取り入れていていますが、
まさにさっきのコードがずっと同じな例です(ホ長調なのでコードはEですね)。かなり沖縄っぽいです。
また、先述の島唄も同じくホ長調ですが、AメロのコードはやはりEがかなり長く続きます。

ようするにバランスです!自分の狙った響きになるよう試行錯誤してみてください。
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この回答へのお礼

詳しいご説明ありがとうございます。
簡単なような難しいような、奥が深いなと思いました。

お礼日時:2009/07/01 19:09

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