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中学校国語の文法についてふと疑問に思ったことがありましたので、質問させていただきます。

「僕はゆっくり歩いた。」と「僕はゆっくりと歩いた。」とはほとんど同じ意味だと思います。同様に「風車がくるくる回った。」と「風車がくるくると回った。」ともほとんど同じ意味だと思います。ここに出てきた「ゆっくり」「ゆっくりと」「くるくる」「くるくると」は全て1語の副詞と考えていいのでしょうか。それとも「ゆっくりと」「くるくると」は副詞「ゆっくり」+格助詞「と」、副詞「くるくる」+格助詞「と」と考えるべきなのでしょうか。ご教示下さい。

もし複数の考え方があるのならば、現行の学校文法に沿って教えてください。よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

学校文法に関係している者として簡単にご説明します。



ご質問のような状態の副詞(擬態語、擬声語も含む)に「と」が
付いた形は、全体で一つの副詞と考えます。
「ゆっくりと」「くるくると」で一単語、ということです。
これは、いわば学校文法における約束事です。

なお、難しいのは状態の副詞に「する」が直接付いた形です。
これには、一つのサ変動詞、あるいは副詞+サ変「する」という
二つがあります。
●こちらで【ゆっくりし】てください。→一語の副詞
●読書ならこちらで【ゆっくりし】てください。→副詞+「する」
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この回答へのお礼

kyouzaiya-kさん、ご回答ありがとうございます。

学校文法に関係している方からご回答をいただき、心強いです。日本語文法っていろいろな立場があり、橋本進吉の考えが中心の学校文法の他にもたくさんの諸説ありますね。

そうすると、学校文法でのお約束で「ゆっくりと」「くるくると」は1語扱いなのですね。なかなか学校文法というのは現状と開きがありますぇ。文節分けで「立っている」は後半の補助動詞には動詞本来の意味がなくなるので1文節扱いとしてよさそうなものを、「立って」「いる」と2文節扱いになるのにも何か違和感を感じました。

お礼日時:2007/02/15 09:17

副詞「ゆっくり」+格助詞「と」、副詞「くるくる」+格助詞「と」


で、強調の「と」と考えて良いのではないでしょうか。

因みに、
「僕はゆっくり歩いた。」と「僕はゆっくりと歩いた。」が殆んど同じと言う見方もあるでしょうが、
前者が【単純な事実】の記述であるのに対して、
後者は【動作の形容】に重点が置かれていると言えるように思います。

回りが花畑などであれば、後者の表現はそのままで、
「両側は美しい花畑になっていた。僕はゆっくりと歩いた。」で、
「花を楽しむためにゆっくり歩いた」というニュアンスを表現できるでしょう。
前者の場合は、
「花を楽しむために」という言葉を明示的に追加して、
「両側は美しい花畑になっていた。花を楽しむために僕はゆっくり歩いた。」
などとしないと、やや不自然な印象を与えてしまうのではないかという気がします。
 
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この回答へのお礼

hakobuluさん、ご回答ありがとうございました。

確かに「私は彼へプレゼントを渡した。」と「私は彼へとプレゼントを渡した。」とでは後者の方が「彼へ」の強調が感じられますね。

お聞きしたかったのは、前述のように「くるくると」は、副詞「くるくる」+格助詞「と」と考えると説もあるようですが、これだと2語ですね。学校文法でも同じように「くるくると」を2語とカウントしていいものか、お聞きしたかったのです。

お礼日時:2007/02/15 08:47

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