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不可解な現象が起きて困っています。

熱硬化性樹脂を硬化させた後、常温に戻し、その後
熱処理という作業を繰り返すと線膨張係数は
変化しますか?

A 回答 (3件)

No1です。


熱の本質は分子の振動です(それはいいですね?)。
外部から熱を与えられると、分子は激しく運動するようになり、分子1個が占有する体積が増加します。これを巨視的に見ると、「熱膨張」という挙動になります。

さて、気体の場合、与えた熱はほとんどそのまま分子の運動になりますので、非常に大きな熱膨張を示します。液体は分子間の相互作用を受けるため、気体ほどは膨張しません。固体は分子同士が強い相互作用(各種の結合)を受けているので、分子の運動が抑制され、巨視的な熱膨張が起こりにくくなります。

架橋密度が高くなると、分子の運動は抑制される方向に寄与しますので、熱を加えても膨張しにくくなります。
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架橋するということは樹脂同士が互いにつながれるということです。


たとえば、糸くずが樹脂としたら糸同士が互いに橋渡しされてつながるイメージです。
そうすると、樹脂が動きにくくなります。その結果、強度は上がりますが伸びは低下します。
そのため、線膨張係数は小さくなります。
ただし、樹脂の種類によっても架橋密度は異なるため、前の方が言われているように変わらないか小さくなるということになると思います。
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この回答へのお礼

なるほどー。ありがとうございます!
密度が上がるということは分子鎖が動きにくくなる
ということなんですね!

お礼日時:2003/06/06 10:24

架橋密度が増加するので、線膨張係数は若干小さくなると推測されます。

しかし、ある程度以上熱処理を繰り返すと、架橋密度の増加も止まるので、一定値になると思います。

この回答への補足

いつもいつもありがとうございます!
架橋密度が増加するとなぜ線膨張係数は小さくなるんですか?不勉強なもので原理がつかめません。

補足日時:2003/06/05 17:22
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