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学校のレポートでの課題が、「論理的な文書を書く事について」です。
何を書けばよいのか、よくわかりません。がれか教えてください。
又、何か参考になる本でもあるでしょうか?

A 回答 (4件)

 文章表現から考えます。


 私が論理を意識する時とは何か。書くときに頭で論理が構築され、それが手で文章化されていく。私はそういいました。
 その反論について書こうと思います。
 小説や評論の文章は論理的ではない。一般的にそう言われます。私の知る限り、エッセーでも読みやすいものと難解なものがあります。ただ、言葉の難しさのみではない何かがあります。それは、難解な言葉だから分からないとは、読み手は言わないですね。
 文章の構成に問題がある。それは、特に難しい漢字がないにせよ、作者の文体が読む速度を遅らせたり、苛立ちを覚えさせられたりします。特に、論理学の接続詞の過剰の利用は読みにくさにかなりの影響があります。例えば、次の文です。
(例)第十条  主刑の軽重は、前条に規定する順序による。ただし、無期の禁錮と有期の懲役とでは禁錮を重い刑とし、有期の禁錮の長期が有期の懲役の長期の二倍を超えるときも、禁錮を重い刑とする。 (刑法より)

 最後の文が3つの部分でできていますね。その論理を書きます。
 主刑の軽重は、前の条の通りにする。
ただし、
 無期の禁錮と有期の懲役を重い刑とし、
 有期の禁錮の長期が有期の懲役の長期の2倍を超える時も、
 禁錮を重い刑とする

 つまり、どういうことか。法律の規定で罪を軽くしたり重くする。だが、無期の禁固や有期の懲役を重い刑として考える。だから、有期の禁固が有期の懲役の2倍を超えても、禁固を重い刑として捉える。

 だから、懲役と禁固では、禁固が重い刑だと言っている。

 その文章の原文でそれだけが分かれば、センスあるかも。

 でも、こんな法律の文章のように難解に書いてはいけない。別の法律の条文を読んでもらう。

第百四十三条  週、月又は年によって期間を定めたときは、その期間は、暦に従って計算する。
2  週、月又は年の初めから期間を起算しないときは、その期間は、最後の週、月又は年においてその起算日に応当する日の前日に満了する。ただし、月又は年によって期間を定めた場合において、最後の月に応当する日がないときは、その月の末日に満了する。 (民法より)

 この民法は平成18年に改正されたものです。さっきの刑法は平成19年に改正。でも、同じ法律でも、民法の方が読みやすい。それは、刑法は刑の量刑とその程度について書かないといけないから、綿密に書かないといけない。しかし、民法は分かりやすく書いたほうが、国民は理解しやすい。つまり、一般に使う法律である、民法・会社法・商法と違いがある。

 最後に文章の本質で締めくくります。文章を重く書くと、難しく感じてしまう。だから、なるべく読みやすくするには文章を軽くすることからすべきである。その文章については、実際の文章を読まないと気付かないものである。
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 まず、論理的文章の特性を述べます。

論理的とは序論本論結論や起承転結が一般的です。しかしながら、私には違う気がします。それは段落という問題で、1つの段落の主題は1つにして書くこと。つまり、1段落に1つの話題しか書かない。つまり、1つの段落が3行から8行とした場合でも、章や節や項という大きな部分を考えるよりも大切です。たとえ、章や節が論理的でも、段落が論理的でないと意味がないと思います。段落をくっつけることで章や節になると思います。段落の始めは問いを書き理由を述べ最後にまとめる事が大切だと思います。そして、次の段落には古い情報つまりは前段落で言った事を継承するように書く。それが、筋にある文章に思います。
 論理的な文章は学者の書く文章や法律文章のように難解なものとは違う。それは、大きなテーマの枠組みや論理のみを書いて、小さな論理は綿密に考えない。文章は樹木であり、幹がしっかりしており、その上に各論つまりは枝がないといけない。つまり、文章のバランスのためには枝をしっかりと剪定して書かないといけない。つまり、大きな論理やテーマを重点に書くべきだ。
 結論先行主義とは何か。結論を冒頭で言う事である。レポートは芸術的な文章ではなく、簡潔な文章でなくてはならない。結論を前に書くのは結果から見て、その証明をするカタチが望ましいからだ。
 分かりやすい文章の秘訣を考える。意見を述べるにも理由を書く、提案する時も理由を書く、反対する時にも理由を書く。つまり、なぜそう思うのかが明確に書かれないといけない。つまり、心配りのある文章がいい。相手がなんでだろうと思った時に、納得できる文章が必要だ。
 最後に、文章を自然の流れで書く。決して人為的にダムでせき止めない。書く事で、頭の中に論理や設計図をイメージして、それを手を書き文章ができる。

参考文献
伊丹敬之 創造的論文の書き方 有斐閣
木下是雄 理科系の作文技術 中公新書
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この回答へのお礼

たくさんのアドバイス、参考になります、自分なりに少しはわかってきた感じがしてきました。参考文献も一度読んでみたと思います。
本当にご丁寧にアドバイスいただきありがとうございました。

お礼日時:2009/08/13 22:59

はなしでもそうですが、はじめに設定した前提の上に乗らないことは最後まで書かないことです。

たとえによく出てきますが土台の上に建物を建てることを考えればよいわけです。変な土台でも土台がないよりましです。
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この回答へのお礼

遅くなりすみません。
少しつかめてきまた。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/08/13 22:51

梅棹忠夫『知的生産の技術』をおすすめします。


古い本ですが、論理的な文章は誰にでも書ける、書けないのは方法を教えてこなかったからだ、とする分かりやすい文章です。

これは個人的な感想ですが、いまや日本語で論理的な文章を書ける、書き手そのものが絶滅しましたね。やたら情に訴える文章は増えましたが、まともな書き手はみんな死んでしまいました。
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この回答へのお礼

遅くなりすみません。
早々の回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/08/13 22:46

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