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「インフレーション」「デフレーション」「スタグフレーション」の要因についてお聞きします。

(1)「インフレーション(=インフレ)」と「デフレーション(=デフレ)」の意味は分かりますが、何が要因でどうして起こるのでしょうか?
(2)「デフレスパイラル」と言うのはデフレーションと同義語なんですか?
(3)「スタグフレーション」と言うのは意味は分かりますが、どういう要因で起こるのですか?
(4)このインフレやデフレは「景気の波」とは何か関係あるのですか?「景気の波」はあくまで経済学術上の話ですか?

高等学校の公民科「現代社会」や「政治・経済」の授業で触れるという立場からの回答ですとさらに有難いです。

A 回答 (2件)

(1)まずインフレの要因について。

(1)
 需要インフレ。別名ディマンドプルインフレ。インフレは行き過ぎた需要によって発生する。といわれても全然分かりませんよね。まず需要と供給では需要のほうが変化しやすいという事をおさえてください。供給はすぐには増やせませんよね。人はすぐに調節できるけれど、工場等の固定資本は調節が難しいです。また野菜もいきなり、よし今年は去年の倍作るぞ!と言うわけにはいきません。しかし需要は人々の気分、ブームなどもありますし、理論上、貯金など考えなければ結構増やせますよね。需要が供給のスピードよりも増えた場合、つまり物が生産速度以上に売れた場合、少ない製品に多くの人が欲しいと詰め掛ける事になります。そうすると需要と供給のバランスを調節するために値段が上がります。人々が需要を増やす要因は好景気、ブーム等あります。
 (2)賃金インフレ。(1)需要インフレ=ディマンドプルインフレと似てますが人々の需要増加が給料の増加が原因の場合、賃金インフレと言う。(1)との関連。
 (3)生産要素、つまり土地、人、資本(工場など)が不足する事によって起こるインフレを特にボトルネックインフレと言いいます。物が作れない→供給が下がる→相対的に需要が増える→・・・→インフレ
 (4)紙幣の過剰供給。中央銀行が発行する日本銀行券(つまりお札です)が過剰に発行されるとインフレになります。簡単に言うとお札の価値が下がるからです。そうです、お金の価値は変わるのです。想像してみてください。日本人全員が等しく今までの100倍のお金を持ったとしたら。お金の良が増えても別に資産(具体的に家とか車とかパソコンとかをイメージすると分かりやすいです)が増えてるわけでないので金持ちは金持ちだし、貧乏人は貧乏なままですよね。では一万円の価値はどうなっているのでしょう。今では一万円なんて簡単に手に入るので価値は無いです。実を言うとこれ単純な需要と供給のバランスの問題なのです。お金の良が増える→供給が増える&需要は別に増えていない→供給が多いものの価値は下がるです。本題に戻ります。さて今では一万円にほとんど価値が無いので一万円の宝石は一万円じゃ売ってくれません。じゃあいくらかって言うと100万円でしょうね。つまり紙幣が増える→供給が増える→紙幣の価値が減る→紙幣の価値が減ったので商品を渡すにはより多くの紙幣をもらわないと渡せない→値段が高くなる=インフレです。
 (5)信用インフレ。銀行はお金貸す事によってその利子でもうけています。しかしあまりいい加減な企業、人にお金を貸すと(企業が倒産したりして)お金が返ってこない場合があります。つまり銀行は簡単にお金を貸してくれません。しかし銀行がお金を貸しすぎた場合そのお金が株や土地に流れる事があります。ここで言う流れるというのは人々が株や土地などの価値の変動を利用して儲けるために株や土地を買いあさる事を言います。そうすると皆が株や土地を買うので需要が増え、株や土地などの値段が上がります。バブルのときはこの状態でした。一般価格とは違い土地や株の価値が上がる場合資産インフレと言う場合があります。
 (6)まあ日本ではちょっと考えられない事ですが、円安によって輸入が増えすぎた場合日本国内に品物があまりなくなります。供給が少なくなるので物の値段が上がります。
