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チョムスキーの不偏(?)言語ってなんですか?

A 回答 (2件)

チョムスキーの普遍(←ですよね?)言語とは、アメリカの言語学者、ノーム・チョムスキーが提唱した概念です。


世界中の言語の文法体系をつぶさに検証すると、その品詞構造は、表面上は大きく異なっているように見えて、どれも驚くほど共通した基盤の上に成り立っている、というのがチョムスキーの考えです。たとえばどの言語も名詞や動詞といった機能語を持っていることなど。このことと、幼児が複雑な文法体系を無意識に修得し、言葉をしゃべるようになるという事実から、人間の脳は、もともと生得的に共通な言語能力を持っているのだ、という仮説をチョムスキーは導きました。この、人間の頭脳の仕組みそのものに由来する、普遍的な言語の性質を普遍言語と呼びます。
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「不偏言語」ではなくて「普遍文法」ですね。



チョムスキーは1928年生まれのアメリカの言語学者で,1957年以来,「生成文法」という文法理論をほぼ1人で引っ張ってきた人です。生成文法は10年おきくらいに理論が大幅に変更されたりするので私も詳しくついていけていませんが,とりあえず,生成文法で一貫して追究されているのが「普遍文法」だとはいえます。

人間が生まれてコトバを身につけていくとき,全く何もないところから1つずつ覚えていくのではなく,生まれつき頭の中には人間言語に共通する普遍的な構造のようなものが備わっていて,それが日本語なら日本語,英語なら英語という現実の言語に触れることによって日本語の文法,英語の文法として形作られていく,という仕組みを生成文法では考えています。その「普遍的な文法」がどのような形をしているのかということを,個々の言語の文法の分析からあぶりだそうというわけです。

『生成文法がわかる本』(研究社)という本はそのあたり大まかなことが平易に書かれています。ご興味がおありなら一読されては?
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