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例えば、子会社(親持分70%)が親会社に簿価100円の土地を、200円で売却している場合

( 土地売却益 )100 (  土地  )100
(少数株主持分) 30 (少数株主損益) 30

という仕訳になると思うのですが、この少数株主の仕訳は、
子会社の損益のうち利益100が消去されますが、
そのうちの30%分は少数株主さんが負担して下さいね。
ということだと思うのですが。

そうすると、会社間で100円の取引があった場合の
(売上)100 (売上原価)100
という仕訳のときも、
子会社の損益のうち費用100が消去されるので、
そのうちの30%分は少数株主さんが負担して下さいね
とはならないのでしょうか?

つまり、(売上高と仕入高)や(受取利息と支払利息)のような
会社間取引の収益と費用の相殺消去においても、
子会社の損益の変動を理由に、少数株主への負担を求めるということにはならないのでしょうか?

どなたかご教授よろしくお願い致します。

A 回答 (6件)

 こんにちは。



 まず、連結は、単純合算するところから始まります。単純合算したら、親のものも子のものもありません。企業集団の金額が出ます。企業集団の売上、企業集団の土地…などなど。ですから、単純合算後の科目の金額を動かすときには、子会社のもの、親会社のものという考えはしないほうがいいです。

 (借)売却益100 (貸)土地100

 の売却益100は子会社のものを動かしているのではなく、企業集団の売却益を動かしているんです。土地100が減っているのは、親会社の土地が100減っているのではなく、企業集団の土地が100減っているんです。

 つまり、何を言っているのかというと、相殺消去自体は、企業集団の財政状態・経営成績を表す連結財務諸表の、各勘定の金額を正確にするために行うものである、という点を忘れないでください。そこにはもう、子会社の利益とか、そんな話は出ません。単純合算した時点で、もう親会社のものもへったくれもなく、企業集団の金額なんです。企業集団の金額が、単純合算しただけでは正しくないから、相殺消去とかするんです。


 ただし、そんな修正をすると、純資産が変動します。その純資産の変動理由が、子会社によるものであれば、少数株主持分が変動する、ということになります。だから、少数株主に振る仕訳をするんです。

 ですから、相殺消去の仕訳と、少数株主の仕訳は、別のことをやっているものとお考えください。

 ただ、実際に問題を解くときは、こんなことを考えて解きません。機械作業でひたすら仕訳を切ります…。
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この回答へのお礼

mix-doneさんこんにちは。

やはり、連結集団の純資産が変動していることが前提なのですね。
連結の純資産の変動理由がどこによるかで考えるのがポイントだとわかりました。丁寧な説明ありがとうございます。

実際に問題を解く時は、機械作業で解いてますが、ふと何故なんだろうと思い質問させていただきました。
おかげさまでスッキリすることができました。

また、機会があればアドバイスいただけるとうれしいです。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/08/12 00:52

回答4です。

すみません、完全に勘違いしていました。これまでの私の回答は取り消させてください。誤解を与えるような回答をして申し訳ありませんでした。
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この回答へのお礼

いえいえ、minority19さんに回答していただいたおかげで、もう一度自分で考えることができ、少し理解が深まったと思います。

またわからないことがあれば、アドバイスしていただけるとうれしいです。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/08/12 00:40

すみません、もう一点だけ、



『そうすると、会社間で100円の取引があった場合の
(売上)100 (売上原価)100
という仕訳のときも、
子会社の損益のうち費用100が消去されるので、
そのうちの30%分は少数株主さんが負担して下さいね
とはならないのでしょうか?』

上記の仕訳ですが、私の仕訳も間違っていましたが、消去するのは利益のみです。つまり、100円で販売し、原価が40円ならば、利益は60です。従って、
 売上 60 / 売上原価 60 となります。
この仕訳により、子会社の利益が60減り、親会社の期末商品が60調整されます。(つまり、子会社の取得原価になります。)
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補足します。


 連結のうち、少数株主が負担するのは、子会社の利益についてです。子会社の利益が100あれば、そのうち30%は少数株主の持ち分であるという意味が、按分計算です。
 質問者様のテキストは、親会社から子会社への取引(ダウンストリーム)ではないでしょうか?その場合、親会社の方に個別上利益が出ているものを取り消します(未実現消去)が、子会社の利益は変動しないため、少数株主への按分は必要ありません。なぜなら、少数株主と取り分は子会社の利益に対してですので、親会社の利益が変動してもなんら関係ないからです。
 いっぽう、子会社から親会社への販売(アップストリーム)は、子会社の方に利益が出ます。例えば、当該親への販売で100の利益が出ています。しかし、この利益は相殺消去によって消去、つまり、子会社の利益が減ります。従って、子会社の利益が変動し、結果、少数株主の取り分も変動する為、按分が必要となります。

 従って、連結上の利益と個別合算の利益との差額を負担させるという考え方は誤っていると思います。考え方としては、相殺消去することによって、親会社の利益が変動したのか、子会社の利益が変動したのかを考え、子会社の利益が変動した場合は、按分を要する。という考えがわかりやすいのではないかと思います。
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 すみません。

仕訳が違いました。 仕入/売上→ 売上/仕入 です。
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親子間取引の場合、仕訳は(アップストリーム、つまり、子会社が親会社に販売)の場合、


 親会社個別F/S仕訳
  売掛 100 / 売上 100
子会社個別F/S仕訳
  仕入(売上原価) 100 / 買掛 100
連結修正仕訳
  仕入 100 / 売上 100
買掛 100 / 売掛 100
  貸引 A / 貸引繰入 A
  少株 B / 少損 B
※ B=(100-A)×30%
というように、子会社の損益変動分を少数株主に負担させる仕訳となります。

つまり、質問者様のおっしゃるように、子会社から親会社の取引があった場合、子会社に利益(収益ではない)が個別上計上されますが、連結上は相殺され、結果、子会社の利益が変動するため、当該変動分は少数株主に負担されます。しかし、ダウンストリーム(親が子に販売)は、親会社に利益が出るため、少数株主への按分は不要となります。


  

この回答への補足

minority19さん回答ありがとうございます。

少株 B / 少損 B
の仕訳についてですが、B=(100-A)×30%になるということは、
(売上)100 (仕入)100
の仕訳についても少数株主へ負担させるということなのでしょうか?


自分なりにもう一度考えてみたのですが、
連結での少数株主への按分というものは、
子会社の損益の変動に対してするものであるが、その前提として、

(1)連結修正前の親子会社の単純合算した場合の連結当期純利益と
(2)連結修正仕訳を経た後の連結当期純利益

の額が異なる場合において発生するものであるのかなと思いました。

テキストや問題には(売上)と(仕入)の相殺仕訳については、
少数株主への按分がなされていないようでしたので、
これは、子会社の損益の変動はあるが、連結修正前と後で連結当期純利益の額が変わらないので、少数株主への按分はされていないのではないかと考えていますが、どうでしょうか?

補足日時:2009/08/09 10:14
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