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枕草子に出てくる、「香炉峰の雪~」の段。この「いかならむ」の「む」を終止形としている解説書と、連体形としている解説書があります。どっちを取るべきなのでしょうか(複数の説がある以上、どっちとも言えないのでしょうが)。特に高等学校で学習する場合。

「終止形」というのは、文末だからそのまんま終止形・・・っていうのはわかります。

「連体形」というのは、疑問の副詞の呼応・・・あたりが根拠になるのでしょうか。しかし、「む」の上に来ているのは「いかなり」という形容動詞ですよね。「いかなり」の連用形には副詞的な用法もあるみたいですが今回は未然形。
疑問文というのも分かるのですが、なんかこう、すっきりとした説明ができません(見つけられません)。

どう解釈したらよいでしょうか。

A 回答 (3件)

 いや、単なる世代交代で。


 他の例では、「いと」を「とても」と訳してはいけませんでした。「とても」は「とてもそんなこと出来ない」というように、「打ち消し」とセットで使うのが本来の形だから、ということです。「たいそう」と訳さねばなりませんでした。
 他には、二重敬語は二重敬語で訳していました。「気づかせたまふ」なら「お気づきあぞばされる」などと。
 そうすべき、と言っていた人が退職し、大学入試の採点者からも消え、学界からもこの世からも去ったのです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

なるほど。いろいろあるわけですねぇ。高校での学習、と言う観点から申しますと、「どっちでもいいから、統一してくれ」という気持ちの方が大きいですが(笑)。

そういえば桐原書店が以前、助動詞「き」「けり」を「回想の助動詞」と言っていましたが、さすがになじまず、すぐに「過去の助動詞」に表現を改めていましたね。

お礼日時:2009/08/10 08:46

 終止形です。

同様の語に副詞「何」があります。疑問詞として使うのに文末は終止形です。「なに語るらむ。」とか。「係助詞『か』がないが、全体として疑問文だからここはひとつ例外を設けて」というややこしい解釈を、現代では取りません。そういう主張をしていた人たちが死んだからです。

 「いかが」は「いかにか」の訛で、「か」が係助詞です。なので文末は連体形。

 本当に見分けられないのは「何と」の転の「など」。文末は終止形なのか連体形なのか。だから絶対に試験には出ません。でたら相当の悪問かレベルの低い学校。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

そういう主張をしていた人たちが死んだ(いなくなった)からなんですか?!
もし、その辺りのこと、詳しく教えていただけると嬉しいです。

とりあえず、試験には出ないというのは、ごもっともですね。

お礼日時:2009/08/06 21:13

全くの素人なのですが、私の考えを述べてみます。


私は、終止形としてしまってもよいのではないか、と思います。カッコ付きで表記すると、

 「・・・いかがならむ」とおほせらるれば・・・

カッコの中は人の発言内容ですから、質問者さんのお考えのように、終止形である方が自然に感じられます。
連体形でも構わないといえば、そうなのですが、どちらでも良いのなら、私は終止形ということにしてしまった方がすっきりすると思います。
「どうであろうか」と仰られたという解釈に、すんなり重なる気がいたします。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

たしかに、終止形としてしまえば、とてもすっきりします。しかし、連体形の説もある以上、白黒付けないと落ち着かない感じも・・・f(^^;

お礼日時:2009/08/06 21:11

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