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今度ある合唱団で、メンデルスゾーンの『詩扁42』『賛歌』『ワルプルギス』をやるのですが、歌詞の訳について、ちょっと迷ってます。
メンデルスゾーンは、例えば聖書の詩篇から取られているけど、(現在日本で使っている)聖書とは微妙に違うのはなぜか。
自分で臨機応変に作詞している?
だれか台本作家のような人がいた?
当時の教会の聖書、もしくは作曲依頼主の意向?
『賛歌』の歌詞はどっから持ってきたのか、とか、かなり単純なところから分かってないんです。
楽譜の最後についてる簡単な説明を読む努力はしているんだけど、ドイツ語と英語でわからないうえ短いし。誰か教えてください。よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

詩篇42は旧約聖書のルターによるドイツ語訳のようです。

ワルプルギスはご存知と思いますが、ゲーテ作ですね。書き下ろしでツェルターに作曲を依頼していたが実現せず後にメンデルスゾーンが作曲したという経緯のようです。さて、讃歌ですが、これは交響曲第2番のことでしょうか。それとも「わたしの祈りを聞きたまえ」などのモテットでしょうか。前者は印刷技術発明400年記念祭のために委嘱され、これもルターによる聖書のドイツ語訳のようです。

この回答への補足

ありがとうございます。ただ、もう少し具体的に言うと。完全に一行落ちていたりします。
例を挙げます。詩編42を例に取ります。

メンデルスゾーンの歌詞、第3曲の最後に一節付け足されている。
 『unter dem Haufen,die da feiern.』

メンデルスゾーンの歌詞、第5曲 地名の部分が省かれている。
 『Mein Gott.betrueb ist meine Seele in mir;
 darum gedenke ich an dich!
 Deine Fluten rauschen doher.
 doss hier eine Tiefe und dort eine Tiefe brausen;
 alls deine Wasserwogen und Wellen geh'n ueber mich.J

日本聖書教会の翻訳
 (ルターの翻訳参照しながら原典にも触れ神学的考察を踏まえて訳されているらしい)
 『わが魂はわたしのうちにうなだれる。
 それで、わたしはヨルダンの地から、またヘルモンから、
 ミザルの山からあなたを思い起こす。
 あなたの大滝の響きによって淵々呼びこたえ、
 あなたの波、あなたの大波は
 ことごとくわたしの上を越えていった。j

第6曲目中ごろに
 『わたしはわが岩なる神に言う』『l will say
unto God my rock』
という一節があるが、メンデルスゾーンの歌にはかわりに、前節にあり、何度か繰返され
る節が入っている。
 『Mein Gott,betruebt ist meine Seele in mir:』

次の一節が抜けている。
 『わたしのあだは骨も砕けるばかりにわたしをののしり、
 ひねもすわたしにむかって「おまえの神はどこにいるのか」と言う。j

第7曲目
最後に一節が付け加えられている。
 『Preis sai dem Herrn, dem Gott Israels, von nun an bis in Ewigkeit!』

です。
もし、勝手にメンデルスゾーンがメロディのつけ方的に不具合があり歌詞をカットしたのなら、その確証を得たいですし、逆に当時の聖書の中には、そのようなカット版(もしくは追加版)が出回っていたのかどうか、など、詳しく知りたく思います。もし、直接その事情にお詳しくなくても、その調べ方などをお知りであれば教えていただく思います。
ちなみに、現代の作曲家は、詞を比較的自由に割愛したりしますし、バッハの受難曲でもそうでしょう。ただ、メンデルスゾーンの気持ちを知りたいのです。

補足日時:2009/11/11 00:36
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