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トマトの裂果(れっか)の原因についてですが、いろいろ調べると2通りの原因が解説されています。

どちらが主に裂果の原因となるのでしょうか?

(1)雨が降って根が急激に水分を吸いすぎたのが原因
(2)雨が実にあたったのが原因

個人的には(1)だと思うのですが。
今年は裂果したので来年はうまくやりたいのでよろしくお願いします。

A 回答 (3件)

こんばんは.



『トマトの裂果(れっか)の原因』
>トマトの裂果(れっか)の原因についてですが、
>いろいろ調べると2通りの原因が解説されています。

>どちらが主に裂果の原因となるのでしょうか?
>(1)雨が降って根が急激に水分を吸いすぎたのが原因
>(2)雨が実にあたったのが原因

>個人的には(1)だと思うのですが。
>今年は裂果したので来年はうまくやりたいのでよろしくお願いします。

【回答】
裂果発生はトマトの品種差にもよって発生率に差があるはずです.

私の畑の『ミニトマト』について限れば,夏~秋に多量の収穫があり,
既に収穫期も終わりましたので,株は畑から撤去しましたが,
この品種からは一個も発生はみられませんでした.

同じ畝に植栽していた大玉系の品種のものには,
夏~今日まで一株について1~2個は発生しています.
それも先の台風の影響に拠る強風で茎が折れたりして葉が痛み,
一部の枝が枯れてしまいましたが,残りの枝にまだ青い実が沢山ついています.
季節的に気温低下が予想されますので,まもなく収穫も終わると思います.

まず裂果の原因について言えば,裂果にはさまざまな要因を推測し,
被害削減の手法を,各地の公的農業研究機関でも原因を模索しているのが現状です.
農家もその為にワラをも掴む気持ちで,
「効果がある」と言われる対策を各自の判断で試みているのです.

私の場合,屋外の家庭菜園でトマトを栽培しているのですが,
先述のように裂果トマトの発生率は高くありません.

私のトマト裂果に対する対応策は,
まず,排水性と適度な水分保持の可能な土作りから十分な配慮をしています.
これに関連した「おしえてGoo」の質問の回答で詳細を記述していますので,
失礼ですが,長文のためここでは省略させていただきますので,
同【質問】の下記アドレスをクリックされて,
質問に対する「私の土作りに対する回答」を先に読まれ,
農業で最も重要と認識している『土作りに対する必要性』を,
充分ご理解された上で読み進めてください.

【質問】『来年のゴーヤ栽培のための土作り』
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa5359445.html


私の場合,先述のアドレスで示した『土作り』に合わせ,
降雨による急激な土壌の含有水を増やさない排水を心がけた,
ビニール製の黒色のポリマルチを『トマトの畝と通路の全面を被覆』して,
予期せぬ雨水が土壌に浸透するのを防ぎ,若干乾燥気味に育てています.
なお,私の場合はポリマルチの下ではなく,
太陽の直射光で地温が過上昇するのを防ぐ意味で,
稲ワラの代わりに近くの農業池の堤からススキを刈り取って,
ポリマルチ全面を覆うように被せています.
ちなみに,
散水が必要な時はポリマルチの一部を切り開いた所から注水しています.
見えない地中の水分含有量の判定は,
割り竹から作った竹串を全面被覆したポリマルチの上から,
地中に刺しておいた物を定期的に引き出して,
その竹串の乾湿状態から散水時期を判断しています.

私のトマト裂果の原因についての認識と対策法については,
この「おしえてGoo」のご質問と関連した
質問:『家庭菜園のトマトのひび割れについて』
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa5345623.htmlで,
私が回答した文章の一部を更に添削し,
今回のご質問に合わせて再度記述を試みます.

まず考えられる結論から述べると,
私は「急激な水環境の変化が原因」と考えています.
つまり,根回りが乾燥した状態で実が熟す段階に,
過渡な水遣りや降雨などで根周りが急激に過湿になると,
その水分をどんどん吸収しますので,
果実の成長より果実内の圧力が増しご質問の様な実の果裂が発生します.


その対策として農家では費用の掛かる温室栽培を取り入れ,
降雨で多量の急激な吸水に拠る果裂を防ぐ手段をとっているのです.

私の家庭菜園の畑でも,現在も大玉トマトが沢山の実を付けています.
ただし雨が降ってもトマト栽培土壌に浸透する前に,
畑から直ぐに表面水として極力排水できるように工夫をしています.

実対策としては畝幅を90cmとり,高さも40~50cmとしています.
更に苗の植え付け時期に,黒いポリフイルムを畝全面の表土に被せています.
そのため,根の張る畝には雨水は基本的には浸透しないようにしています.

更に畝両横の通路に降った雨水は,
通路の土中に浸透する前に直ちに排水されるように,
極力通路に十分な高低差つけて流したい方向に勾配をとり,
余分な雨水が速やかに流下するようにも工夫しています.
また先述したように畑の土も1m程度まで深耕して,
落ち葉・籾殻・腐葉土を大量に投入していますので
畑土の通気性と雨水の透過率は非常に高いのです.
つまり,培養土に求める「排水性と保水性に優れている」と言うことです.