 (7)次はありえます。同じ円安です。円安=円の価値が低い=同じ量の原料を買うのにより多くの円が必要=日本から見れば原料の値段が上がった=原料が高いのでその分製品の値段も上げなきゃ採算が取れない=インフレと言う流れです。
 (8)コストプッシュインフレ。簡単に言うと社員が給料上げてくれ=給料と言う会社からみれば費用が増える=製品の値段上げないと採算が取れない=インフレ。
 次にデフレについて。デフレは行き過ぎたインフレを直すためにいろいろやるけどやりすぎちゃってインフレになるというイメージが分かりやすいです。
 (1)需要インフレ=供給より需要が多い→物が沢山売れている→作れば売れる→新しく工場建てよう、人も雇おう→供給増える→需要よりも供給が増える→物の値段が下がる=デフレ。続き→値段も下がってきたし物も売れなくなって在庫が増えてしまった→しかし作った工場はすぐには調節でき無い。さらに派遣はすぐ切れるけれど正社員はすぐに首切れない。
 (2)信用インフレ→バブル崩壊(100%崩壊するわけではありません)→皆株や土地への投資に慎重になる→需要が無くなる→価格が下がる→デフレ。デフレに関しては(1)が多いですかね。
 (2)デフレとデフレスパイラルの違い。デフレは物価が下がり続ける事。デフレスパイラルは物価が下がる続けること+景気の悪化です。
 すみません(3)はちょっと分かりません。すみません勉強不足です。でもたぶんインフレの原因の中には景気の良し悪しに関係ないもの、例えば紙幣の過剰供給など、もありますので不景気とそのようなインフレの原因が重なるだけだと思います。つまり不景気、とインフレには必ずしも関係してない場合があり、タイミングが重なった。でも詳しい事はわかりません。だれか詳しい方、代わりに回答していただけないでしょうか?
 (4)場合によると思います。つまりインフレやデフレにも種類があり、景気の波と関係している場合もあるし無い場合もある。関係している場合の一例をあげておきます。景気が良くなる→需要が増える→需要インフレ。さらに、需要インフレ→需要が多い→作れば売れる→工場、人員増して生産を増やす→いずれは需要より供給が増える→値段が下がる→値段が下がるので儲からない+需要より供給が多いので在庫が増えてしまった+工場や人員は増やしたけれど簡単には減らせない+でも給料や維持費はかかる+一部の人間はリストラ→社会不安=消費よりも貯蓄してリストラなどに備えなければ→消費減る→不景気。逆に紙幣の過剰供給によるインフレは景気とは関係なさそうですね。
 あと「景気の波学術上の話ですか?」の意味が良くわからないのですが。これは景気の波は経済の波は経済理論だけの話で実際には起こらないという意味ですか。もしそうならそんなことありませんよ。景気の波(循環)はあります。こちらも(1)在庫による景気循環。在庫が増えると生産を控える→人員減らす→不景気。在庫がなくなる→人を雇う→皆給料万歳→好景気みたいな流れですね。(2)住宅などが大きな買い物も数十年単位で必ず買い替えが必要→好景気。(3)何十年と言う周期でたまに技術革新が行われ景気に良い影響を与える。などいくつか原因があります。
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この回答へのお礼

長い回答いただき有難うございます。ちょっと分かりにくいですが、よく読んでみます。

お礼日時:2010/01/09 09:48

すみません。

先ほどの投稿に誤りがありました。
(6)まあ日本ではちょっと考えられない事ですが、円安によって【輸入】が増えすぎた場合日本国内に品物があまりなくなります。供給が少なくなるので物の値段が上がります。
の部分の【輸入】は【輸出】の誤りです。正しい文章は↓
6)まあ日本ではちょっと考えられない事ですが、円安によって【輸出】が増えすぎた場合日本国内に品物があまりなくなります。供給が少なくなるので物の値段が上がります。
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この回答へのお礼

訂正ですね?了解しました。

お礼日時:2010/01/09 09:49

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