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冨樫義博さんのハンター×ハンターの凄さがイマイチわかりません。

ハンター試験、空中闘技場、幻影旅団編など、それぞれ最初はワクワクしましたが、
盛り上がりが持続しないまま、尻すぼみで終わってる気がします。
現在進行中のキメラアント編も、25巻あたりの突入時にはワクワクしましたが、盛り上がりが持続していない気がします。

個人的には人間ドラマ、アクション、テーマ性などいろんな面でも傑出しているようには見えません。
(嫌いなら読むな、とかの意見は勘弁してください。嫌いではないです。)

ですが、熱狂的なファンが多く、比較的、眼が肥えた読者に支持されているのも事実です。
私がこの作品の価値を見落としているだけかもしれません。
ハンターハンターのどこがそんなに他の漫画に比べて優れているのでしょうか。
教えてください。

A 回答 (4件)

読んでいないから詳細は不明ですが、これだけ休載が多いのに


集英社から打ち切られないという事実は賞賛に値する。
まあ、他の作家陣が頼りないと言えばそれまでですが。
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この回答へのお礼

うーん。。できるだけ作品の内容に関しての回答をお願いします。

お礼日時:2009/12/30 08:40

基本的に、面白いつまらないというのは個人の主観によるものなので


わからなかったならそれはそれでいいんじゃないかと思うのですが
個人的にハンターの優れた点をあげるとするならば

まずは念というシステム。
ジャンプ作品では気、チャクラ、覇気、畏れ、様々な概念の力が登場しますが
これをまとめあげ、体系化した念という概念の完成度が素晴らしい。
そういった能力の全てを「念における○○系」と分類出来るほどです。
(ついでに言うと、わざとらしくなく自然な流れの中で
その解説をした構成の上手さも評価して良いと思います)
また、戦闘がその応用で繰り広げられる点。
安易な作品では、ピンチになったら精神論でパワーアップして敵を撃破なんて
展開がよく見られますが、ハンターにおいては基本的に「能力の範囲」で
敵をどう倒すかという戦いが描かれています。
これが結果として先が読めない展開に繋がっています。

後は単純に構図、画力を含めた演出力。
コマ割はジャンプ作品の中でもトップクラスだと思いますよ。
その演出によって、例えば強者がちゃんと強者として描かれる。
敵が強ければ当然そこに緊張感が生まれる。
そんなの当たり前だと思いそうなところですが、それが出来ない作品はかなり多いのです。
ハンターは単純に漫画としての完成度が非常に高いです。
絵は雑な部分もありますが、内容の点では。
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この回答へのお礼

ハンターハンターを褒めるときに戦略的戦闘がよく引き合いに出されますが、
私にはハンターハンターがその面で突出してるとは思えないのです。
冨樫さんは“戦略めいたもの”を描くのは上手ですが、それはただ心理を細かく描写してるだけで、
読者の予想を超えてくるような仕掛けは多くありません。

たしかに念能力も最初の頃は新鮮で面白かったです。
でも念能力を戦略的に扱った中で一番スリリングだった戦いはヒソカ対カストロです。

クラピカの鎖の能力の設定はよかったのですが、物語のクライマックスに昇華されることなく尻すぼみに終わりました。
主人公のゴンやキルアの念能力はうまく使われていません。
(おお!その能力をそう使うか!みたいな驚きがありませんでした。)

巻が進むごとに、念能力を扱った戦略性が薄れています。
現在進行形のキメラアント編ではインフレ化が進み、結局、会長VS王のインフレバトルが一番盛り上がっているのでは?

画面演出(コマ割り、画力)に関しても、ワンピース、ナルト、ブリーチなどのジャンプのメイン作品には及んでいないのでは。
ジャンプ以外でもっとうまい作家はたくさんいますし。

>強者がちゃんと強者として描かれる。

それは確かにそうですね。なるほど、と思いました。
ゴンやキルアがキメラアントの王に太刀打ちできなそうですもんね。
他の少年漫画はそういった緊張感は薄いですし。

お礼日時:2009/12/31 00:48

伏線を回収する時や、物語をちゃんとした完結に持ち込む事を「風呂敷を畳む」とよく言います。



このマンガは「14歳/楳図かずお」と同じように、そのアイディアを楽しむマンガだと割り切っています。
元々風呂敷が畳めないのと、作者の才能がアイディアの捻出にに向かっているので、それを楽しめれば良いのかと。
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この回答へのお礼

なるほど!