我が家の畑の位置は,北西方向に農業用水池が隣接し,
南西に向かって段々畑の様な階段構造であるために,
排水能力は非常に高いと認識しています.
農業用水池の周囲はコンクリートブロックで補強されており,
その上にブロックを1mほど積み上げています.
つまり,畑は満水面から1.5m程度かさ上げしているのです.
池の水が毛管現象により畑に影響する事はまったくありません.

農家との違いを列挙すると,
まず,温室栽培ではない事と,培養土の有機腐植質の量に大差があることです.
私は自宅近くの農家や農協の技術指導員などの人たちと懇意にしていますので,
さまざまな栽培技術を含めたお話を伺っています.
もちろん温室栽培も直に見ていますし,その農家独自の知識も教わりっています.

農家では当然『生産性を重視して栽培』していますので,
多くの方は農学を基に農業指導員と慎重な計算による農業経営を行っています.
それでも,「裂果トマトは必ず数%の確率で出現してくる」と言っています.

余談になりますが,農業水利権を持つ農家の人と農業用水池に,
鯉やフナを放流していますので,
池への出入り口の鍵を預かり実質的に管理も行っています.
今年も池を干してヒシなどの植物の過繁茂の被害をなくすために,
池底まで完全に放水するのですが,その時には近所の子供達と魚を捕獲し,
その後の池を干す約2ヶ月の期間,我が家のガラス温室(床全面水槽)で保護しています.
昨年は15~16年振りに干したのですが,1m前後の鯉が16匹いました.
捕獲した一部の魚は「鯉の洗い」と「鯉こく」に変身しますがその味は絶品ですよ.

話題がずれました,ご質問の
>『(2)雨が実にあたったのが原因』ついてお話します.

「降雨が当たると裂果トマトが発生する」との可能性を杞憂し,
栽培するトマトの上を被う栽培法が紹介されていますが,
福岡の方では屋外の栽培でも,
トマトを被うビニール製の栽培法はこれまで見た事がありません.

この栽培法について,飛騨地方の農業研究所:
『中山間農業技術研究所(試験研究部) 【連絡先】0577-73-2029』から,
『夏秋トマト雨よけ栽培における放射状裂果の発生要因』との表題で,

>飛騨地域の夏秋トマト“雨よけ栽培”では、
>放射状裂果発生により可販収量や品質の低下をもたらし、
>選別作業に多大の労力を伴い、大きな問題となっている。
>放射状裂果発生要因は、土壌水分の急激な変化、高温、強日射等が報告されているが、
>その主因は明確でなく、有効な対策がとられていない。
>そこで、灌水方法と整枝法の違いが裂果発生に与える影響を明らかにし、
>後の対策技術について検討する。

上記の記載アドレス:
http://www.cc.rd.pref.gifu.jp/~k-agri/hukyu/16_h …

つまりこの論文では「雨よけ栽培は意味が無い」との研究結果が報告されています.

お役に立てばと,
今夜の仕事を終わって急いでキーボードを叩き,一気に作成しました.
それでも現在時刻は午前3時を過ぎています.
明日のこともあり読み直す暇がありません.
脱字や誤字があることも考えられますが,
その際は機知にてご判断されご笑納ください.

来年の豊作をぜひ成功されることを願っています.
この回答が,
ご質問者さまの疑問解消の一助になれば幸いです.
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うちの場合(ミニトマトでしたが)、(2)が99%の原因でした。


うちは 枝をのばし放題でしたので、最終的には5~6M程になりまして、今もどうしようもない状態ですが、、
風通しを良くするため 枝を誘導すると、2~3本は 必ず折れ、その先は死につつあるものの、雨後の翌朝には裂果状態。
やはり根と言うよりは実(トマト本体)にあたる雨だと思います。
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>トマトの裂果(れっか)の原因




◇美味く表現出来ませんが、(1)・(2)どちらも裂果の原因となります。

夏の乾燥期に雨が降って起こります。

それは、乾燥が続き、トマトの外皮の成長が悪く、固くなります。
         ↓
そこに、雨が降って葉や実に当たりor根から吸水して→果実が急に成長する。
         ↓
その時に、水分を欲していた実の急成長に外皮が耐えられず裂けてしまう。

予防策としては、株の根元をワラ敷き、ポリマルチングして、水分や養分の急激な変化を避け、調節する。

※尚、販売や他の方に差し上げる目的でなければ・・・
また、朝採りであれば【ナメクジ・あぶらむし・ありの被害が無い】裂果は
見た目が悪いだけで、あまり味には関係ありませんので→我が家ではもっぱら私の朝のサラダに使われております。


参考URL
http://katesai.main.jp/tomato.htm
http://engeisoudan.com/msearch/msearch.cgi?query …


yusha様に於かれましては、皆様方からの情報やアドバイスを参考にされ、美味しいトマトの栽培・収穫が出来ますよう、心より祈念申し上げております。
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この回答へのお礼

みなさんありがとうございました。参考にさせていただきます。

お礼日時:2009/10/16 22:33

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