こういう新しいものの見方を提示してくれる回答を待ってました。
言われみればそうですね。

14歳とは表面的な印象は違いますが、作品の根幹の部分では似ていると思います。
両者ともアイデアの豊富さという意味では他の漫画を圧倒してますしね。
たいへん参考になりました。

お礼日時:2009/12/31 06:40

>画面演出(コマ割り、画力)に関しても、ワンピース、ナルト、ブリーチなどのジャンプのメイン作品には及んでいないのでは。



いいえ、ハンターは全体としてはジャンプでジャンプでトップクラスですよ。
バトルシーンだけを比較すればブリーチなんかのほうが
迫力があるかもしれませんが、
ちょっとした間の取り方でキャラクターの感情を描くセンスは
他の看板作品と比べてもハンターが頭ひとつ抜けています。
少なくとも今のナルトなどは論外です。

そもそも、漫画の面白さというのはわかるかわからないかの2つしか無く、
わからない人にはいくら説明してもわからないのです。
あなたが大嫌いな食べ物があったとして、
それがどんなに美味しいかを誰かに説明されたとしても
それが好きになることは無いですよね?漫画も同じなのです。

ハンターの面白さというのは、誰に聞いた所で
魅力的なキャラクター、練られた設定、先の読めない展開、
効果的な演出、これくらいしか出てこないと思いますよ。
それを聞いて、あなたがいや、そうは思わないと言うのなら
あなたの中ではそうなのでしょうとしか。
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この回答へのお礼

>ちょっとした間の取り方でキャラクターの感情を描くセンスは
>他の看板作品と比べてもハンターが頭ひとつ抜けています。


すいません。ちょっと大げさな表現だったかもしれませんね。
確かに細かい心理描写に関してはその中で一番ですね。でも、心理描写が細かいだけならたいしたことないのでは。

青山剛昌、新井英樹、荒木飛呂彦、板垣退助、井上雄彦、浦沢直樹、福本伸行、藤田和日郎、山口貴由、、etc

例えば彼らのように、心理描写のオリジナル性が、冨樫さんの漫画から伝わってきません。
その作家特有の文体というかリズム感は、その作家やその作品にとっての必然性から生まれます。

冨樫さんは“ハンター×ハンター”にもっとも最適な心理描写、ひいては演出法を生み出しきれていないのでは。
あるシーンでは井上雄彦風、このシーンは荒木飛呂彦風、または山口貴由風、というたような、
その場しのぎのパッチワークにしか見えません。
(そのパッチワーク性が高いレベルで調和しているのならいいのですが、そうともいえません)

それならアクションの迫力、スタイリッシュさを追求した久保帯人、漫画らしさ、躍動感を追求した尾田栄一郎、
アニメ的動画っぽさ、厳格性を追求した岸本斉史のほうが演出面ではベターなのではないか、と思っています。

>先の読めない展開

なるほど、演出どうこうというより、単純に先が読めないから気になるということですか。
確かに先の読めない状況をつくりだす技術は特筆に値します。
でも予想の上をいくことは少なく、結局尻すぼみの方が多い気もします。

反対意見ばかり言ってファンのかたは気をわるくしたらすいません。
私は、冨樫さんのことを貶したいわけではありません。どちらかと言えば好きな部類の作家です。
ちゃんと連載を追ってますし、それなりに楽しく読ませていただいてます。
ちゃんと読んでる上での、正直な意見なのです。
だからこそどこがそんなに評価されているのか知りたいのです。

まだ気付いていない魅力に気づかせてくれるような回答に期待します。

お礼日時:2009/12/31 06:29

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